新しい時代のはぢまりだな
メリークリスマス
秋の競馬の大一番、有馬記念
今にも降り出しそうな雪雲が中山競馬場を覆っていた
最近、馬券の売れ行きが芳しくないと言う。
携帯ゲームであったり他の余暇であったり、理由は様々。
しかし、今年の有馬記念は面白い面子が集まった。
中山にも8万人集まったのだ。
やはり人を呼べる馬が集まれば、自然と競馬場にファンは戻ってくるのだ
人気は今年の夢を作った三冠馬オルフェーヴルとJCで勝利し、古馬現役最強と言われるブエナビスタの初対決、続いて秋天をレコード勝利しJCをブエナに迫ったトーセンジョーダン、ドバイで勝利し凱旋したヴィクトワールピサ、宝塚勝利の春グランプリ馬、アーネストリー。昨年のダービー馬、エイシンフラッシュ
書いているだけでもワクワクする面子だった
下見、ヴィクトワールピサが+12kgで太目。他はさすがに、この大一番に合わせて調整してきた。トーセンジョーダン、ジャガーメイルがイラつき。ブエナビスタはよそ見したり落ち着きがない。しかし、ここに出てくる馬、どれもこれも一癖も二癖も違う。
狭い中山のパドックが人いきれで溢れていた。
本馬場入、池添騎手を乗せた途端、オルフェーヴルの気合いが入る。他にもヒルノダムール、トーセンジョーダンは相変わらず荒れ気味
今年、最後のG1ファンファーレ
ゲートが開く。先頭を行くのは、前宣言通り、アーネストリー。続いてヴィクトワールピサ。オルフェーヴルは後方待機。ブエナビスタは中段待機。その状態でスタンド前の大観衆を受ける。オルフェーヴルの行く気が増すが、ナダメすかす鞍上。
向こう流しも、この流れで行くのかと思いきや、我慢しきれずオルフェーヴルが上がってゆく。窮屈なウチを抜けて外に出したらかかったよう。
「うぁ、仕掛けが早すぎだろ。池添」
まぁ、ペースがスロー過ぎたので我慢でけへんかったんだろう。
3角、4角動きが激しい。先行馬はオルフェーヴルが来る前に前に出ようと必死だ。
ウチのアーネストリーが前へ動くが脱落。
「え”-、お前、ここで落ちるか。」
変わって伸びたのが昨年のダービー馬エイシンフラッシュ
「おし、お前が1着でもええど」
外から凄い勢いでオルフェーヴルが上がってきた。一瞬のうちにエイシンを抜き去る。
エイシンも追いすがる。そしてそれを捉えようとトゥザグローリーが最後の伸び。
しかしオルフェーヴルの姿を捉えることは敵わなかった。
三冠馬が勝利したぜ。ここ最近ずっと古馬戦線では牝馬のブエナの最強伝説が続いていた。ファンの中では忸怩たる想いを抱いていたに違いない。女が強い時代と言えど、力の世界でも負けてしまうのは情けない。
さて、これで今年もG1全レースが終わった。
何だかんだ言っても三冠馬が出たことと、その三冠馬がきっちり最後に古馬に印籠を渡したのが良かったことだな。これで来年に繋がったんでないか。やっと古馬牡馬の大将格が出てきたってもんだからな。ブエナもすげー競走馬成績だった。立派なもん。
さぁて歴史は巡る。
来年、牝馬三冠を取ったジョワドヴィーヴルが有馬で姉の敵討ち。なーんてことが起きたら面白いなーんてね。おっと来年のこと言ったら鬼が笑うか。
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