3年ぶりなのか
先週の衝撃的なディープインパクトの勝利の興奮もさめやらぬ東京競馬場。
今週も好天に恵まれた馬場で国際G1である安田記念が行われた。
オークス、ダービーと抜きん出た人気馬のグリグリマークの競馬から打って変わって、今週は混戦・乱戦、群雄割拠のG1戦となった。
やっぱり、ヒーロー、ヒロインが誕生するレースも良いけど、やっぱりこんな混戦レースも競馬ファンにとって楽しみなレースなのだ。腕が鳴るレースだし波乱が容易に予想できる。競馬は浪漫だけではなく博打なのだ。
混戦を示すかのように、1番人気も刻一刻と変わった。当初、皐月賞馬のダイワメジャーがトップに来ていたがレース直前となりマイルCS馬のテレグノシスが1番人気と変わる。
「ま、誰も彼もわかんないんよね。今回ばっかりは。」
他にも桜花賞馬ダンスインザムード、秋華賞馬スィーブトウショウ、高松宮記念馬アドマイヤマックスとバラエティに富んだメンバー構成。自然とオッズもバラエティに富む。予想のし甲斐のあるレース。
そして、今年の安田記念は、また別の一面もあった。香港競馬VS日本競馬の闘い。
香港にて17戦連勝記録を挙げて来たサイレントウィットネス。そして、その連勝記録に土をつけたブリッシュラック。言わば香港のディープインパクトがやってきたとも言える面子。香港では日本のコスモバルクが叩きのめされていたので、それを迎え撃つ形での雪辱戦。自然と日本びいきの応援となる。
下見所
香港の常勝馬がどんな馬かが気になり、真っ先に目が行く。馬体重550kg。しかも輸送で22kgの減だそうだ。見るからに幅広の筋肉質の馬体。迫力がある。往年のヒシアケボノを見るようだった。
一方のブリッシュラックを見るとブリンカーを付け、チャカ付き気味。こちらは言うほどでもなく日本馬と比較しても遜色ない面構え。2頭共に気性の荒さを示すセン馬だ。
迎え撃つ日本勢、ダイワメジャーはアミ目隠しを付け、仮面ライダーの様相。
「G1馬ちゅー感じがしないなぁ。この馬」
人気を争っているテレグノシスもインパクトに欠ける表情を見せている。
そして、前走、京王杯のパドックでチャカつきにチャカついていたダンスインザムード、今日は多少落ち着いて見えた。
下見を見ていても、どの馬が勝利するのかわからないような状態は続いていた。
本馬場入り。
どの馬も歴戦のツワモノだけに、淡々と待避所に向かって行くのがわかる。香港馬のサイレントウィットネスは、さすがに迫力がある。ドスドスって感じで走って行く。
ワタシも、一応この馬を絡めた馬券としていた。
「頼むぜ。香港G1と言えどもG1なんやからフロックじゃねーところを見せてくれよ。」
中京での愛知杯で万券を逃す。1着3着だ。「くそ、やられた。」
そうこうするうちに、東京のレーススタート。
ファンファーレが鳴る。
突然、ファンファーレが止まった。
台にスターターが乗らずに始めてしまったようだ。
「おいおい、ダービーが終わったからって気が緩みすぎじゃねーか。」
再度、ファンファーレが最初からやり直され、各馬ゲート入り。
ゲートが開く。
先頭に飛び出したのが、ローエングリン、続いてユートピア、ダンスインザムード。
サイレントウィットネスはそれに続いている。
「もっとズバズバ最初から行くんじゃねーのか。」
1番人気のテレグノシスは、ドンケツからのスタート。
「こりゃダメだな。」
向こう流し、3角とサイレントウィットネスは好位置をキープしていた。
4角を廻り東京の長い直線に入る。
満を持してサイレントウィットネスが先頭に立つ。
「おっしゃ、これでもらった。」
しかし、後ろの方がからどんどん馬が迫ってくる。
追いかけてきたのが、アサクサデンエン。秋華賞馬のスィーブトウショウ。
「おいおいおいおい、香港常勝馬の実力はこの程度か。」
そして本当にあっさり追いぬかれた。
しかも2頭に...。
「くそっ、スィーブは余分だ。」
アサクサデンエンにおいては、デビュー24戦目にして初のG1チャレンジでの勝利。
香港馬の完全なる実力負けだ。あれだけ前が空いている好位置から直線での競り合いに入って、伸びを欠く内容。
アサクサデンエンのヤネ藤田がウィニングランを廻ってくる。
先週のディープの観衆すべての拍手とは全く違った静まり返ったスタンド。
多分、観客の希望は彼には無かったのだ。でも、それも勝負だ。
ぎこちなくガッツポーズを掲げる藤田
それもそのはず、3年ぶりのG1勝利だった。
「長かったなぁ藤田よ。それと同じぐらいワタシは君に騙されてきたよ...笑。」
今回もキチンと君からも買った。しかし、スィーブまで手を廻せへんかった。
君の3年ぶりの勝利も喜べないんだよ。スマソ。
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Comments
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Posted by: ■ スーパー競馬 ■ | 2005.06.23 at 16:22