久しぶりに面白い逃げ競馬を見た

2009/11/15(Sun)----エリザベス女王杯

寒くなり、周囲の紅葉も途端に色鮮やかになった京都淀競馬場
昨日の雨で緩んでいた芝も何とか乾いて良馬場となった。
今週はエリザベス女王杯。ユニオンジャックのフラッグがはためいていた。

 今年の話題はと言うと、秋華賞にて2着に滑り込んだものの斜行騎乗ということで降着となってしまった桜と樫の冠を獲ったブエナビスタだった。
騎手がキチンと乗っていれば牝馬三冠もと言われていたんで、今回は「乗り替り」になるんでないかと囁かれていたが、何ちゅうことはなくアンカツがカムバックしてきた。
 2番人気は、アンカツの騎乗停止の元となったブロードストリート。こちらも出てきているもんだから、因縁の勝負なんてことを語る輩もいた。

 そして、それに続いての人気がフランスから参戦してきたシャラナヤ。いつも思うのだが、こういう海外馬について、人気があるものと無いものが結構あるが、この人気はどうやって作られるのだろうなんて思っちゃったりする。多分、メディアによる焼付けも多大にあるんだろうななんて思う。
 続いて昨年のエリ女勝利馬リトルアマポーラ。まぁ、これは順当な人気かとは思う。

 他には一昨年、幻の勝利馬となったカワカミプリンセスもいたが、もう下り坂。こちらも妥当だろう。

下見所
ブエナビスタ。相変らずの良い馬体と気合。黄色いメンコが目立つ。外国馬のシャラポアでなかったシャラナヤは見るに小さい。
チェレブリタがチャカ付いている。ジェルミナルがツル首で気合十分な感じ。ムードインディゴは12kg増の発表。
テレビでは盛んにミクロコスモスの状態の良さを語っている。

「うあ、17番買ってるのにプラス体重かよ。ミクロは解説が武親父なんでリップサービスか。」
全体的に天気が悪いせいか。どの馬もどんよりとした感はした。

本馬場入り
ブエナビスタは少しばかり荒れて入った。シャラナヤは走りが重いような感じがする。ミクロコスモスは、軽やかに駆けてゆく。この時やっとテレビで良さを言っていたのがわかった。ブエナについては、待避所についてやっと落ち着いた感じ。

時間となり、スタンド近くのスタート地点へ各馬近づいてゆく。下手なファンファーレが鳴る。各馬問題なくゲートへ入る。

ゲートオープン
ミクロコスモスがゲートの中でバタバタした分、出遅れた感じとなる。これで武豊得意の溜め殺し位置決定。
先頭を取ったのが、7番クィーンスプマンテ。続いて11番ティエムプリキュア
ブエナビスタは、後方から3番手に控える。今回も後から行くパターンとなった。F田との確執から楽しみな展開だ。

先頭が2頭となったことで、逃げの展開がスムーズに動いていった。向う流し段階で、先頭との間隔が20馬身以上離れる。
その中でも、かっての名牝カワカミプリンセスが動き出す。見た感じ馬を御せなくなって仕方なしに順位を上げたようにも見えた。

この時、後続のどの騎手も、スタンドも気楽に考えていたことだろう。奴らは必ず落ちてくると...。
しかしながら、先頭が4角に届いても距離はそんなに縮まっていなかった。そこで慌てる後続の面々。

ブエナ鞍上のアンカツ、今回は外に持ち出して迎撃態勢に入る。
馬群内側を見て、何か叫んでいるように見えた。「俺は邪魔してねーからな」とか、それとも「間に合わねーぞ、おまいら」と言っていたのか。わからない。
ただ結果的にその動作も余計だった。

凄い鬼脚(JRAでは上り32.9S)で追いすがったブエナビスタ
しかしながら、時すでに遅きだった。先頭を駆けていた2頭にまんまと逃げ切られてしまった。

4角を廻った時点で、3秒離れていたと後で放送していた。
 一般的に1ハロン12秒程度といわれる。と言うことは50m以上離れていたということだ。こりゃ辛い。

 それにしても、久しぶりに楽しい逃げ競馬を見た。逃げ戦法は、滅茶苦茶怖いと言われる。後からの馬の足音が聞こえてきて、いつ飲まれてしまうのかと恐怖に怯えながら耐えなければならない。今回、一人旅でなかった分、鞍上の田中博は楽に逃げられたのだろう。久しぶりにコンビを組んだ熊沢プリキュアがいたから、うまいペース配分が出来たのではないだろか。勝利騎手インタビューでも、プリキュアの存在について上手く語っていた。

 勝利した田中博康騎手。今年、やっと重賞1勝挙げた4年目23歳が、まんまと初G1をかっさらった。家族の方はさぞかし喜んでいることだろう。真面目なインタビューも好印象だった。菊の3年目の浜中といい、やはり真摯に努力している奴らの元に勝利の女神は微笑む。チョリースや木刀や姉さんすぎカップルをはじめとして関東騎手は世間を舐めた人間が多いと思っていたが、こんなおぼこい騎手もいたと初めて知った

 でも、サニーブライアンの大西みたいにならんようにね。今回の勝利は多大な流れ有利な面もあったんだから...。

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ありゃ出られない罠

2009/11/01(Sun)----天皇賞秋

季節はもう冬に足を踏み入れた11月
秋の天皇賞が東京競馬場で行われた
大阪では雨が強烈に降ってた昼下がりの午後
テレビを付ける。
我が家もやっと地上デジタルテレビを購入した。
やっぱり、滅茶苦茶キレイだぜ。
芝生が競馬場で見るように緑だ。
そしてそれにも増してうれしいのは、BSハイビジョンで競馬放送が見えること。
うっとうしいフジテレビのバラエティのような競馬中継を見なくてすむこと。
見ているだけでイライラするのだ。

さて今年の天皇賞秋だ。
出走馬の半分、9頭がG1馬とかってない豪華な面子
その中でも人気を集めたのが、牝馬にしてダービー馬でありG1を6勝して、もう既に名牝の名を欲しいままにしているウォッカの出走だった。
断然の1番人気だった。続いての人気は途中までは昨年の菊花賞馬オウケンブルースリだった。その人気が時とともに揺れ動いていた。上り馬のシンゲンが支持率をひっくり返していた。

「何で、この重賞勝ち程度の馬が2番人気なんだ。他にG1馬が沢山いてるのに、コイツに馬券集めるなんてできやしないだろ。こりゃ危険な人気馬やな。」

てな感じで受け止めていた。

下見所
ウォッカは落ち着いていて踏み込みも問題ない。さすがと言う感じだった。
オウケンはというとアタマが高く。入れ込んでいる。急な人気を集めたシンゲン。こちらはメンコ+シャドーロールを付けているだけに泡ふいたり、チャカ付いて、見るからに貫禄はない。宝塚馬のドリームジャーニーは気性故かチャカ付いてる。また菊花賞馬アサクサキングスは歩様の中でガクッとなったのが気がかり。踏み込みが良さそうだったのが、カンパニーとエイシンデピュティ。さすが年季が入っている。
JC馬のスクリーンヒーローは、12kg増でハラポテな感じがして切った。

本馬場入り
コスモバルクとヤマニンキングリーが先行入り
他馬は順々に入ってゆくが、ウォッカが勿体つけて最後に馬場入りした。1番人気プレミアムなのか。パフォーマンスなのか、スタンドの前を2人引きで悠々と歩ませる。

「武ちゃんは、いっつも人気を背負った馬をパフォーマンスするんだけど、どうなんだろ。これって本当に為になってるのか。」

待避所で輪乗りが終わって各馬ゲート前へ
さすがにここまで来る馬は、ファンファーレが鳴っても動揺する馬がいない。スムーズにゲートに入る。
ゲートが開く。
先頭を行ったのが、エイシンデピュティ。すぐにコーナーが迫る東京二千なので、あわただしく前へ行く戸崎。続いてキャプテントゥーレ、スクリーンヒーロー、マツリダゴッホ、オウケン。
人気のウォッカは後方待機の態勢。ヴィクトリアや毎日王冠で見せた前目の競馬とは作戦を変えてきた。その近くにはドリームジャーニーなど終い勝負の面々

向う流しと3角、4角はそのままの流れで進んだ。
各馬、直線を向いた。
前目に残っていたエイシンやキャプテンが吸収されてゆく。前に残れたスクリーンヒーローと早めに前に出られたカンパニーが先頭争いを始める。
一方のウォッカ。ずっとウチにいて出る隙を狙っていたが、前が壁になって出られない。
やっとカンパニーがこじあけた後に出るのがやっとだった。それからウチに振って、追撃態勢に入った。この2サイクルの動きで完全に後手に廻った武。ムチを必死に入れるも、後の祭りだった。差せそうだったスクリーンヒーローにも届かなかった。

1着となったカンパニー。8歳にして掴んだG1馬の称号。凄い。昔なら9歳だ(もう良いってか。)重賞では良い勝ち方をして期待を集めるものの、G1戦ではいつも沈んでた。
そんな馬がやっと秋の盾をつかんだ。

今回は武の不甲斐ない騎乗に助けられた感も少なくはない。
しかしながら、前哨戦である毎日王冠では先行したウォッカを差した。そして今回は早めに抜け出ての逃げ勝ち。実力は認めるべきでないか。

勝利したヨコテン。どうしちまったんだ。ダービージョッキーになってから確変したのか。
外国人騎手の真似で、うれしそうに馬から飛び降りるヨコテンだった。

あんまりはしゃぎすぎて、そげに良いことが続くと、後のしっぺがえしが来るぞ。
前厄なんだからさ。おぬし!

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混戦を制したのは

2009/10/25(Sun)----菊花賞

野球・チャンピオンシリーズは楽天と中日が負け、リーグ戦の優勝者巨人と日ハムで決まった。まぁ、これでうまく納まったって感じだろう。

牡馬クラッシック3冠の最後の菊花賞が、淀競馬場で行われた。
今週は、日曜に関わらず仕事だった。
んで、家へ帰ってきてから、ブルーレイディスク録画を見た。そう、とうとう我が家も地デジテレビを購入したのだ。やはりデジタルで見る馬場は本当に綺麗だ。

今年の牡馬、ダービー馬のロジユニバースは出走してないし、皐月賞馬のアンライバルドはダービー12着と不調の中、どいつもこいつも中途半端で絶対的な存在がいない。

そんな中、1番人気を得たのが、リーチザクラウン。クラッシックが始まった当初は3強なぞと言われていたが、これまでの2冠については鳴かず飛ばず。大いにヤネ人気の危険な人気馬となってた。続いてはトライアル二四でレコードをたたき出したイコピコ、続いてやっと皐月馬のアンライバルト。
先週の秋華賞が、牝馬3冠誕生から、2着馬降着となってしまって何だかなレースとなったんで、今週こそ絶大的なスター誕生かなんて期待をしていた。

下見所
リーチザクラウンはとんでもなく発汗している。皐月馬、アンライバルドは、いつもながらチャカ付いていた。イコピコ、セイウンワンダーは気合が入っていて中々のもの

「うーん、リーチの汗も気になるが、アンライバルドのチャカ付きはダメな気がする。」

本馬場入り
リーチ、アンライバルド、キングバンブーが先入り。
他については何となく入っていく感じ。絶大的な馬がいないのは、こんなところにも感じられる。まぁ個人の受け取り方なんだろうけどね。

そしてファンファーレ
リーチがゲート入りを多少嫌がるものの入る。三冠最後ぐらいになると、こんなもの。
ゲートが開く
最初、スリーロールズ、イグゼキュティヴが出るものの、先頭を狙っていったのがリーチ。
そのまま先頭へ、スタンド前になると差をどんどん拡げていった。
スタンド前を一回通るシーン、この菊のレースは中々の見もの。
向う流しでも、逃げの態勢をしっかりキープ。さすがに長いレースなんで、抑えが効かない馬もいた。中でも2番秋山、4番幸四郎の抑え方は最悪。殆ど立ち上がって馬を抑えていた。
「これじゃ、ダメだ。幸四郎は何してんだろね。」
3角で各馬動き出す。先頭のリーチは青色吐息
人気所が抜け出そうとしている中で、先に前へ出たのが、スリーロールス。続いて父ダンス×母エアグルーヴの超良血フォゲッタブル
スリーロールスが前を交そうとした際、思いっきり外へよれた。
「うあ、これは斜行でねぇんか。先週のアレよりわかりやすいんでねーか。」

てなことを考えていたら、スリーロールスが勝利していた。
騎手がガッツポーズしてた。

勝利ワンツーがダンスインザダーク産駒。出走はマンハッタンカフェ産駒が多いだけに、実績的にはダンス産駒に軍配が上がる。ま、どっちもサンデー系統なんでアレだが、長距離的には、この筋が売れ筋になるんでないかと思った。

勝利した浜中騎手、3年目で重賞1勝の新人に近いのだが、勝利騎手インタビューでは好感の持てるものだった。勝利の瞬間のガッツポーズから、もっとチャラチャラしているかと思ったが、きちんとスタッフにもファンにも感謝の気持ちや心配りがされていた。

やっぱり、勝利は自分だけで成しえないものなのだ。

チョリース松岡や口だけルーキー三浦に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい気分がした。

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歴史的名勝負が...

2009/10/18(Sun)----秋華賞

 楽天がチャンピオンシリーズの1巡目を勝ち、パリーグの最終決戦まで持ち込んだ。野村監督が解雇されると言う。一体、誰に変えようとしているのか。連敗軍団をこれだけの位置まで持ってきた指揮官をなぜにと言うのが巷の感想だろう。まぁ、どちらにしろ、次の監督になる人間にはイバラの道だろう。当たり前だ。

 さて競馬だ。今年も牡馬が小粒で、牝馬の出来が良かった3歳クラッシック戦線。牝馬の方は何だかんだ言って3冠達成まで来てしまった。牝馬の3冠馬はメジロラモーヌ、スティルインラヴの2頭しかいない。史上3頭目の牝馬3冠馬が生まれるのではと、巷の期待は高まっていた。
またライバルのレッドディザイア。桜花賞、オークスと惜敗で、今回こそと陣営は意気込んでいただろう。
 前日の夜に激しい雨が降った京都淀競馬場だったが、秋華賞の当日は秋の気持ち良い晴空が拡がっていた。開催間近なので、芝も思うほど傷んでいなくて、絶好の競馬日和。

下見所
人気のブエナビスタは相変らず物に動じない雰囲気を醸し出していた。ライバルのレッドの方は14kgの減。これを絞ってきたと見るか。ガレすぎと見るかは判断が難しい。しかしながら、他馬と比較しても一際デカイ馬体には余裕が見て取れた
 他は牝馬だけに、チャカ付き、イラつく馬が多々いた。下見を見るかぎり、ブエナビスタの鉄板が伺われる内容だった。

本馬場入り
必死に馬を落ち着かせようとしてる四位の姿が印象的。一方のブエナビスタは被っていたメンコを外してなお、余裕の風体。対照的だった。オークスで放馬して、皆の批判を浴びたワイドサファイアは先行入りだ。
「今回は頼むぜ岩田よ。前回のオークスの無効馬券の分を頑張ってくれよ。」

秋華賞のスタートはスタンド前。ファンファーレが鳴る。スタンドの手拍子にチャカ付く馬もいる。ブエナビスタは落ち着いている。デリキットピースが入って準備完了。ゲートが開いた。
うまく出たのがデリキットピースとクーデグレイス。そのまま行くかと思いきや、先頭に立ったのがヴィーヴァヴォトカ、ワイドサファイア、クーデグレイス。
 人気所の2頭は中段だ。ブエナはレッドディザイアの動向を見つつの道中。位置取り的には最高の出だし。後方には武ミクロコスモス、ハシッテホシーノ。
「ハシッテホシーノは糞位置だぜ。こんなんで勝てねぇーつーの。笑」
その流れで3角へ進む。各馬4角に入る。やはり京都内廻りは狭い。ごちゃつく。直線に入った。先頭に出てきたのがレッドディザイア。このまま突き抜けるかと思いきや。やはり出てきましたブエナビスタ!その後は2頭の追い比べ。ムチを入れる四位と追い出すのがやっとのアンカツ。もつれたままゴール板へ。

 先週に引き続き、またしても今週も写真判定。写真を見る限り、今回はレッドの方が数センチ勝っている様子。写真を見て沸上がるスタンド。歴史的な叩きあいだった。
やっぱり今回もアンカツの余裕ない騎乗が問題だった。もう少し、スムーズに騎乗してたら、勝てるレースだったんではと思う。

で、今回のレース後記は終わるはずだった。
いつまで経っても、確定のランプは付かない。どよめくスタンド。何が起きているのかわからない。テレビ放送も、勝利騎手インタビューが始まらない。
「おいおい、何が起きているんだ。放送時間が終わっちまうだろ。」

この裏で審議裁定が行われていた。ブエナが審議対象になっていたのだ。
予想通り、フジの放送時間が終了して、サンテレビにチャンネルを変える。いつもだらだらした放送をしてきたサンテレビは、つなぎ方を間違えたり、慌てふためいていた。静止画の無音・無画面放送まで引き起こしてた。(笑
確定の掲示板が出た。そこに映し出されていたのは、一着5番、二着12番、三着3番の先ほど見た結果とは違う様子。

「何や、これ。なぜにブエナが3着なんや。降着ならもっと後ろやないんか。」

 どうやら降着ルールは妨害された馬の後の順位になるらしい。と言う事で、相手は12番F田のブロードストリートに確定。後でパトロールビデオを見たが「うーん」と唸るような内容。それを言い出したら、その後にいた武もF田にもらい事故受けているんだけどな。とか思ったりして...。
「これが降着なら、過去にはもっと酷いことあったよなぁ。」なーんてね。私的には馬券として影響ないから強くは言わないが、F田にして「してやったり」なんだと思うよ。2着と3着は根本的に違うからね。

 想像するにブエナ-レッドの馬連、数百万突っ込んだ奴もいたんじゃないのかな。こりゃ、因縁つけた番長気取っているF田に因縁つける奴が出てこなければ良いけどなんて思った。

これでアンカツは騎乗停止が決まった。牡馬のクラッシック戦線・古馬戦線には、それほどの馬に乗ってなかったんで良いと思うけど、エリ女にブエナビスタが出走するなら微妙な線だな。下手すると乗り替りもあるかも。
乗り変わったら、逆にアンカツの危険なレース展開から解放されるんで買いなんだと思うけど。

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主客逆転だったな

2009/10/04(Sun)----スプリンターズステークス

やっと強烈な暑さも引き、朝夕の秋風が気持ちよくなってきた今日この頃
プロ野球ではパリーグでは楽天がCSに初進出したり、セリーグではヤクルト、阪神、広島のデットヒートが行われていて、それなりに面白いことになっている。
スポーツの秋、たわわって感じだな。

そんな、この時期、秋競馬が始まる。
今年も暑かった夏の、夏競馬は全く参加していない。先週ぐらいのクラッシック前哨戦から見るようにはしてたけど、本格的モードに突入はもう少し先かなって思ってた。

昨日の夜半、スポーツニュースを見ていて「明日はG1戦です。」って語りで思い出して、久しぶりの予想、思った以上に手間取った。やはり間が開くとやっていることも忘れてしまうもんだ。ここに書くのも久しぶりだ。

 今年の面子はと言うと、春のスプリント戦を勝利したローレルゲレイロが出てはいるものの、あんまりパッとしない面子。まぁ古馬の出だしはいつもこんなもんか。ただG1戦の常連でもある武豊が乗ってない。「ん、海外で凱旋門賞があるんで、そっちにでも出ているのかな。」と思いきや、阪神のプログラムを見たら武がいるんでねーか。

いやぁ、時代は変わったものです。昔なら、三浦何某の乗っている馬だったら確実に武に乗り替りであったはず。武の実力もそれぐらいに見られるようになったんだなぁと感慨深げに出走表を眺めた。
1番人気はと言うと、新星のアルティマトゥーレ。前走・阪神の前哨戦の成績が良かった様子。2番人気はビービーガルダン。しかしながら、アルティマは目茶、危険は人気馬と見てた。だってよ。乗り役がかのチョリース松岡だぜ。奴は信用できねぇよ。

 で、実況。忙しかったんで、ビデオ収録して結果に望もうとした。そしたら何だ。F1戦が押してて、競馬の下見、馬体重から本馬場入りまでぜーんぶカットされてた。でもって何にもわからず。

「前から言っているんだけど、日本の他スポーツのプログラムをやる時は他のテレビ局に放映権を渡せフジテレビ!」

とか言ってるけど、もう少ししたらウチもデジタルテレビを買うのさ。そしたらBSデジタルで競馬中継も見れるって按配。もう少しの辛抱さ。

そんなんなんで、前振りの記録なしでゲートオープンから始めよっか。
先頭を行ったのが、ローレルゲレイロ、アルティマトゥーレ、アイルラヴァゲイン
中段につけたビービー。まぁ安田記念でもローレルはそんな戦法から脱落したから、今回も同じやろなって思ってた。
そっからスプリント戦。早い。早い。気づいた時には、3角。何か1頭が躓いていたけど、どれが影響あったかわからなかった。
で、早くも4角。先頭を行っていたローレルゲレイロが頑張ってる。外から追ってくビービー。ウチに付いた新星アルテマ・チョリース松岡は沈んでゆく。
「うぁ、藤田は頑張らんでええ。来いサクラ!」
で、結果。ローレルゲレイロの頑張りが効いてしまって、ビービーと同着、に見えた。
そっから長い長い写真判定。結果が出ないもんだから、藤田は直ぐに控室に戻って行った。
アンカツがウイニングラン的なことしてるもんだから、競馬場の雰囲気はアンカツ・ビービーの勝利に誰もが思ったんだろうと思う。
結果発表、全くの「主客逆転」藤田ローレルゲレイロの勝利。
まぁ、あの後から来られる展開では、仕方ないよな。本人も後から来る馬に差されたと思ったなんてインタビューで語っていた。

でも、腐ってもG1馬だよなぁ。これで春・秋のスプリント戦の勝ち馬となった。

 それにしても、1番人気のチョリース松岡が飛んで良い気持ち。そんなに簡単にG1戦に勝ってもらって、3流芸人のようなパフォーマンスをしてもらっちゃ困るのさ。
出だしからのスピード配分もそうだが、荒れてきたウチに突っ込んだ戦略ミスだな。最後はバタバタだったな。
 またキンシャサ・三浦にいたっては掲示板にすら乗らず。東京系の番組ではさぞかし、デビュー最速G1勝利とかやってたんだろうな。この結果もまたおもしろし。昔、テレビで語ったそうだが「豊さんクラスの馬に乗れたら、僕もG1を勝てる」的なことを語ったんでなかったんか。今回の馬は昨年同レース、岩田で2着馬だぜ。十分なG1クラスの馬って思うんだがな。
何と言われてもおっさんは勝負の世界には、もっと謙虚なことが必要かと思うぜ。そんなこっちゃ、チミ達がロートルとでも思ってるアンカツや藤田にはゼッテーに勝てないな。

てなことで、秋レースが始まるな。

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父の差かな

2009/06/28(Sun)----宝塚記念

晴れピーカン
春の締めとなる宝塚記念が久しぶりの阪神競馬場で行われた
この梅雨時の宝塚記念は雨の心配が大きい馬も沢山いる

今年は古馬の最強の呼び声も高い牝馬、かのウォッカが出走しないんで、まぁグランプリにはちと遠い感じもした。
ウォッカが出なくて勝利するチャンスだと言うのに出走は14頭と寂しい。
「人気で選ばれた馬は、もっと自覚するべきだよなぁ」
その煽りを受けての1番人気を得たのはディープスカイ。一応、ダービー馬なのだ。
前走の安田記念では、拙い競馬をしたウォッカに完敗してる。その馬が1番人気を得ているんだから出走メンバーのレベルがわかるってなもんだ
続いての人気を集めたのがドリームジャーニー、春天ではマイネルキッツやアルナスラインに負けたものの最後の伸びで中々のものを見せた。3番人気はサクラメガワンダー。金鯱賞で勝利と昇り調子。春天に勝利したマイネルキッツは人気がない。完全に勝利がフロックと見なされたって感じだな

下見所
人気のディープスカイ、安田記念から中2週で-8kgと、ちと馬体重が減り気味。この暑い時期、仕方ない。歩様については問題ない。踏み込みも良い。
「こりゃ、良い感じだ。」
2番人気のドリームジャーニー。チャカチャカして口泡を吐いている。発汗も凄い。420kg代の体は見るからに小さい。父の姿を彷彿させる。
3番人気のサクラメガワンダー。こちらも堂々として踏込みもしっかりしてて、見るからに調子が良さそう。やはり、暑い時期だけあって、どの馬も汗をかいている。

本馬場入
やはりドリームジャーニーはチャカ付いている。アドマイヤフジが頭を上下させている。
コスモバルクはやはり今回も先入りしてる。いったい、いつまでこの馬を走らせるつもりか。北海道からの輸送賃もままにならないだろうに。
入ってくる馬々がツル首にして気合が入りまくりの感じがある。やはり馬たちもグランプリの雰囲気がわかると言うのか。1番人気のディープスカイも気合が入ってきた。
「これで負けたら腕の違いだなぁ」なんて思う。

宝塚記念特別ファンファーレが鳴る
「贅沢だよなぁ。有馬記念専用曲もないのにさ。」
各馬ゲートに入った。どの馬もすんなり入る。さすがグランプリに出てくるクラスの馬は違う。

ゲートが開く
先頭を飛び出していったのがスクリーンヒーローと思いきや、何とコスモバルクが逃げた
最近では、めっきり中段追い込みだったバルクが血迷ったかに見えた。多分、陣営が指示したのだろう。他に押し出される感じでカンパニーが前に出た。人気のディープスカイ、サクラメガワンダーは中段に構え、ドリームジャーニーは後方待機
向う流しでもこの関係だったが、ドリームジャーニーが少しずつ上に上がってゆく。
4角を廻り、先頭にたったのがサクラメガワンダー福永。それに追いすがろうとするディープスカイ。そして向う流しからの流れで大外に持ち出したドリームジャーニーの猛追撃が始まる。
サクラを追うディープ。しかしながら、一向に差が縮まらない。
大外からドリームジャーニーがキレキレの脚で上がった。並んだと思ったら一瞬で差しきった。久しぶりのヤネ池添の寒気がする投げキッス(まぁ勝ったんだから許そう)

やっぱりディープスカイ世代は弱いとの結論になりそう。
下見、本馬場入りと雰囲気は最高だった。騎手の位置取りも決して悪いもんじゃない。あの位置から伸びないのは馬の力が無いつーこと。
作られた人気馬の感がある。父が無くなった後だけに期待もひとしおだったんだろう。しかし、この馬父のような神の切れ味がある訳でもない。
もしかすると父のように怪我を負っていたのかもしれん。競走馬寿命なのかもしらん

また春天で勝利したマイネルキッツ。掲示板にすら登れず。完全に天皇賞がフロックだったという結果になってしまった。いや長距離は別物だと言う人間もいるのかもしれん。
どちらにしろ、松岡の人を舐めたパフォーマンスが見させられなくて良かったってなもんか。

そしてだ。ドリームジャーニー、同世代には女傑ウォッカがいつも控えていた。加えてダイワスカーレットまでいたのだ。G1が獲れそで獲れないのが続いたのは想像に難くない。
そして今回やっと目の上のたんこぶ的な馬がいなくなったのだ。
何か苦労人の父ステイゴールドの姿が重なって見えた。

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歴代最強牝馬か

2009/06/07(Sun)----安田記念

昨日から降ってた雨が止んだ
東京競馬場で行われた安田記念
ダービー馬対決になった
やっぱり、これだけの馬が参戦したからには、重馬場よりも良馬場でやって欲しいと思うのが純粋なファンの心境だろう。
 それにしても、ダービー馬対決は天皇賞とかグランプリでやってたはずだが、マイル戦での対決とは、今の時代を反映しているのかもしれない。もう、長距離戦は違った分野になっちまったのかもしらん。

下見所
 1番人気は先輩のダービー馬ウォッカ。こちらは牝馬ながら最強といわれている。前走のヴィクトリアマイルでは寄せ付ける馬がいなかった。前走から間隔はあまり空いていないが、マイナス2kgの絶好調の態勢。
 2番人気は1年後輩のダービー馬、ディープスカイ。いつもウォッカに煮え湯を飲まされてきた。こちらは+14kgと馬体重が増加してた。まぁウォッカに先着したJCの時と比べれば6kg増なんで、激増ではないものの絞ったんかって感じがした。
 3番人気はスーパーホーネット、昨秋のマイルCSにて2着に突っ込んだスペシャリスト。しかしながら、どしてこの馬が3番人気なのか理解できない。前にも書いたがG1馬にはそれなりの名前があるのだ。この馬名は平場、重賞戦で走ってそうな名前なんだ。
その他、11度目のG1参戦、ベテランのカンパニーは汗をかきまくってた。
昨年、2着のアルマダ。見ると脚が長い。この馬、マイルはどうなんだなんて思った。
下見を見る限り、ウォッカに負ける要素がないように映った。

本馬場入り
ホッカイインティ、リザーブガードらが先入り
人気のウォッカはゆっくりと馬場入り。武豊がいつものようにスタンド前の声援の中にゆっくりとウォッカを歩かせる。手綱をはなすと軽いタッチで走り出した。
対決軸のディープスカイ。鞍上を乗せるとツル首を示して一気に気合が入った。
馬場は初夏の陽射しがまぶしい。雨の影響も無くなっているように見えた。
それぞれのステップで駆けて行く馬々は美しい。
待避所で待つウォッカ、気持ちよく並んでいる。問題なし。

春最後の東京G1ファンファーレ。演奏は大丈夫だったぞ。
各馬、淡々とゲートに入る。あっけない。
ゲートが開く

先頭を飛び出していったのが、ローレルゲレイロ。今春のスプリント王者
続いてアルマダ、コンゴウリキシオー、タマモサポート
先頭に出たものの、ペースが気に入らないのか。コンゴウリキシオー戸崎が先頭をゲレイロから奪い返す。
「そげな中途半端な乗り方していいのか。ゲレイロは」
ウォッカとディープスカイは中段に控える。馬も折り合っている。

その流れで3角、4角、直線へ向く

先頭軍団が横に拡がって、前を狙っていた後続の馬が前に出られない。
良馬場と言えども、春の激戦を越してきた東京競馬場の馬場はもう荒れ荒れ。
それに雨上りの東京はウチ有利と言う事で、皆ウチ側で狙いを定めていたように見える。

先に馬群を抜け出られたのが、ディープスカイ。先頭に踊り出た。
一方のウォッカ。まだ前に出られない。二人の外国人ジョッキーが前にいて邪魔になってる。
普通なら1番人気のユタカさんが来たら少しぐらい避けるのだが、彼らには何の頓着もない。それでも、やっとのことで、そいつらを抜く。次はホーネット藤岡。それも、半分、馬体を当てるようにして前に出す。スローで見たら、武豊が手綱を右に左にと動かしていたのが見えた。あの姿は、やっぱり一流ジョッキーそのものだった。
勝利騎手インタビューでは、まずい騎乗的なことを言ってたが、あれは武でなかったら前に出られへんかったと思う。

前に障壁が無くなれば、もう何も問題なかった。ディープスカイに並んだと思ったら、あっさりと交した。牝馬10億円馬になった瞬間だった。
3着にはビリーヴの初仔ファリダットが入って3連単万券ゲット。サンクス!

やっぱりすげーよ。この牝馬。
今年で引退が決まっているらしい。この後、宝塚とかJCとか言われているが、是非ともブエナビスタとの最強牝馬対決をして欲しいと思う。
ブエナが凱旋門賞予定だから、秋のシリーズになるのか。
楽しみだ。

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積年の宿願達成だな

2009/05/31(Sun)----ダービー

祭典、ダービーだった。
今年は、牡馬には牝馬のブエナビスタほどの馬がいなくてどんぐりの背比べ的なレース。

てな事もなかったけど、リアルタイムに観戦せずに、近所のショッピングセンターへ行った。やはりディープとかの絶大的な存在がいないと絶対的に観戦したい感が薄れる。
これは、結果的なことなんで仕方ない。ショッピングセンターは新型インフルエンザ過熱も少し薄れて、日曜だけに超満員。しかしながら最近のショッピングセンターは大規模になりすぎて、駐車場に入るにも、出るにも時間がかかる。構造的にもう破綻してるように感じる。歩いて行ける距離に商店街が無くなっちまったから日曜にまとめ買いをしなくちゃなんねぇ。大変だ。
ショッピングセンターに行っても家電売場で、競馬中継を見てた。やはり、その付近では親父達が集まってきている。誰もが家族に言われて買い物に来ていたクチ。東京競馬場の雰囲気だけは判る。そんなこともあり、帰ってきてからの記録だから、今日は下見も何もぶっ飛ばす。
最近は、本当に便利になった。TV中継を見なくてもネットで事足りる。競走はJRAのサイトに上がっているし、インタビューは「ようつべ」に上がっている。

朝からの雨で馬場はどろんこの不良馬場。
まぁ絶大的なヒーロー不在の今年は、混沌としてた状況だったから、この天候の不具合もまた面白してなことか。それにしても、この悪天候でも東京競馬場には9万3千人が集まったそうだ。みんな好きだねぇ。
人気の方は皐月賞で勝利したアンライバルドが1番人気。続いては皐月賞で惨敗したが、それまで無敗だったロジユニバース。皐月賞で3着に食い込んだセイウンワンダー、トライアルで勝ち上がってきたアブレザンレーヴに集まっていた。
前述のように、テレビ観戦してないから下見は見てない。しかしながら、馬体重の増減からすれば、ロジは16kg増、リーチは10kg増とそれほど絞ってない感がある。

 本馬場入りはハプニングは起こらなかったようだ。先週、オークスにて岩田が放馬して、私の馬券を滅茶苦茶にしてくれた。今週は大丈夫だったようだ。そりゃそうだ。今週、岩田が騎乗している馬は1番人気、今週も同じようなことをしでかしたら、競馬ファンの暴動が起きる。
 ファンファーレが鳴る。雨降ってそうだったけど、スタンドには傘が閉じられてゆく。皆、雨に曝されながら、2分半のドラマに挑もうとしていた。馬々が順調にゲートに入ってゆく。最後に人気のアンライバルドが入っていった。

ゲートが開いた。先頭を行ったのがNHKマイルを勝利したジョーカプチーノ。続いて武豊騎乗のリーチザクラウン。ロジユニバース。ヨコテン、今週はキチンと前に付けられたようだ。皐月はひどい騎乗だった。
向う流しに向かって、先頭のカプチーノが差を拡げてゆく。
「NHKマイルはごっちゃん勝利だったからなぁ。2匹目のドジョウはいるかな。」

武豊が調子良く、気分良く2着を走らせている。最近「溜め殺し」で馬の気をせいでる競馬が多かったんで雰囲気は抜群に見えた。
3角を廻るころ、先頭を走っていたカプチーノがヨタヨタになってゆく。やはり2匹目のドジョウはいなかった。距離の壁も大きかったように思える。多分、コイツはもう菊には出てこないだろう。
で、変わりに出てきたのが武豊のリーチ。誰もがツボに嵌ったと思っただろう。しかし、まだその内ラチに入り込んできた馬がいた。ロジユニバース。追い出してリーチを交した。そっからは馬本来の力でぐいぐい差を拡げて余裕の勝利だった。

今回は何と言っても、ヨコテンの技術的勝利だろう。
東京競馬場は、雨の終わりかけ、乾き始めはウチが伸びると言われている。上位に来たのはキチンとウチに入り込んだ先行組。横典-武豊-角田-蛯名。皆、熟練な騎手達。
雨の日の定石をキチンと守った者が掲示板に登った。皐月の上位組は、終いの直線で晴れの時と同じように殆ど外へ展開し馬群に沈んだ。まぁ今年の牡馬クラッシックも馬の能力で勝利でないので結果は至極当然に受け止められた。

 ヨコテン、苦節24年、齢41歳、15回目の挑戦での勝利。いつも惜しいところまで行って、万年2着坊主。ディープの2着になった頃から、彼を「本気でダービー勝とう。」と思ってないんでないかなんて言われていた。今回、絶大的な人気馬もいなかったんで最大のチャンスだったんだなぁと後になって思う。馬券は買ってない。ヨコテンの馬券とは相性がホント悪い。

レース後、武豊が寄って握手をした姿が印象的だった。
ウィニングラン。スタンド前でのヘルメットを外しての一礼。歓声と拍手。
誰もがヨコテンのダービーに勝てそで勝てない姿を知っての祝福だったんだろう。
なかなかサマになってたぞ、おめでとう。
 インタビューで泣くかと思ったら、淡々としてた。泣いたら奴も引退だなぁと思っていたが、まだまだ奴はやりそうだ。

「ダービーはツキのある奴が勝つ。」と言われる。先週、放馬してレースに出られず、ツキの流れから落ち始めた岩田が勝つべくも無かったレースだったのかもしれない。

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今日、一番のむかつきは放馬だな

2009/05/24(Sun)----オークス

一雨降って、雨に洗われた東京競馬場
70回の節目を迎えるオークスが行われた。
新型インフルエンザが猛威をふるっている関西と違って、東京競馬場ではマスク姿はあまり見かけられなかった。
こちら関西はマスク姿が目立つ。しかしながら、その内、これも静まってくるんでないかと思っている。なにしろ何処へ行ってもマスクなんて売ってねぇ。パニックを控えるために政府も「騒ぎすぎないよう作戦」に展開されだした。もう遅いぜ。今日もスーパーでヒステリックに「マスクは何時入荷するんですか。」なんて詰め寄るおばはんの姿が目についた。「うるせーおばはん。あんたはマスクなんてせんでもウィルスから除けてくわ。」なーんて思ったが、声には出さへん。どこから矢が飛んでくるかわからへんからな。
でも東京競馬場、ウィルス撒くには最適な空間だよなぁ。数万人いるんだよなぁ。インフル検査してない東京。ゼッテーウィルス保菌者はいるぜ。ま、いいや。関東のことは

おっと競馬だった。
今年の優駿牝馬の目玉は何と言っても桜花賞で絶対的な強さを見せ付けたブエナビスタだった。人気も当然1番人気。単賞1.5倍、支持率55%の絶対的な雰囲気。
続いての人気、桜花賞であわやを見せたレッドデザイア。惜敗に雪辱を誓ったはずだ。
それに続いてはディアジーナ。こちらは前哨戦フローラSで勝ち上がってきた昇り馬。手合わせをしていない分、期待が込められたか。後は桜花賞組のジェルミナルだった。

下見所
さすがブエナビスタは動じている様子もなく、淡々と周回を重ねていた。どっから見ても横綱の雰囲気がある。多少、マイナス8kgで最低馬体重が気になる。
2番人気のレッドデザイア、こちらはテンションが上がって周回の大外をぐいぐい歩いている。しかしながら雰囲気は気合い十分。
「こいつらの勝ち負けで決まりだよなぁ。」
新鋭のディアジーナ。こちらは葦毛だけに前の2頭に比べると、ちと見劣りする。それに歩きがガクガクしてスムーズさがない。桜の3着、ジェルミナル。こちらはツル首でいかにもの気合がみなぎっている。
そう言えば、伝統ある天皇賞で阿呆丸出しのパフォーマンスを繰り広げた松岡騎乗のハシッテホシーノ。コイツは下見でも前の馬に付いていくことができず隊列を乱していた。名付けの馬鹿タレントを彷彿させるアホ馬な感がある。まぁ「朱に染まれば...。」の言があるだけに、松岡もこのアホ軍団の流れから早く逃れることをお勧めする。

本馬場入り
ヴィーヴァヴォトカ、ディアジーナが先入り。ブエナビスタ、レッドデザイアも軽快に駆けて行く。他もうまく流れてゆくかと思った矢先、事件・放馬だ...。
岩田騎乗のワイドサファイアが騎手を振り落として、颯爽と周回を始めた。

「うあ、岩田、何さらす。16番絡みで馬券6枚も作ってるんやで。アホんだら。」

途中で止められて、レースに参加することを願っていたが、止まることを知らない。全力疾走1周した。
「もうええ、こんなんでレースに出られたら、金をドブに捨てるようなもんや。」
願いが通じたか。ワイドサファイアは出走取消となった。

そんなアクシデントがあって、ファンファーレ、出走17頭のゲート入りが始まる。
こちらは問題なく入っていった。

ゲートが開く。
先頭を飛び出していったのが、ヴィーヴァヴォトカ。続いてデリキットピース。ディアジーナ。1番人気ブエナビスタは後方2番手。やはりゲートはあまり得意でないらしい。
そんな流れで、向う流し、3角、4角と流れていった。
各馬、直線に向かう。先頭にいたヴォトカとかが吸収されてゆく。後方に待機していたブエナビスタのヤネ・アンカツが外に出そうか。ウチに入ろうか迷ってた。ウチに入れないんで、外へ持ち出した。
一方でウチで控えていたレッドデザイアが満を侍して先頭に立つ。あと1ハロン。誰もがこれは届かないだろうと思っていただろう。
そう思った矢先、疾風のように外から駆けて来たブエナビスタ。アタマの上げ下げで、レッドを差し切った。

久しぶりに凄い競馬を見させてもらった感がある。女版ルドルフかなんて思いもある。

負けた四位、またまた悔しさ爆発だろう。殆ど勝っていたもんなぁ。こういう馬に「ツキがない。」と言うのだよヨコテン君!

ブエナビスタは勝利したら凱旋門賞の予定らしい。
確かに、勝つためにはディープやサムソンが向かった古馬時代よりも、この3歳の時に向かった方が良いのかもしれない。ハンデが大幅にメリットになる。しかも牝馬のアドバンテージまで乗ってくる。是非、牡馬が果たせなかった日本勢の夢を果たしてほしい。

そして勝利して帰ってきたら、牝馬三冠、もしくはウォッカとの最強牝馬対決もあるかもしれない。また今年も牝馬に夢をつないでもらう競馬界なのか。

来週、競馬の祭典ダービーがある。今週、ブエナが出てきたということは、純粋な牡馬対決となる。ここで伝説の一花咲かせてくれる名雄がでてほしいぞ。そげなこと言っているから、草食系男子なんて言われるんだぜ。おっと、馬は草食だわな。(笑

とにもかくにも、私のオークスは岩田の放馬につきる。3着に絡んできてくれていれば、3連単いけたのにさ。嫌な流れだぜ。
そう言えば、今週からテレビ放送が東海テレビ管轄になって、天敵・山田雅人の司会が始まったんだっけ。何故にオークス、ダービーと一番良い時期にコイツの放送を聞かなくちゃなんねんだ。ま、ダービーはNHK放送があるから良いか。

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ま、一頭だけ違うもんが混ざってたってことだな

2009/05/17(Sun)----ヴィクトリアマイル

仕事が忙しすぎて、競馬どころでなかった。久しぶりの休日出勤・完徹よ。
ま、今週はアタマはウォッカで決まりと思ってたから、馬券が買えなくても良いかなんて思ってた。
で、帰ってきてビデオ見たらすげーもん見た。って感じだった。
やっぱり、そう来たか。
色々書こうと思ってたけど、あまりにもあまりなんでやめとく。

今週の驚きはヨコテンの一言。
不調だったカワカミに対して「運がないのかもしれないね。この馬」だってさ。
おいおい、お前が言うな。
2着ぐらいに持ってきたならともかく。運のせいにすな
向う正面でチョロチョロ動いて馬の気をそいでたの誰だよ。
乗り替わって、勝てないの。おめぇのせいじゃねーのか。
やっぱりこの馬は本田しか駄目なのか

ウォッカはもう牝馬限定選に出なくて良いぞ。
いや、ブエノビスタだけとは白黒はっきりさせとくべきだな。

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人気所がすべて飛んで なんじゃらほい

2009/05/10(Sun)----NHKマイルカップ

ゴールデンウィークがやっと終わった。
誰もが予想した通り、世界から豚インフルエンザ拾ってきた馬鹿が出現した。
感染者は高校生さ。海外研修とか言ってるけど、親の金での物見遊山だろ
自分の金でもなく海外へ行って良い身分だなぁ。ま、人の
マスクすらしてないって批判が起きるのは当たり前かな。
航空機の中で感染して、全国に散らばったと言う。もう絵に描いたような展開。

汗ばむ季節がやってきた。競馬場でも半袖の姿がちらほら目立つ。
寒い時期のG1も良いが、ある程度暖かくなった方が競争馬にとっては良いはず

さてNHKマイルだ
 ダービーとかに出られなかったマル外組が参戦したレースだったが、最近はディープスカイのダービーへの前哨戦でも見られるように、扱いが曖昧になったレース
 マル外のゴリゴリが出てくるのが楽しみだったが、サンデーサイレンス全盛時代からマル外(笑)みたいな雰囲気になってしまって、イマイチ

 その流れに沿って今回の1番人気はマル外のブレイクランアウトだった。しかしながらそれほどレベルが高くない朝日杯で4着に沈んでる。かつ関東馬と言うことで、ヤネ武豊人気がそとはかとなく匂う危険な人気馬と言うのが巷の評判だった。
続いての人気はアイアンルック、父はイマイチのアドマイヤボス。続いてサンカルロ、こちらは父がマル外のクリスエスだった。
その辺からしても、何だかなぁ的なレースとなってた。

下見所
今回ほどチャカ付いている馬が多かったレースも珍しい。落ち着いた雰囲気を醸し出していたのは、ツクバホクトオー、ラインブラッド、レッドスパーダぐらい
「こりゃ、荒れるぞ」
1番人気のブレイクランアウトにしても、小さくて細い感じが否めなかった。やっぱり感が増大する。
騎手がまたがり、どの馬も少しずつ落ち着きを取り戻してゆく。

本馬場入り
ダイワプリペールを始め、先行馬場入りの馬が目立つ。下見所でのチャカ付きが納まって悠々と駆けて行く。3歳、やっぱり気持ちは走る方向だけに向いてる。
馬は初夏の光を浴びてキラキラ馬体が輝いてキレイだった。

ファンファーレが鳴る。レース冠名にNHKがあるだけに、演奏はNHK交響楽団。久しぶりに難しい関東曲、巧かったぜ。
問題なくゲートに馬が入ってゆく。馬場先入りのダイワプリペールがゲートにも先入りしてた。

ゲートが開いた。
ワタシが印を付けていたミッキーパンプキンが出遅れた。
「うあ。岩田、何さらすねん。久しぶりに印を付けたのに、コレかよ。逃げられねーじゃねーか。。」
先頭を飛び出していったのが、逃げ宣言をしてたゲットフルマークス。鞍上は田中勝。熟練、やっぱりキチンと逃げる時は逃げる。続いてジョーカプチーノ、レッドスパーダ、グランプリエンゼル。人気所は、中段から後方に待機していた。

向う流し→3角と逃げ馬が軽快に飛ばしてゆく。ペースはハイペースにならないくらいの巧いペース
4角、長い直線に入った。先頭にいたゲットフルマークスが落ちてゆく。
「ご苦労ー。」
牽制しあってた人気所がゴチャ付いて前に出られない。
普通ならば、追い込み、差し馬がこの辺で迫ってくる残り1ハロン
しかしながら、先頭のジョーカプチーノが落ちない。そのまま抜けてゴール板を駆け抜けた。
時計自体は、キンカメが作ったNHKマイルでのレコードを書き換えた時計だったが、これほど後方の馬が出られなかったレースも久しぶり。1~3番人気がすべて飛んだ酷いレース。追い込み・差しの中で、出られたのはアンカツだけだった。
やっぱり、下見から前評判での危険な人気馬の感じは間違ってなかった。

勝利騎手 藤岡康。G1初勝利。藤岡佑介かと思っていたら、弟だった。
3年目の20歳と初々しい。インタビューも若者らしく好感が持てた。
そのまま謙虚な気持ちで進んで欲しいと思う。慣れとは怖ろしいノダ。先週の松岡のようにな。(馬鹿タレントにそそのかされて、芸をするなんざ操り猿に近い。)

それにしてもだ。こんだけ人気所が飛ぶのは問題でねーか。
騎手が悪いのか。馬の程度が低すぎるのか...。
多分、双方なんだろな。たとえ勝利馬が好時計だったとしても、追込・差しが1頭も連に絡めないなんてねーぞ。
また、ゴリゴリのマル外馬って見なくなって久しい。エルコンドルパサー、クロフネ以来か。その内、マル外(大笑)ってフラグが立つ
も少し世界の有力所を呼んでこれないか。サンデーサイレンスの次期種牡馬代表選が進んでいる今の時期だから、マル外もテコ入れしてほしいぜ。金持ち馬主さん達よ。

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やっぱり、普通が一番だな

2009/05/03(Sun)----天皇賞春

連休真っ只中の天皇賞春
ETCの高速千円サービスが始まって高速道路も渋滞だらけの様子
そりゃ、これまで電車なんかでヒーヒー言いながら帰省していた連中が車を選択するのは当たり前だよなぁ。
競馬場に来ている面子も、家族が休みで寝ている間にそーっとやってきた連中が多かったんじゃないのか。

てなこと考えての春天だ。
今年は、昨年の1、2着馬が揃って引退しちまったから、大きな本命的なものがいない。
え、昨年のそれは何かって、アドマイヤジュピタとメイショウサムソンじゃねーの
そう言えば、昨年はアドマイヤ軍団ばっかしの土建屋利一杯だったけどさ。どーだい、今年は一頭も出てねぇや。このまま落ち目になって堕ちていってほしいぞ。
まぁ、どっちの馬も落ち目だったんでどの道、今年出てきたって箸にもかからなかったと思うのだが...。やはりネームバリューある馬が出てきた古馬戦線は締まる。

 今年の一番人気はアサクサキングス。この馬、一応はさ。G1馬(菊)なんだけど、その後は人気は出るのに本番になると決まって沈む危険な人気馬なんだよな。その危険な人気馬に続いての人気はスクリーンヒーロー、まぁJC馬だけど、あの時はデムーロだったんだよなぁ。今回はヨコテンだよ。ヨコテン。駄目だろそりゃ。で、3番人気モンテクリスエス、G1に勝ってねぇ。結局、人気はヤネ武豊人気なんだ。結局、どの馬が勝ってもおかしくない平馬的な春天になった。
あーあ、ウォッカぐらい出てたら面白かったのにな

下見所
古馬なんで、それほど入れ込んでいる馬もいない。プリキュアとドリームジャーニーがちとチャカ付いている感じ
人気のアサクサキングス、こちらは堂々としてる。まぁ人気の所以かな。下見でいつも気を使っていたコスモバルク(一体、いつまで走らせる気か。どんなけ走っても元はとれねーだろ。もう)

本馬場入り
トウカイトリックとコスモバルクが先入り。いつまで経っても同じことしてるなぁ。
アサクサ、スクリーンは問題なく入ってゆく。モンテクリスエスは武豊の指示か知らんけど、観客の前を引いて慣らしてゆく。うーん、それほどする馬か。
やっぱり、下見、本馬場入り、輪乗りは普通に粛々とした馬が勝つと言うのがワタシ自論

ファンファーレが鳴り、各馬ゲートイン
ここで1番人気馬が変なことをした。普通なら奇数番号であるアサクサキングスは先入りなのだが、何を思ったか一番最後にゲートに入った。確かに外枠の馬は後入りすることはあるが、やっぱりルールとちと違う。多分、1番人気を受けてのヤネ四位の我が侭なんだろな。なんて思った。

ゲートが開いた。
先頭を飛び出していったのが、予想通りプリキュア、葦毛のホクトスルタン。シルクフェイマス。思いっきりプリキュアが逃げるかと思いきや、何だか騎手が抑えてる。G1初騎乗の荻野とかいう余り知らない人
「おいおい、おめーG1初ならもっと初々しく逃げ切れさ。」
思い切りのない騎乗にいらついたか。先頭をホクトスルタン小牧とフェイマス藤岡が前に出たり下がったり...。人気組はと言うと、アサクサ、モンテクリエスは後方待機。ま、こちらはヤネからしても予想通りか。スクリーンヒーローは前目に付けた。
そんな落ち着かない感じで、スタンド前、向う流しが流れていった。馬群は長い。

でだ。人気受けたヨコテン・スクリーンヒーロー。何を思ったか最後の坂で動き始めた。
春天でずっと言われている格言「2回の坂をゆっくり登って、ゆっくり降りた奴が勝つ」
ディープぐらいのスーパーホースならともかくだ。このクラスでそれやっちゃいかんだろ。もーさ。皐月賞では逃げ馬に乗って逃げないしさ...。今回はも少し耐えなきゃあかんやろ。

各馬、4角を廻る。
ここでうまいこと廻った馬がいた。ずっと前につけてキチンとラップを刻んでいた松岡マイネルキッツが内へ入った。で、先頭へ
後ろから詰めてきたアルナスラインが前を狙う。追いすがるアルナスを振り切ってマイネルキッツが勝利した。
人気所で入線したのは、ドリームジャーニーだけという寒い結果になった。アサクサに至っては、最後の直線に顔さえ出せず。

やっぱり、思っていた通りの平馬レースに近い展開だった。

何だって、「おめーだって予想にはマイネルキッツに印付けてねーじゃん。」だって

ふふふふ、いーんだよ。
印を付けた後で見たスポニチ
万哲の予想がどうしても気になった。
誰も印を付けていないキッツを本命印にしてた。
普通なら人の印なんて殆ど信用してないのだが今回だけは気になった。
何だか捨て切れなくて、薄めに流しておいた。ラッキー、万券!
ありがとう、万哲!

追記
後で知った松岡のインタビュー
最近の若者はわかってない。
獲ったG1の権威を自ら貶めていることを...。
折角、良い騎乗したのにな。

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何で逃げないのさ。あ”

2009/04/19(Sun)----皐月賞

スタンドでは半袖の姿も見える陽気の中山競馬場
先週の桜花賞では強い牝馬が見えた。1番人気をキチンと受けて勝利した。
今週は牡馬のクラッシックの第一段・皐月賞。

最近、牡馬クラッシック戦線で前評判通り勝つレースに出くわしてない。
今週は4戦負けなしの馬が出走していた。ロジユニバース
名前からも判るように父ネオユニバース
当然ながら1番人気が集まっていた。しかしながら1枠1番と枠的にはあまりよろしくない位置。続いての人気はリーチザクラウン、アンライバルド。皆、違うトライアルで勝利してきた面々。まぁ負けなしっー理由で1番人気なのだろうが、巷では「危険な人気馬」として捉えられていた。ヨコテンの1番人気ほどヤバイものはないのだ。

 そんなこんなでの3強対決なんて言われていた。通常であれば3強なんて響きは、ホントに強い3頭がゴチゴチにぶつかって対決する雰囲気。だけど今回は何となく3頭がいたからみたいな感じが否めなかった。

下見所
1番人気のロジユニは10kg減。多少ガレてる雰囲気
「おいおい、何で移動のない関東馬なのに馬体減らしてるんだ。も少し考えれ」
リーチザクラウンとアンライバルドは双方共にハミを嫌がっている感じ。ナカヤマフェスタが少しチャカ付いていた。アーリーロブストとフィフスペトルが気合が乗って良い感じ。
どの馬も暑さで発汗が出ていた。

本馬場入
アンライバルド、メイショウドンタク、イグゼキュティヴが先行馬場入り
「アンライバルってそげに気性が悪いんかねぇ。イグゼキュティヴって変な変換の仕方したんでねーか。」
1番人気のロジユニ、可もなく不可もなくって感じ。他馬も軽快に駆けて行く
輪乗りを経て、ファンファーレ
各馬ゲートイン。先行入りした3頭も難無く入る。

ゲートが開いた。
先頭に飛び出していったのが、ゴールデンチケット、アーリーロブスト、メイショウドンタク、ミッキーペトラ、リーチザクラウン
「げ。ロジユニ出ねーのか。何してるんだヨコテンは。揉まれてもねーだろ。アホ」
探したら後ろから数えて5頭目ぐらいにいた。
先行を期待されていたリーチも前目にいるぐらいだった。

「どいつもコイツもキチンと逃げろよ。陣営を何だと思ってるんだ。え」

向う流しの段階でリーチザクラウンが前を伺い始める。3角を廻ったところで先頭グループへ入る。準備は揃ったように見えた。4角を廻って直線に向かう。
この段階でもロジユニは先頭グループにも入っていない。

外に控えていたアンライバルドが直線の早い段階で前に出た。で、そのまま馬群を引き離し先頭に立つ。トライアンフマーチと2歳チャンプのセイウンワンダーが追いすがるも、時すでに遅し。楽勝でアンライバルドが勝利した。

勝利騎手インタビューでの岩田。(ごっさんでした)の雰囲気がありありと見えた。
そりゃそうだろう。も少し逃げがキチンと打たれていれば、届かないなんてこともあったはず。4戦4勝のロジユニ。勝利レースを見ても上りの時計は良くて35秒台なのだ。そげな馬に何故終いの競馬をさせるヨコテン。失敗騎乗も良いところ。
リーチの武も同様だが、コッチは馬の力が何か足りんな。
今回の皐月賞を見て今年の牡馬はレベルが低いなんて思ったけど時計は2分を切っている。悪くない時計だ。

しかしながら、今回の競馬を見てブエナビスタ陣営がどう考えたかだ。
「ダービーに参戦しても良い面子」なーんて思ってもらったら面白いと考えるのはワタシだけだろうか。
今日のレースは「3強」を語るなんておこがましいと言える糞レースであったことに変わりない。

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名牝への道がはじまったな

2009/04/12(Sun)----桜花賞


 桜の花も葉桜になりかけ、寒かった冬がどこへ行ったと思えるほど気温が上がった阪神競馬場。69回と歴史を誇る桜花賞が行われた。
 前回、高松宮記念はテレビを見ることも録画をすることも出来なかったんで、記録を書けなかった。非常に残念だが、見てないもんは仕方ない。だから、桜花賞が本格的始動だな。
 桜花賞、今年の話題は何と言っても、2歳女王に輝いたブエナビスタだろう。緒戦こそ牡馬と一緒の新馬戦で土をつけたものの、その後は負けていない。2歳G1戦のジュベナイルFでは何と言っても勝ち方が他馬を圧倒していた。
 その勝ち方から、もうその時点で桜はこの馬でキマリと言われ続けていた。それを証明するかのように、単賞1.3倍、支持率62%と圧倒的な1番人気を付けていた。
やはり強い馬が出現した時は、競馬場にも観客が詰め掛ける。春の好天気の下、阪神競馬場には、7万人の観客が集まった。
続いての人気は、2戦2勝と勝率は良いものの、まだブエナビスタと勝負していないレッドディザイア。ジュベナイルFでブエナビスタの2着のダノンベルベールと続いていた。

下見所
ブエナビスタ。全然落ち着いている。これが3歳牝馬かと思わせるような貫禄すら漂わせていた。気候が暑くなり、叩いているはずだが馬体重も4kg増とほどほどの増減。何もかも順調そうに映る。続いての人気のレッドディザイア。こちらは対照的に早足だったり、チャカ付いたりしていた。まぁ戦績は3戦と2戦と変わらないので、馬自体の性格的な違いかと思う。この生まれ持つ気性というものが今後のレースに色々と影響を与えてゆく。こんな部分があるから競馬は面白いのだ。ただ、今の時点で言えば、やはり気性が落ち着いたブエナビスタに一日の長がありそうに見えた。
 他には、3番人気のダノンベルベールは、-8kg減ながらヌルイ印象。あのダイワスカーレットを生んだ父アグネスタキオン産駒だけに期待が高かったが、この時点で疑問符が付く。葦毛のルシュクルもチャカ付いていたが、その他の馬についても良くも悪くもない雰囲気。

本馬場入
入場し、口輪を解き放たれた馬々は、春の穏やかな光の中、颯爽と駆けて行く。ここでもブエナビスタは異端の落ち着きを示していた。紐を持つ厩務員が解放しても、まだゆったりと構えていた。おもむろに走り出す。
「何だ。この馬は。古馬のように落ち着き払ってら。」

ファンファーレが鳴る。今日は可もなく不可もなくだ。競馬だ。この淡々さで良いのだ。
各馬、順々にゲート入り。問題なく全馬入った。(あっけない)

ゲートが開く。先頭を行ったのが、ヴィーヴァヴォドカ(ウォッカに引っ掛けているのか。あ)続いてコウエイハート、サクラミモザ、デグラーティア
誰もが今日の最注目馬ブエナビスタを探しただろう。やはり後方2~3番手を淡々と走っていた。
向う流し、3角とこの流れ。ブエナは全然、焦ることもなく進んでゆく
4角に入った。先頭を走っていた馬々が陥落してゆく。誰もがブエナよりも後に仕掛けたら負けると思い、早めに仕掛けてゆく。こっからが面白かった。最初はジェルミナルが前に出た。続いてレッドデザイアが仕掛け、抜き去る。
このまま行くのかと思ったら、やはり来ましたブエナビスタ。大外で前に出すのが遅れた雰囲気はありありだったのだが、馬の力が違っていた。レッドに並んだと思ったら、あっと言う間に抜き去っていた。

やはり、ブエナは強かった。
勝ちパターンからしたら、四位のレッドの方がツボだったように見えた。大外で追い出しが遅れたブエナの走った距離は相当大きかったと思う。
2着に沈んだレッドディザイア。今回は四位も完敗を認めたはず。樫の舞台での雪辱を誓ったんかと思う。馬体的に遜色はない。樫では今回よりも良い対決になりそうだ。
 今年はブエナの独壇場の牝馬戦線かと思ったが、どうやらそうでもないらしい。ライバル出現と言った感じか。そう、ウォッカにダイワスカーレットがいたように、ライバルが競馬を面白くさせる。牝馬クラッシック戦線は楽しみだ。
そしてだ。
母ビワハイジは、ジュベナイル→桜と来て、ダービーに行ったのだ。
母はそれほど大きくない馬体だったが、果敢に挑戦した。その挑戦は後にウォッカと言う現役にして名牝の名を欲しいままにしている馬が成し遂げた。
やはり、牡馬戦線を見て狙ってみる価値はあるやもしれない。牝馬クラッシック戦線でのライバル対決は成り立たないが、その時はその時、また違った楽しみ方がある。

どちらにしろこの勝利で 素晴らしい眺望(Buena Vista)が見えてきたに違いない。

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年初から痺れる叩きあいだったぜ

2009/02/22(Sun)----フェブラリーS

酒大臣が世界で醜態を曝して、ボロボロの政権
早く解散・総選挙すりゃいいのに、権力にしがみつきながらダラダラやってるもんだから、景気はグダグダ。
今週は総理がアメリカに呼ばれてホイホイお金払わされる約束してくるんだろうな
そんな金があったら、日本の恵まれない人間に渡せ。定額給付金でなくてさ。あ。
ま、そんな世の不景気には競馬だ。競馬
庶民の夢を乗せて、今年も始まったG1レース
今年初はやはりダートから。って、それは決まってるもんですから...。

 昨年のグランプリホース、ダイワスカーレットがこのダートG1戦に出てドバイへ向けての第一歩となるはずだった。しかしながら浅屈腱炎になって引退を余儀なくされてしまった。この牝馬には相当驚愕させられて、合わせて損もさせられたが、やはりスーパーホースの引退は寂しいもんだ。変わりと言っちゃなんだがライバルのウォッカがドバイに向けて旅立った。応援したい。

 おっとダートG1戦フェブラリーSの話だった。話が逸れすぎてしまった。
天気は雨は降ってないものの梢重の馬場。まぁ、ダート戦からしたらサラサラの砂よりは走りやすそうな好まし気な様子
 ダートG1戦といえば、カネヒキリ、ヴァーミリアンの2頭は揃った。それに加えて、アメリカでデビューしたカジノドライヴ。顔面麻痺の奇病を持つダートで力をつけてきたフェラーリピサなどが新鋭として参戦してきた。

下見所
1番人気のカネヒキリ。脚の弱さはどうなのかと様子を見る。ちと腹の毛がバラバラで美しくない。ここんところ寒くてレースが続いているので調子悪いんでねーかと訝しむ。
2番人気のヴァーミリアン。漆黒の馬体が良さ気に見える。3番人気のカジノドライヴ。シャドーロールをしているだけあって、クビが高い。見た感じはこちらも調子が良さそうだ。
テレビ放送では、【後付けの女王・佐藤藍子】がカジノドライヴを応援してた。
「おいおい、はっきり言っちゃっていいのか。後で私はこの馬が勝つと思ったんですよ。って言えねーぞ。」
他にキクノサリーネ、ビクトリーテツニー、サクセスブロッケンが良さ気な感じがした。一方でカフェオリンポス、オフィサーフェラーリがチャカ付きなどがワタシのマイナス見た目だった。

本馬場入り
放送は他レースが始まった関係で解説の途中で切れた。東京放送組、も少し京都のレースの関係を鑑みろよ。ま、そんなこんなで見れてない。ま、いいか

今年初のファンファーレ。さすがに初からミスったりはしてなかった。感心感心
各馬ゲートにすんなり入って出馬
先頭に行ったのが前評判通りエスポワールシチー。続いてカジノドライヴ、サクセスブロッケン、人気所のカネヒキリ、ヴァーミリアンも前目に付けていた。
「やっぱりダートは前からガンガンだよなぁ。」
向う流し、3角、4角もその流れで続いた。
直線に入った。ウチに残っているエスポワールシチーが残ってしまうかと思いきや。満を持してカジノドライヴが叩いて前に出た。そこへすかさずウチ併せてゆくルメール・カネヒキリ。この辺はあうんの呼吸のようで凄い。競馬ブックかで「日本の競馬は生易しい」みたいなことを言ってた二人の叩き合い。
その2頭に外から合わせてきた馬がいた。内田サクセスブロッケン。3頭でもつれこむ。
ウチのルメールは左ムチを叩きまわす。外の内田は右ムチを大きく振る。2頭に挟まれたカタチのアンカツは馬を思いっきり前へ押し出す。すげーレース
結局、内田サクセスブロッケンが勝利した。

今年初のレースは馬券は獲れなかったが、やっぱり、こう言う名勝負を見るとG1レースは良いななんて思えてくる。
今年もどんなドラマが待ってるのか楽しみだ。

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牝馬強しの1年だったな

2008/12/28(Sun)----有馬記念

今年の年の瀬はカレンダーが土日絡みで巷の休みも早めに始まった。
そんなこんなで会合があったりして、有馬記念は録画での鑑賞となっちまった。
まぁその分、普段会えない人達とあえてヨカッタんだけどさ。

今年のグランプリは出走3頭と、ちと寂しめ
天皇賞馬ウォッカもいないし、ダービー馬ディープスカイもいない
ジャパンカップがオールスター戦だったんで、その反動かもしらん。その中で最高の人気を集めたのは前評判通りダイワスカーレットだった。天皇賞秋で見せたウォッカとの死闘を誰もが忘れていないつーことだった。2番人気は、昨年のグランプリにてヒョイと勝ってしまったマツリダゴッホ、続いて遅咲きながらジャパンカップで勝利したスクリーンヒーロー、今回もデムーロとのペア、G1戦4勝し今回がラストランとなるメイショウサムソン
まぁ少数勢ながら、中々個性的な面子が集まった訳だ。

下見所
実績馬、かつこのグランプリに出走してくるだけに、どの馬も落ち着きがある。少々エアシェイディ、アドマイヤモナークがチャカ付き気味だが問題ない程度、牝馬の1時代を築いたカワカミプリンセスが10kg減と少しガレ気味。対照的に「飛び」が持ち味のドリームジャーニーは10kg増
「カワカミはそろそろ引退させてやれよ。本田と共に引退して次世代を作った方がヨカッタんでないか。ドリームジャーニーはこれで驚異的な飛びはなくなったな。」

本馬場入
コスモバルクが先入り。5年連続グランプリ出走と言う。しかしながら、もう参加するのに意義がありみたいになっている。1番人気のダスカは気合が乗りつつも、秋天のように空回りしてない良い雰囲気
「今日はコイツのためにあるみたいだなぁ」

こっから録画なんで要らない部分はすべて早送り
一気にファンファーレ&ゲートイン。便利だけどやはり味気ない。

ゲートが開く
ダスカが絶妙のタイミングで出た。そして定石通り先頭へ
対照的にマツリダがゲートで出ミス。それに焦ったのか完全にかかった。前に出よう、行こうとする馬をなだめる眉毛。勝利すべてがココに集約されていた
続いてはカワカミプリンセス、牝馬勢に続いてはなんとサムソン
出てしまったら、そのまま行かせる武とは言え、これはイマイチ解せない。

10万人を集めたスタンドの前をダスカが気持ちよく駆けて行く。コスモバルクが競りかけてゆくかと思いきや、それすらの力も現在はない。もう引退しろ。
これで気持ちよくダスカの一人旅が始まった。

向う流し。ここでサムソンのヤネ武豊の手が動いて追い出していた。
「おいおい、まだ3角にすら入ってねぇぜ。そこで追わないと動かないズブい馬になっちまったのかサムソンは。」

4角に入って各馬の動きが慌しくなった。しかし先頭のアンカツ。全く余裕で追い出しもしない。そうこうしている内に、ジャパンカップで勝利したスクリーンヒーローのデムーロがどっからか2番手近くまで上がってきていた。
「うげっ、いつの間にそげなところまできたデムーロ。さすがだぜ。」

直線に入ってやっとアンカツの手が動き出す。
そっからは他の馬とは別次元の走りだった。一時、追いついたと思った馬々が一気に突き放される。やっとの思いですがりついていたサムソンは失速してゆく。JC馬スクリーンヒーローも追いつけない。ここで彼らは力を使い果たした。

難無くダイワスカーレットがグランプリを飾った。37年ぶりの牝馬のグランプリ勝利だと言う。
そして2着に滑り込んだのは、最後方に位置してギリギリまで追い出しをずらしたアドマイヤモナークだった。この最低人気の馬の滑り込みが万馬券を演出する。

ダイワスカーレット、中山の2500、6回のコーナーすべて先頭を走った訳だ。
天皇賞秋の時も負けて強さを意識させられたが、今回はさらにその認識が強く印象づけられた。

そして、マツリダゴッホやエアシェイディに期待されていたサンデーサイレンス産駒のG1連続勝利がこれで絶たれた。時代がはっきり終わった感がする。
それをぶち切ったのが息子、タキオン産駒と言うことであの世のサンデー御大も眺めているんでないだろか。

それにしても、天皇賞秋のウォッカもそうだったが、牝馬が強いと言う印象的な1年だった。来年はどうなるんだろうか。もちっと骨のある牡馬が出てきてほしいと思うのは、ワタシだけだろか。

一年、ありがとうございました。
また来年!

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岩田の殊勲だな

2008/12/21(Sun)----朝日杯フューチュリティS

この時期は忙しい。
仕事は何としても御用納めまでに区切りを付けておきたいし、年賀状を書かないといかん。
年賀状が廃れたとは言え、やはりワタシ達の世代にとっては一応は必要なアイテム

そんなこんなで録画での競馬観戦
今週は来年のクラッシック戦線を占う2歳牡馬達の戦い。先週の2歳牝馬の戦いでは、ブエナビスタと言う新しいヒロインが誕生した。

牡馬の方は今年の3歳馬と同じ雰囲気の戦国クラッシック系が見えている。図抜けた馬の存在がない。それも競馬ファンにとっては楽しみ。そんな中に万馬券が潜んでいるのだ。

1番人気、ブレイクランアウト。前走の東京スポ杯で負けたものの抜群の切れ味を見せた同馬。やはり小柄の馬体で切れを見せる馬はディープを彷彿させるのか人気が出る。しかもヤネには、骨折して全治2ヶ月とか言われていた武豊が帰ってきたのだ。
やはり、この男タダモノじゃない。普通、これだけ稼いでいて、実績的も問題なく競馬に戻ってこれば有力馬のオーナーが頭を下げにくるのは判っているのに、もう無理をおして精神力だけで戻って来た
2番人気、セイウンワンダー、父グラスが勝利したこの朝日杯に仔が出るつーことで人気。ちと前哨戦が大きなとこでなく新潟での勝利つーことが人気の差になった。
続いての人気はミッキーパンプキン、シェーンヴァルトと続いていた。

「非常に危険な1番人気だなぁ。武もそうなることを判ってやってるのか。あ」

下見所
多分、武が乗らなかったら1番2番人気は逆転してたと思いながら、生暖かく下見を見る。
ミッキーパンプキンの小ささが気に掛かる。それとは逆にブレイクランアウトとセイウンワンダーのプラス10kgが、この時期の成長分は必要と思いながらちと気に掛かる。
馬体の映り的にはクビが太めで気合入っていて歩様も確かなキンカメ産駒のフィフスペトルとブラストクロノスが良く見えた。新種牡馬だが、短中距離系の良い感じの産駒を出しそうで楽しみ

本馬場入り
明らかに武豊の手綱さばきがぎこちない。完全に治ってないと見える。行こうとするブレイクランアウトを無理に押え込んでいる。ペリエが乗ったミッキーパンプキンは全く逆に騎手が軽やかに駆けさせている。セイウンワンダーも入れ込み気味。父が暴れ馬だったジャンポケ産駒のシェーンヴァルトは落ち着いている。

関東ファンファーレが鳴り、各馬、粛々とゲート入りゲートが開く
先頭を飛び出したのが、ツルマルジャパン、続いてゲットフルマークス、ミッキーパンプキン。セイウンワンダーとシェーンヴァルトは中段に構えている。1番人気のブレイクランアウトはケツから2番目だった。

「大外一気を目指すブレイクはこんなとこだろな。」

その流れで向う流しを通す。3角に差し掛かったところで、赤い帽子のブレイクランアウトが外に持ち出し上がってゆく。

「え、ちょっと仕掛けが早いんでないか。体に無理させんように早仕掛けか武!」

4角、前が詰まり外へ持ち出す馬とウチへ切れ込む馬が出た。3角から仕掛けをかけたブレイクランアウトも外組だった。その中でウチの馬々を縫うようにしてセイウンワンダーが前に出る。外から中央に入り込んできたルメール騎乗のキンカメ産駒、フィフスペトルが必死に追い込むも経済距離を進んだブレイクランアウトが一足先にゴール板を駆け抜けた。

今回は騎手岩田の殊勲と言えそうだ。前日の土曜に斜行で開催4日間の騎乗停止を食らって、有馬に乗れないのは確定し怖いものなしの状態の岩田。レース的にはルメールのJCDに続く勝利みたいな感じだったが、極限のコース取りをした岩田と気合モリモリのセイウンワンダーには届かなかった。
一方の武豊、怪我明けで恐る恐るの騎乗が見え見えな感じ。今週の馬こそは、いつも非難轟々の「溜め殺し的」な大外一気をしても良かったはず。さすが奴も人間だと思えた一日だった。

これで来週の有馬が益々読みづらくなった。全快それとも怪我引きずりの武騎乗のサムソンの取捨をどうしたら良いのか...。個人的には人気しそうだから買わないけどね。

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来年も牝馬強しなのか

2008/12/14(Sun)----阪神ジュベナイルフィーリーズ

前日の小雨、曇天の冬空
師走の風景に変わった阪神競馬場
来年のクラッシック戦線を占う2歳牝馬戦、阪神ジュベナイルフィーリーズが行われた。
誰がこのレース名を付けたのか知らんが、いつも噛んでしまうぞ

2歳なんて、まだまだ海のものとも山のものともわからないから、ま、様子見で良いやとも思えるレースだが、かってウォッカやトールポピーを出したレース
抜群の強さを見せ付けた馬は侮れない。このレースもそんな扱いになってきた。

今年はと言うと、6/17の確率の抽選を滑りぬけて出てきたブエナビスタが1番人気。
前走で見せた強さはちょっと違ったものに映った。2番人気はジェルミナル、好調父アグネスタキオン産駒。続いてはダノンベルベール。関東馬だけに移送に不安ありも、早めに栗東入りし、万全の態勢を敷いていた。

下見所
どの馬も2歳かと思えるぐらいに落ち着いている。1番人気のブエナビスタなんて、古馬みたいに落ち着いている。母ビワハイジを見てうなる。
「名前の付け方の流行りが英語名からイタ語に変わってきたのか。(笑。それにしても良い馬だなぁ。母親は小さかったんだけど、コイツは良い馬体しとるわ。」
ワタシの印は対抗。馬っぷりからは1番だろうが、ヤネのアンカツがG1戦、絶不調。それが大きい。
ワタシの本命、ジェルミナル。馬体重を見てガックリ。マイナス10kg。いくら叩いたとは言え、成長のこの時期痛い。アナウンスでは、見た目には大丈夫みたいなこと言っていたけど、ガレてるのはわかる。先週のヴァーミリアンに続いて人気所のマイナス体重はちと辛い。
中で好感が持てたのが、アディアフォーン。2歳児らしくアタマを上下させチャカ付いている。コイツも母名ファレノプシスを見て懐かしむ。
「どっちかと言うと桜花賞に勝ったコッチの方が好みだなぁ。。。2歳児らしいしな」

本馬場入
ドレスアップした女性騎乗の導入馬
桜花賞へ繋がってゆく演出だが、ちとこの寒空では寂しい。
シゲルキリガミネが気合を入れて入ってゆく。人気のブエナビスタ。馬場の途中で立ち止まってる。何か起きたのかと思いきや、ボロをしてる。どこまでも大物感が漂う。
今週は香港でG1戦があり四位と池添、藤岡までもが海外遠征してる。武も今週も負傷欠場、佐藤哲落馬など、参戦騎手もバラエティに富んでた。19歳の浜中が小倉3連勝中のデグラーティアで参戦したりといつものG1面子とちと違ってる。
この辺りが勝負にどうでるかも見所のひとつになっていた。

ファンファーレが鳴り、各馬ゲート入り
ショウナンカッサイが発汗が強い。デムーロ騎乗のルシュクルが少しウロウロして、後ろにいたブエナビスタに当たりそうになる。笑うアンカツ、余裕を見せた。
どの馬も荒れることなくゲートへすんなり入る。下見でチャカ付いていたアディアホーンも暴れることなく入る

「お利口さんばっかしで何だかつまんねぇなぁ。もっと暴れそうな馬いねぇのか。」

ゲートが開く
先頭に出たのがショウナンカッサイ、シゲルキリガミネ
ルシュクルも前に出ようか付いていこうか、名手デムーロも悩んでいる様子。人気のブエナビスタは後方から3頭目で落ち着いている。
そんな展開で向う流し、3角と続いていった。

 4角を廻り、大外に追い出されたブエナビスタが気合ムチ3発でエンジンがかけられる。
そっからは他馬とは異次元の走り。並んだと思ったら他馬と並ぶことなく先頭へ。最後は持ったまま余裕の4馬身差
 普通はもちっと追い込みの記述をするのだが、それもない。今回はブエナビスタ1頭だけの記述で良い。そんな感じの2歳戦だった。

 来年の桜、樫の主役は決まったって感じがする。もしかするとウォッカに続いてダービー出走みたいなプランもあるのかもしれない。

今回の1、2、3着のサイヤーはスペシャルウィーク、タキオンに続いて新種牡馬のネオユニヴァースが入った。父の活躍を知っているファンは、それぞれに贔屓筋の父がいて堪らない戦いになったはず。

3着に入ったミクロコスモスの切れも凄かった。
 ミクロコスモスは何と言っても1戦1勝しかしていなかったのに、この存在感は期待できる。しかも今回は主戦の武が負傷と言う事で勝利はちときつかったかもしらん。個人的には乗り替りであれば父ネオユニにはデムーロが乗って欲しかったが、認めたくない雰囲気はあったんだろうなぁなんて邪推する。
 武も客観的に外から見ていて、来春はこの馬なら勝ち負けできると思ったかどうだか。(知らんけど)

 ウォッカにいつも勝てないダイワスカーレットがいるように、ブエナビスタにも好敵手がいて存在が光るはず。来年はそのヤネの関係が逆転して...。なーんて考え出すと、面白くて仕方ない。

来年も牝馬戦線は楽しそうだ。

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蘇ったダートチャンプの裏には

2008/12/07(Sun)----ジャパンカップダート

師走に入ってあわただしくなってきた。

昨年まで東京競馬場で2100m土曜日に開催されてきたジャパンカップのダート戦が今年は阪神競馬場で1800mに短縮されて開催されることになった。
東京競馬場でラッシュのように開催されていたことを考えれば、これは関西がホームのワタシ達にとっては嬉しいこと
 この寒風吹きすさぶ中、G1戦ということもあって観客も沢山集まった。G1戦はやはり地元民には楽しみなのだ。

 人気は何と言ってもフェブラリーSで勝利、かつ昨年の覇者ヴァーミリアンだった。今年はいつものヤネ、武豊が負傷欠場と少しの不安材料ありだが、実力的には抜きん出ている感があった。
 2番人気は前哨戦にてそのヴァーミリアンに惜敗したサクセスブロッケン。こちらはあの有馬、天皇賞を攫ったシンボリクリスエス産駒。ちと今をときめく種牡馬的には寂しいが、ここで勝利したら一気に変わると期待していたことだろう。
 その後は京都でデビューし、米に渡り向うで勝利して凱旋帰国した良血カジノドライヴ3歳。ちと違った生い立ちに期待しているファンも多い。
 続いて一昨年の勝ち馬カネヒキリ。こちらは勝利後、屈腱炎を発生し、復活できないのではと危ぶまれていたダートの巧者

下見所
1番人気のヴァーミリアンは何と12kg増
「いくら力の要るダートだって、これはデブすぎだろ。もしかして今まで遠征だったのでそのつもりで調教したんでねーか。」
次人気のサクセスブロッケン。こちらはkg増なんで、一応まとめてきた。舌を出してハミが合わなさそう。逆輸入産カジノドライヴはヨダレを垂らし、少し入れ込み気味。
やはり日本の競馬には慣れてなさそうな雰囲気
国際レースなので、海外から3頭参加してきたが、先週に引き続き1頭が感冒で出走取消
「やっぱり日本は寒いのか。馬まで風邪引いてしまうのか。」

本馬場入り
メイショウバトラーが荒れている。ヤネの福永を振り落としそうだ
ヴァーミリアンも体重の割りには軽快に駆けて行く。外国産駒2頭は馬場入りでも2人引きでゆっくり入ってゆく。フロストジャイアントは発汗が著しい

「あのティンカップのヤネの勝負服は何か文字が入っているなぁ。サッカーみたいに勝負服にスポンサー名とか入れられるようになったらどうなるんだろ。ま、えげつないことになりそうなんで止めた方が良さそうだけどな。」

久しぶりに聞く関西のファンファーレが鳴る。観客も嬉しそうだ。
各馬ゲート入り。フロストジャイアントが日本のゲートを嫌う。メンコを付けてやっとのことで入れる。
「先週もそんなこと言ってたけど日本に来てギャロップだけでなくゲート練習ぐらいしろ。怪我が怖いんだろうけどな。」

ゲートオープン。先頭に飛び出したのが外国馬ティンカップチャリス。米では9戦8勝と中々の戦績を引っさげて本気モードでやってきた逃げ馬だ。ワタシもコイツを推していた。
「おし、キチンと逃げたぜ。これで楽しめる。」
続いて船橋所属の地方馬フリオーノ、アドマイヤフジ、サクセスブロッケン
人気所は後方待機。いつも前で競馬をするヴァーミリアンも後方だ。
マイルくらい進んだところで、ヨコテンが変なことをし始めた。先頭に進んでたティンカップを交わして先頭に立ったのだ。

これでペースが確実に変わった。
それに影響されて、もう向こう流しでヴァーミリアンが動き出した。
「うわちゃーっ岩田。先頭に立てなかったからってその早仕掛けって良いのか。余分に力使いすぎちゃうのか。」

各馬4角を廻り直線へ
前にいたティンカップがずるずると後方に下がってゆく。サクセスブロッケンも訳のわからないチェンジペースが祟ったのか落ちてゆく。変わりにウチに入って前に出たのがカネヒキリが前に出る。続いて嫌ーなメイショウの勝負服。2頭出しのどちらも今回は買ってない。ヴァーミリアンがその間隙を突っこんで来るが時すでに遅かった。
先週のデムーロに引き続き、今週の出稼ぎジョッキーにG1タイトルを持って行かれた。

 勝利したルメール。インタビューでは角居調教師に感謝の弁を述べていた。角居師、デルタ、ウォッカ、ザリオとスーパーホースを育てて海外にも果敢にチャレンジしてる。まさに現代感覚と国際感覚を併せ持った調教師だ。
 そんなスーパーホースを管理する一方で屈腱炎という競走馬にとって致命的な傷を負ってしまったカネヒキリを大事に大事に付き合った結果が今回の復活劇につながったのだろう。一番喜んでいるんでないだろか。

 負けたヴァーミリアン。岩田の焦りもあったろうが、まず12kg増はまずいだろ。3歳ならともかく、もう6歳なのだ。最適な馬体重ってあるだろ。

 凱旋帰国したカジノドライヴを管理する藤沢師が呆然と最後の追いを見ていた映像が印象的だった。いやいや、まずそいつは日本の競馬に慣れてない。今回も出走できるかどうかの瀬戸際だったんだ。馬には良い感じはある。来年が楽しみだぞ。さて海外か日本か。どちらで勝負するんだ元祖国際的テキの藤沢さんよ。

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こんだけドラマが転がってたのに結局はコレかよ

2008/11/30(Sun)----ジャパンカップ

晩秋の色濃い東京競馬場
久しぶりのスーパーホース達が揃ったG1戦にふさわしい晴天の空が広がっていた。
歴代のダービー馬3頭、本年菊花賞馬、昨年のグランプリホース、海外馬3頭と、これぞG1戦だというような面子に、誰もがわくわくしていたに違いない。

 ダービー馬の中でも牝馬ながら、記憶に新しく天皇賞秋に天敵のダイワスカーレットを破って勝利したウォッカが1番人気。続いてダービーに勝利した後、あっさりと菊花賞を避け、天皇賞秋に進み2女傑姉さん達に惨敗を食らったディープスカイ。それでも牡馬中1番手だったし、叩き良化の馬なんで人気は上がっていた。
 続いての人気は、3年前のダービーに勝利に始まり数々のG1に勝利し、仏凱旋門賞にチャレンジしたメイショウサムソン。鞍上には主戦の武豊の負傷により、かっての盟友石橋が乗るんでこれまた期待人気が集まってた。
後は菊花賞馬オウケンブルースリ。遅咲きの馬でこれからの雰囲気がある。昨年のグランプリ馬マツリダゴッホ。一時期は全盛を極めたサンデーサイレンスの直仔。サンデーがいなくなった現在、この対決が見られるのも残り少ない気がする。

下見所
人気のウォッカは落ち着いている。天皇賞での激走の反動のやつれも見られない。良い感じの歩様で歩いている。ディープスカイ。天皇賞の後にあってもプラス8kg増。調子は上がっている様子。これも良い。メイショウサムソン、いつ頃からかこの馬、下見では覇気が感じられなくなった。老成なのか知らないがそんないつもながらの雰囲気。菊花賞馬のオウケン。コイツはちとクビの上げ下げでイラついている雰囲気が見て取れた。
後、外国産馬1頭が出走取消で2頭、こちらはどちらも日本の下見所の雰囲気にあきらかにイラついている様子が見て取れた。

「うーん、やはりウォッカ-ディープで硬いなぁ。こりゃ」

 そうこうしている内に本場馬入り。ジャパンカップは10R、早いのだ。
このレース番間違いで何人かは痛い目にあっているだろう。まぁ、それはひとつの笑い話だ。いつも、先入りするコスモバルクが今日は馬列に加わっていた。
「やれば出来るでねぇーか。まぁそれほどチヤホヤする馬でもないことがわかってきたな。」
 そうこうしている内に関東ファンファーレ。久しぶり上手くいってたぞ。やれば出来るでねぇーか。それが終わるか終わらないウチに各馬ゲート入り。
パープルムーンに目隠しを被せていた。何でも昨年日本のゲートの金網が気になって出遅れたらしい。

全馬入ってゲートが開く
 先頭を行ったのがネヴァブション、続いてコスモバルク、マツリダゴッホ。向う流し、放送のフジテレビアナが全然馬名を言わない。最悪だ。いつからだ。キチンと競馬中継が出来なくなったのは、もうフジは競馬中継辞めれ。テレビ東京系列に任せろ。馬番を目を凝らしてみる。ウォッカ、ディープもそれに続く中段にいる様子。サムソンは後方気味
その流れで3角と4角へ
ここで前に残っていた先行馬を避けるのが常套手段、ここでウォッカが外に出られず窮屈になる。
「うあ、こりゃロスだぜ。」
一方で外に持ち出したディープスカイ。作戦的には完全に乗った
誰もがここでディープスカイの勝利を期待したに違いない。
その前に先に追い出した16番がいた。ディープスカイが追いすがり、抜くだろうと思った。そこで騎手の気合ムチがうなる。落ちかけた馬が息を取り戻し再度伸び、ゴール板を駆け抜ける。
「うめぇ、誰だコイツ。で16番って何だ...。」

久しぶりにやってきたデムーロにしてやられた。

 名牝から名馬へのドラマや、久しぶりの盟友との勝利、遅れてきたクラッシック馬の面目躍如の勝利、サンデーサイレンスはやっぱり強かった...云々。

 レース前は数々のドラマが描けそうだなんて思っていたけど、結局俗な、社台ファームと天才出稼ぎジョッキーは強かったのストーリに陥ちた。

検量場に戻ると満面の笑みを浮かべる社台の吉田照哉...。一番見たくねぇ笑顔。

 今回はスーパーホース対決と共に、父のジャンポケvsギムレットvsタキオンvsオペラハウスvsサンデーvsグラスワンダーの対決でもあった訳だ。

 競馬ファンならばどの馬にも思い入れがあるはず。その中でグラスワンダーの勝利っつー点は感慨深い。女傑エアグルーヴを退けた有馬、サンデーの仔スペシャルWとの激走での勝利。人気よりも実力者だった親父を彷彿させる点も何だかアレだ。

そして何よりもデムーロ。天性の朗らかさを持つ奴には敵わねぇ。ホント。最後の気合ムチなんてやっぱりすげぇと思った。デムーロと言えばネオユニだな。もうすぐ仔達がクラッシック戦線に戻ってくる。そこでまた面白い対決が見られそうだ

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G1馬にはそれにふさわしい名前がありそうだ

2008/11/23(Sun)----マイルチャンピオンシップ

今年最後の連休の中日、ゆったりとしていた。
巷の親父達も、連休の中こっそりと競馬場に出かけているに違いない。
そのせいか淀の競馬場も4万5千と連休にしては少ない観客動員数
京都では、連休を最大限に利用するJRAの思惑か、日曜と月曜の祭日を利用するという変則開催だった。

で、本日は1ハロン戦マイルチャンピオンシップ。
昨年の覇者、ダイワメジャーが引退しちまったことや、目ぼしい面子はこちらよりも二千の天皇賞や、牝馬戦に出てしまったことでちょっと面子的には寂しい感じがする。

1番人気を受けたのは前走の毎日王冠にて、ダービー&天皇賞馬のウォッカを差しきった脚を持つスーパーホーネットだった。この辺が1番人気を受ける点は寂しい。やはりG1馬のバリバリクラスがたとえ一頭でも出ていたら、も少し期待できるG1戦になっていたのではとのレース前のワタシの気持ち

連休の中日と言う事で、こちらも家庭サービス。久しぶりに家でたこ焼きを焼いていた。ご存知の通り、関西ではたこ焼き器は、ほぼどの家庭にもある。それを焼くのは、やはり親父の役目。クリッ、クリッとたこ焼きを返しながら、ビールを飲む。これも休日のゆったりした楽しみなのだ。競馬が始まるなと思いながらテレビを付けた。

しかし3時になっても一向に始まらない様子。吉本のお笑い芸人が出ている。気持ちがたこ焼きに行っているから目は映像には向かっていない。音だけだ。
ふとテレビ映像に目を移す。そこには馬の映像

「おいおいおい、待てよ。もう始まっているんじゃねーか。何だこれ。音声がねぇぞ。」

何でも関西テレビ50周年記念と言うことで、特別番組の一環で競馬中継も含めてやる様子。しかしパドックに入っても音声が全く入ってなかった。

「こりゃ完全に放送事故だろ。くだらねぇ芸人集めてやってるからだろが。こっちは金賭けてるんだぜ。やめてくれよ。」

「何がめっちゃドリーム競馬だ。むちゃくちゃ放送でねーか。氏ね」

と言う事で、下見は全く飛ばす。

関西テレビでやってる「サタ馬」の面子。相変らずアゴの語る本命馬は、嘘くさい。何だよ外国馬と福永馬券つーのは。全く持って好感が持てない。シャンプーハットの2人も高額配当馬券を狙うが、面子的に抜けた馬がいないせいか。どの馬を選んでも人気がバラけていて、彼らの持ち味が伸びない。そこへ女性陣として彩りをそえると思いきや、いるのが森三中。

「これじゃ彩りにもならんだろ。サタ馬面子でやるんなら奈々を呼べ。あ」

放送は殆ど見ていなかったが、中で「スズカフェニックスがアンカツに乗替り」と言う音声だけ聞こえてきた。どうやら武豊が落馬負傷したらしい。先週に引き続き、ツキが無い状態が続いているようだ。それとも体のどっかが悪いんだろうか。少し気になる。奴は一度、お払いを受けてきた方が良いのでないだろか。

G1戦ともあろうに、ファンファーレすらまともに放送されない。各馬がゲートに入ってゆく映像のみが映し出される。

ゲートが開く。
先頭に出たのがマイネルレーニア。この馬の定石通りの逃げ。好感できる。ヤネに乗ってるのはサト哲。ワタシも推している。続いてローレルゲレイロ、サイレントプライド、コンゴウリキシオー。1番人気のスーパーホーネットは後方待機

向う流しを過ぎ、各馬3角に入ってゆく。ここで大外からもうスーパーホーネットが動き出す。
「うあ、こりゃ仕掛けが早すぎ。やっぱり藤岡だ。」
各馬4角に突っ込んでゆく。スーパーホーネットはその早仕掛けにも関わらず、まだ大外で先頭を目指している。ウチで残っていたマイネルなどが落ちてゆく。そこで我慢をしていたブルーメンブラッド・吉田が満を持してウチに入って追い出す。
最後の直線でスーパーホーネットが先頭に立つ。がウチで力を残して追い出したブルーメンブラッドが差し切った。

こりゃ完全に勝った吉田豊の作戦勝ち。ブルーメンとホーネット、どちらも前走で終い33secの脚を示していた。今回、それをより効果的に吉田は使った。ロングスパートはホーネットには辛かった。

やっぱり、こんだけ1番人気に推されてもG1タイトルを奪取できない馬はできねーな。大体、名前がいけねぇ。スーパーホーネットなんてその辺の重賞戦でいつも走ってそうな名前でねぇか。

まぁ勝ったブルーメンブラッドも牝馬に付ける名前ではないがな。
エリザベスを蹴ってここへ出てきたとこに「女を捨てている」つー思いがあったのかもしらん。
知らんけど...。

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強いカラ馬だったぜ

2008/11/16(Sun)----エリザベス女王杯

雨が降った日曜の京都
段々と寒くなってきた。山々は所々紅葉を見せ始めている。
天皇賞秋から一週空いて、また秋のG1連続シリーズが続く
今週はエリザベス女王杯。牝馬の最強を決めるレース

本来ここに出るはずの最強牝馬2頭、ウォッカ、ダイワスカーレットが天皇賞秋でデットヒートを繰り広げて、今回は少し残念な展開。
てか天皇賞が牝馬2頭があんなレースを繰り広げるなんて普通はない。いかに牡馬連中に抜けている馬がいないかっつーこと。まぁ、それが明らかになっただけでも良いか。

 そんなこんなで今回の注目は2年前に完全に勝利してたカワカミプリンセスが降着させられた因縁の栄冠を取り戻しに来たって筋書き
ただ、あの全盛期のカワカミには比べるべくもなく衰えが目立つ。あの日から勝利してない。一番の乗り役だった本田騎手も引退してしまい、後釜に幸四郎が座ったがどうもしっくり来てなかった。そのカワカミにヨコテンが乗ってやっと調子を取り戻してきて、再度、あの因縁のエリザベスを狙いに来たってこと。

当然ながら1番人気は、その背景を受けてカワカミプリンセス。やっぱり日本人はこういった背景のドラマが好きだっつーことだ。2番人気、桜花賞馬を差し置いて、クロフネ×エアグルーヴと言う超良血の仔、ポルトフィーノ。エアグルーヴと言えば、牡馬を差し置いて天皇賞も勝ってしまうと言う現在のウォッカ的な存在の先駆け。
病気や怪我でクラッシック牝馬戦線を離脱した特異な存在だ。その馬に母エアグルーヴで牡馬を蹴散らした武豊が乗っているんで人気が出ない訳がない。
続いてはベッラレイラ。そうウォッカ、ダイワスカーレットが同世代にいるおかげでG1をひとつも勝てていない不運な存在。

「母エアグルーヴと言い、先々週のウォッカ勝ちと言い武のためにあるような雰囲気になっとるが、本当にこげな実績の無い馬が2番人気で良いのか。あ」

「ベッラレイラは不運だというが、運も強さのうち。父トップロードと同じような道行くんでないかい。こういう運の無い馬はダメさ」

そう、父トップロードは菊花賞馬となりながらも同世代にオペラオーがいたおかげで、ずっと2着に甘んじていた不運な馬なのだ。

下見所
1番人気のカワカミプリンセス。相変らず気合が入りまくっている。クビを上げ下げしてバタバタしている。馬体重は10kg減と絞ってきた様子
2番人気のポルトフィーノ。下見では初めて見るのだが、父のクロフネの血が強いのか短躯の感がある。短距離の馬の雰囲気がある。コッチも気合が入りまくってる。
「父に似ちゃったのね。母は体長めのスタイル抜群だったのになぁ。二千二百は微妙だな。」

本場馬入り
カワカミはヨコテンを乗せて、さらにテンションを上げている。2番人気のポルトフィーノ。天皇賞のウォッカと同様に武は2人引きで観衆の前を歩かせている。
「ウォッカで味をしめたんか。ウォッカの騎乗はあんまり誉められたもんじゃなかったけどなぁ。武よ。」

そうこうしているウチにファンファーレがなる。入れ込みが問題だったカワカミプリンセスもスムーズにゲートに入った。他馬は問題なくゲートに入る。

で、ゲートが開いた
ここで大アクシデント。誰かが落馬したのが見えた。馬番号を見る。
「あちゃー武だよ。武。またゲート後だぜ。」
1番人気を背負ってノーリーズンでゲート直後に落馬した菊花賞を思い出す。
(後のスロービデオを見たら、落馬した武を上手くかわしていた姿を見たので、この論調で書いている。)

武を振り落としたポルトが先頭を気持ちよく駆けて行った。
で、先行するだろと思っていたカワカミプリンセスが先頭に立たなかった。変わりと言っては何だが、先頭をとったのがコスモプラチナ、続いてビエンナーレ。揃ってステイゴールド産駒。後にはピサノジュバンとか。
「おいおい、ヨコテン。その乗り方で良いのか。」

向う流し、先頭から馬のポルトは本当に気持ち良さそうに走ってゆく。
3角に入ると、カワカミプリンセスが動き出す。ちと早めの位置取りの様子。
4角に入る。こっからカワカミが突き抜けるかと思いきや。先頭に立ったのはウチで耐えて万全の体制から伸びたルメール騎乗のリトルアマポーラ。思ったほどカワカミは伸びない。
で、外からキレキレの馬が飛んできた。そうルーズホースのポルトフィーノ!
(インタビューでルメールがから馬をそう呼んでた)
全馬を完全にぶっちぎってゴール板を駆け抜けた。

おっといけねぇ。違ってた。

勝ったのは、そのルーズホースの追い上げを勘違いすることなく、慌てずに処理したルメール・リトルアマポーラ
カワカミプリンセスは追走むなしく2着に沈んだ。

この結果、サイヤーとしてアグネスタキオンが2歩も3歩も抜けてきた感がある。
ダイワスカーレット、ディープスカイ、キャプテントゥーレらに続いてのG1勝利

そういえば2年前のエリ女でカワカミに因縁をつけたのが社台の馬に乗っていたルメールだったよなぁ。
そのルメールが今回は完全に勝利したって言うのも興味深い。奴にとっても落としたレースを拾いに来たって寸法だったのかもしらん。
カワカミはやっぱり力の衰えは否めないな。もしかすると本田でなければいかんのかもしらん。

それにしても、ヤネ武を振り落としたポルトフィーノ。大外から飛んできた姿はまるで武が操って騎乗している姿そのものだった。先行して4角で待って、最後に「大外一気」を仕掛けるなんておもろい馬や。久しぶりの馬鹿馬登場って感じがする。実はこういう馬が大成したりするのだ。

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同着にしといてくれよ

2008/11/02(Sun)----天皇賞秋

秋晴れの三連休の中日の東京競馬場で古馬の最速馬を決める天皇賞が行われた。
今年は久しぶりによい面子が集まった。昨今、菊花賞の距離三千が辛いと言う事で、クラッシックレースを蹴って、こちらの二千の中距離に焦点を当ててくるケースが出てきた。

ディープスカイ、レッキとした今年のダービーホース。この馬の参戦によって、こちらの天皇賞秋が面白くなったのは言うまでもない。
そして、昨年の牝馬クラッシックを競った両雄でないな、女傑2頭、ダイワスカーレットとウォッカの再度の対決がまた見ることが出来ることになる。
 勝率としては、2頭同レースに出た際にはすべてダイワが勝っている。しかしながらの一方のウォッカ。牝馬ながら牡馬の最高峰ともいえるダービーにて勝ってしまった点に、この馬の凄さがある。
 女傑対決、新旧ダービー馬対決と興味深い対決、三連休と言う事で東京競馬場にも沢山の観客が詰め掛けたことのようだ。
多分、どの観客もこの3頭で決まりなんでないかと思っていたのではないだろうか。

と言うのも、ワタシの方は連休と言う事で家族サービス
レジャーにアウトドアに出かけていたので、下見や本場馬入りは全然見ていない。

 今までは携帯ラジオを持って出かけていたのだが、最近は便利になったものだ。携帯にテレビが付いた。そうワンセグテレビ。出走直前に携帯のスィッチを入れる。
一応、まぁ今回はレースだけが興味だったので、このちぃこいテレビでも全然問題はない。
ダメだな。そのうち競馬観戦を全部これで済ましそうで...。

「おおっ映っておるおる。あーあ、また武は観客の前でウォッカを魅せこんでおるわぃ。そのパフォーマンスが吉と出るか凶と出るか。」

最近の武の国内外でのG1戦での勝率はあまり芳しくない。

 一方のダイワスカーレット、先入りで待避所に向かった様子。双方それぞれに、馬の性格を示したようなパフォーマンスに入っていた。あまりディープスカイは映らない。と言うよりはちっこいテレビではあまり判らないのだ。じっと画面を睨み付ける。

審判員の旗が振られ、ファンファーレが鳴った様子。音は聞こえない。外で聞いているんで他の音でかき消される。各馬が続々とゲート入り。ゲートが開く

先頭をうまく飛び出したのがダイワスカーレット。
「おし、うまく出た。このまま先頭を切ってゴールしろ。」
続いてキングストレイル、アドマイヤフジなどなど。ディープスカイとウォッカは中段前目
「なに、ウォッカが最後方でない。やはりダイワを警戒しとるわい。しかも四位とアンカツを眺められる直近の位置か。今回は武も考えたな。」

 双方共に、最後方から切れで勝負するタイプ。しかしながら先行逃げ切りのダイワスカーレットがいる分、届く位置で競馬がしたかったに違いない。

向う流し、このちっこいテレビでは何が何だかわからない。ダイワの先頭とウォッカの黄色の勝負服がどう動くのかだけが見て取れる。
府中のケヤキの木で馬群が隠れ、見え始めるともう直線だ。
先頭を走っていたダイワがウチにつける。外に持ち出したウォッカとディープスカイ
先に動いたのは武ディープだった。それに猛追するようにディープスカイに鞭が入る。
少しスカイが前に出たように見えた。
「ああ、ここでウォッカ陥落か。」と思ったら、ウォッカが差し返した。

そしてゴール板へダイワと共に飛び込んでゆく。
映し出されるコースレコードの文字。。。

「え、ダイワだろ。ダイワ。」
そう、ワタシはダイワ-ウォッカ-スカイの三連単を買っていたノダ。
しかしながら、携帯ワンセグテレビでは、スーパースローも小さすぎてわかんねのだ。

そっからが長かった。長い長い写真判定が続いた。競馬場で見ていた観客も辛かったろうが、ちっこいテレビで見ていたワタシも辛かった。音は聞こえねぇし、スローも良くわかんね。4時を少し過ぎたときやっと判定が映し出された。

「んがぁ。ウォッカ勝ちかよ。つまんねぇぇぇぇ。同着でいいじゃねーか。」

最近は、収入難なのかJRAも同着と言う甘い決着を示すことが少なくなった。

微妙な距離・二千。
ダービーやJCみたいにあと四百あったら、脚色から完全にウォッカの勝利だったろう。
これがあるから、天皇賞秋は面白いと言われる所以かもしらん。

 今年のダービー馬、ディープスカイに至っては2頭の女傑に完全に負けていた。
昨年の牝馬路線最強の証明なのか。今年の牡馬クラッシック戦線の凡馬ぶりを示してしまったのか。それは今後のJCや有馬で証明されるだろう。

 勝利した武、内心冷や汗ものだったろう。この女傑に自分が乗って全部負けてきたのだから。今回こそ負けたら何を言われるかわからなかったはず。
 惜敗したアンカツ。悔しくて今夜は眠れんかもしらん。着差はアタマのアゲサゲだけなのだ。そして3着に沈んだ四位、誰よりも自分のお手馬だったウォッカの偉大さを想ったことだろう。
それぞれに想うところがあったレースだったに違いない。

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何だか当たんねーよ

2008/10/26(Sun)----菊花賞

前日からの雨で燻った京都淀競馬場、先週の秋華賞時には晩夏の気配があったのに今週は肌寒い。秋の天気はホント読めない。
今週のレースは牡馬クラッシック最後の砦、菊花賞。

今年は、皐月賞馬もダービー馬も出走していないちと寂しい面子。
ダービーに勝利して、天皇賞行きと言う選択肢がいつのまにか出来た結果がこれだ。

三千mという長丁場がもたらす遠慮がこげな風潮を生んだんだろう。サンデーサイレンス全盛の時は、その距離でも持っちゃいそうだったんで、牡馬勝利馬は全部菊に出るみたいな違いなのかもしれない。ファンとしては、ちょっと厳しい。何と言ってもクラッシックは生涯の中で一回しか出られないんだぜ。

 本来ならば、ここにはダービー→神戸新聞杯を勝利したディープスカイがデンと座って一番人気を獲得している姿があったのだろう。前述のようにディープスカイは天皇賞に出走することになったんで人気もばらけていた。
 変わりに一番人気に押し出されたのは、トライアル神戸新聞杯でディープスカイ、ブラックシェルに続いたオウケンブルースリ。続いて春には逸材とブイブイ言わせていたマイネルチャールズ、ダービー2着のスマイルジャック。鞍上武豊人気のスマートギアと続いていた。

下見所
「オウケンが一番人気つって、危険な人気馬やなぁ。」
まさしくそんな雰囲気の下見、クビが高く、入れ込み気味。
ワタシの本命印のノットアローン、16kg増だ。
「おいおい、何してるんだ>陣営。こんだけ絞れてなくてどないする。」
マイネルチャールズは踏み込みも良く、調子が良さそうな雰囲気。そのほかには、シゲルフセルトとダイシンプランが馬の雰囲気が良く見えた。
本馬場入り
マイネルチャールズは相変らず先入りだ。
「そんなに入れ込んでいる雰囲気もないし、陣営の考えすぎちゃうやろか。いつまでもこんなデリケートなことしとったら勝てないぞ」

刻々と時間が迫り、ファンファーレ
各馬、ちゃーんとゲートに入った。クラッシック最後までくると暴れだす馬もいない。
って言うか。そういう馬がいた方が面白いし、大器の片鱗がありそうなんだけどな。あれほど気を使っていたマイネルチャールズも素直にゲート入り

ゲートが開き、先頭を争うのが、赤木・アグネススターチとヨコテン・ノットアローン
最初は宣言通りに赤木が先頭に立つと誰もが見えたのだろう。しかしながら、最初のコーナーを廻った時、ヨコテンが外に持ち出し先頭を伺う気配を見せる。そして抜いた。
多分、ヨコテンが思うに「逃げが甘すぎだろ赤木」てなことなんだろう。
「おし、ヨコテン。お主と心中だ。やってくれよ。」
やっぱり、本命印を付けた以上、どっかで目立ってくれないとな!

しかし、その期待も向う流しまで、知らない内に3角では吸収されていた。
「太めすぎで、先頭で、この結果だ。駄目だこりゃ。ノットアローン」
はい、もうこの時点でワタシの菊花賞は終わっていた。(涙

バタバタと色んな馬が動き出す。スマイルジャック、シゲルフセルト、ナムラクレセント
1番人気のオウケンも外へ持ち出し迎撃体勢をとる。
4角を廻って、先頭に立ったのがマイネルチャールズ、続いてスマイルジャック。しかしきっちり脚を残していたオウケンブルースリが外から強襲をかけてきてあっさり先頭に立つ。それを追いかけるフローテーションがチャールズをかわすが前に届かない

オウケンの1番人気にきっちり応えて完全なる勝利だった。

勝利の内田、宝塚記念に続いてのG1勝利。インタビューにも少しずつ貫禄が見えてきた。1番人気のプレッシャーにもバタバタせずの鞍上、見直した。今年は奴の当たり年か。

そして菊の定石はやはり定石だった。「2度の坂をゆっくり登って、ゆっくり降りた奴の勝ち」だった。バタバタとしたマイネルチャールズ、スマイルジャックはヤネの焦り負けの感じだな。だってさ、じっと堪えた武のスマートギアは勝利しないまでも4着に滑り込んできてるもんな。
まぁデブすぎのノットアローンの玉砕戦法は問題外だがな。そうはセイウンスカイみたいな馬はおらんよヨコテン君!

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やっぱり秋華賞は荒れるな

2008/10/19(Sun)----秋華賞

 秋晴れと言うよりは晩夏が戻ってきたような天候の京都競馬場
牝馬三冠の最後の砦、秋華賞が行われた
今年は、春の桜と樫で勝利馬が違っていて、何やら最後の秋華賞も怪しげな雲行き
そうとは言っても、人気の方はどうやらオークス馬のトールポピーが1番人気、続いて桜花賞馬のレジネッタ、双方共に馬体重は申し分はなさそう。

 秋の好天の日だったので、子供と近所の祭りに行って帰ってきたのが、もう3時半、ビデオ録画していたので、臨場感を保つために最後まで待って中継を見てみても良かったんだが、ちょっぴり祭りの酒も入ったので、勢いで中継に取り付く

「暑そうだな。どの馬も発汗があるなぁ。」
やっぱりG1戦線はこんな良馬場で見るのがやっぱり良い。

そうこうしている内に関西系のファンファーレ
ゲート入りも牝馬三冠最後まで昇ってきた馬々には何ら問題はない。

ゲートが開く
先頭へ飛び出して行ったのはエアパスカルとプロヴィナージュ、続いてブライテイアパルス、カレイジャスミン。
人気所の2頭、トールポピーは中段前目、レジネッタは中段後方待機となってた。気持ち的にはトールポピーは、もう少し後方でないかなんて思ったが、京都の内回りはとにかく前での競馬の方が有利なのだ。やはり池添も気にしていたのだろう。
白馬が目立つ。最近には珍しく重賞勝利したクロフネ産駒のユキチャンだ。今回は、天才武豊をヤネに出走しているが、やはり色物扱いは否めない。

そんなことを考えていたら、馬群はもう4角を廻っていた。
前に残っていたプロヴィナージュが頑張っている。後方から馬群が襲い掛かる中でも脚色が良いのがブラックエンブレム、少し遅れてムードインディゴ

「うあ、1番ムードは良いが、4番ブラックエンブレムは要らネェ。。」
「おい、オークス馬と桜花賞馬はどこへ行った。」

京都の内回り秋華賞はやはり荒れた
3連単、一千万馬券也!!

勝利騎手岩田、百勝目の区切りがG1勝利だった。

それにしても1着と3着に入った馬が美浦の小島茂厩舎、新鋭の様子
前走で15着と16着の馬は買えねぇさ、普通

今までは、東は藤沢と小島太厩舎だけマークしとけば大体良かったけど、美浦にも新しい勢力が出てきた予感がする。面倒くさくなってきたぜ

さぁて来週は牡馬三冠最後の菊
こっちも本命不在だから、楽しめそうだ。

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苦労人の勝利

2008/10/15(Sun)----スプリンターズS

暑かった夏もやっと峠を越し、爽やかな秋風が流れ出したと言うよりは、もう肌寒さの方が気になるような気候となった今日この頃、そんな頃、秋のG1戦線は始まってゆく
秋の始まりは、電撃6ハロンのスプリント戦から始まる。
関西では雨だったが、中山では辛うじて天気が持ち、馬場も良馬場で行われることになった。

久しぶりのG1戦、暑い夏は仕事が忙しくて、全く夏競馬をやってない。で感を取り戻すのに一苦労。このブログにも久々のアップになってしまった。

前評判は、重賞連勝を続けているスリープレスナイト。それに続いて春のスプリント戦で2着となったキンシャサノキセキ、夏の昇り馬とも言えるカノヤザクラ、春のスプリント王、ファイングレインとなかなかの面子が揃った。
 今日は、日本G1とは別にフランス、ロンシャンで凱旋門賞にメイショウサムソンが出走すると言うことで、武豊が主鞍のスズカフェニックスにヨコテンが騎乗していた。
サムソンについては、宝塚でも負けた様子を見てしまうと、参加することに意義ありみたいな感じでないかと感じている。

下見所
人気のスリープレスナイトは8kgも減、陣営が結構キツメの調教をしてきたことが伺われる。天候が曇っているせいか、馬体もそれほど良い感じには写らなかった。
ジョリーダンスや、タニノマティーニがチャカ付いていた。
私的には、ビービーガルダンを推していた。TV解説の細江元騎手がガルダンに言及してた。微妙な感じ。(彼女の印象と勝利馬とがあんまし繋がらない。)
「うーん、スリープレスのこの馬体重の減をプラスと見るか否か。こいつが鍵やな」

本場馬入り
夏の昇り馬カノヤザクラが先入り。気性面での荒さがちと気になる。
さすが人気、実力共に勝利最有翼のスリープレスナイト、滑らかに駆けて行く
「あ、こりゃ駄目だわ。こいつが勝利かもな」

ファンファーレが鳴り終わらない内に各馬、もうゲートイン
さっとゲートが開いた。先頭を飛び出していったのが、ウエスタンビーナス。それに続いてエムオーウィナー、アポロドルチェ、スピニングのアール
「ちゃんと前のもんは、先行しとる。結構、結構。」
「柴善は、腕っ節がちと弱ったな。アタマとれんかった。」

やっぱり6ハロンは短い。向こう流しが始まったかと思ったらもう3角、4角。
人気のスリープレスは外へ持ち出し簡単に先行馬が飲んでゆく。続いてビービーガルダンが上がってゆく。
この時点でスリープレスの勝利は確定的だった。何と言っても脚色が他馬とは比較にならないぐらい良かったのだ。
「よっしゃ、そのまま、そのまま」
最後にキンシャサノキセキがガルダンを差して2着に突っ込んできた。
「ええぃ、岩田は余計なことせんでもええ、安めに転んだでないかぃ。」

完勝と言っていいだろう。
人馬共にG1初勝利。上村騎手、インタビューで「眼の病気からの復活」とか言っていた。確かに一時期、競馬新聞から彼の名前が消えていた。
同期に後藤浩がいて、彼のG1奪取に「俺も」と積年の思いがあったろう。何しろ新人賞だったのだから...。
 そんなことがあったとは露も知らなかった。何でも網膜剥離一歩手前まで行ってた様子。
普通なら騎手なんて危険な仕事は辞めてるとこだろう。手術3回に打ち勝ったココロは、今回の勝利に石橋を叩いて渡ってきていた。
スーパールーキーと評判高い19歳の三浦騎手、もうG1戦に出走してた。これで勝利すれば、それはそれで絵になったかもしらん。
しかしながら、苦労人の勝利の方がやはり絵になるし、おっさん的にも嬉しい。
苦労人の勝利に最大限の賞賛を称えたい。

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中途半端な横綱

2008/06/29(Sun)----宝塚記念

春最後の総決算、宝塚記念が阪神競馬場で行われた。
雨に濡れた阪神競馬場の馬場
大体、梅雨の時期に行われるこの春のグランプリでは季節的には仕方ないことなのだ。
年によっては、もう夏競馬みたいな強烈な暑さになることもある。雨や重馬場、灼熱日、それをも含めての強い馬が勝つのがこのレースと思えばそれで良い。

 今年の面子はと言うと古馬の横綱となったメイショウサムソン、昨年の菊花賞馬アサクサキングスの対決みたいなフレーズになっていた。双方共に、落ち目の感があるような点とヴィクトリアマイルの牝馬対決で勝利を決め、投票で人気を集めながらも出走を回避したウォッカがいないなど、人気の上ではイマイチな感が漂う面子となった。
1番人気は当然と言えば当然のメイショウサムソン、そりゃ横綱に武豊が乗ればそうなるやろっていう感じ。続いての人気は何とロックドゥカンプ。
ワタシ的に、どしてコイツが人気を集めるのか全然わからんかった。マル外の実力馬に映るのはそーなのだが、昨年の菊でもアサクサに負けているし、最近でも重賞戦で負けてる。
「こういうのを作られた人気馬だ」と感じる。

下見所
どいつもさすがに古馬のレースとあって、イラついているのもいない。雨でそれほど暑くなっていなかったつーのも一因なのかもしれない。1番人気のメイショウサムソン、可も無く不可もなくつー感じ。アサクサキングス、この馬の特徴とでも言うのか何だか前脚がガクガク動く感じでスムーズ感がない。2番人気のロックドゥカンプ。出走馬の中で一番頭を上下させイラついている感じ。しかしながら、この面子の中での比較で他のレースだったら好気配の部類に入る。

本場馬入り
グランプリにしちゃ、あんまり単調な感じなんで、うたたね。
全然見れなかった。ま、いいか。馬場入りに荒れてそうな馬もいなかったしって感じ。
気づいた時には、阪神・宝塚記念特別バージョンのファンファーレが鳴っていた。
この曲、中々のもの。通常G1ファンファーレ、関東・関西共に演奏が難しめに作ってあるから演奏が失敗すると目もあてられない惨状になるのに、この曲は平坦かつドラマチックに作ってあるから、誰でも演奏しやすくなってるので間違いは少ない。

ゲートに各馬が入ってゆく。問題なく、即ゲートオープン
アンカツ騎乗のアドマイヤオーラが出遅れる。他は順調に出た。先頭をついたのがエイシンデュプティ、続いてドックドゥカンプ、カンパニー、インティライミ...。
人気のサムソン、アサクサは後方待機。

「おし、前9Rも前で残ったし、頼むぜインティ、エイシンよ。」

そのまま好調な脚行きで向こう流しを進んでゆく。3角に入るころ、サムソンのヤネの武豊の手が動き出し、前目につけようと画策してるように見える。
「やっぱり、今回はキチンと前目で競馬をしようとしてるわ。でもさぁ、今回は来て欲しくねぇんだよ、豊さんよ。」

4角に入った。
アサクサが結構、斜行してたように見えたのは目の錯覚か。あの後ろにいた奴は絶対オーバーアクションすべきだったと思うよ。そしたら四位もやられた奴の気持ちがわかるつーもんだ。いやいや、仕返しするんかいな。

前で残っていたエイシン、インティライミが残る
3角で外に持ち出して4角で追撃体勢に入ったサムソンがジリジリ上げてくる。
やはりこの馬は切れはないが、追い込んでくる実力はある。

「うぁ、来るなサムソンンンンn。お前が来ると馬券が安くなるんじゃ、ボケ」

知らない内に叫んでた。その叫び虚しくサムソンが2着に突っ込んだ。
エイシン-インティのラインで決まれば万券だったのにさ。

1着-エイシンデピュティ也
大井から移籍の内田博幸・37歳、ピンクカメオ(NHKマイル)以来のG1勝利となった。インタビューもさすがに落ち着いていて好感持てる男だった。
岩田からのスィッチでこの馬に乗り込み幸運が舞い込んだ。譲った岩田の方、ゴール後に馬が故障を発生したようで下馬してた。

どうやら、奴はウォッカ乗り役抜擢で運を使い果たしたかもしらん。
なーんてね。(笑

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やっぱり重賞馬はそれ止りだった

2008/06/08(Sun)----安田記念

雨が降りそな雲行きの東京競馬場
NHKマイル、ヴィクトリア、オークス、ダービーとG1戦でも連戦を重ねてきた府中の芝はボロボロになってきた。そして今週もマイルを決める安田記念だった。
この集中したレースも、も少し他(小倉とか福島)へ振ったら面白いのになぁと思う。ヴィクトリアなんて格好の対象なんだと思う。

 さて安田記念、香港から実力バリバリの面々がやってきた。香港でここ何戦か負けなしのグッドババ、マイル戦では負けなしのアルマダ、06年同レースで勝利したブリッシュラックと凄い面子。迎え撃つ日本勢、昨年勝利した最強中距離馬のダイワメジャーがいなくなったのが少し寂しいが、それでも代表格のダービー馬、ウォッカ。高松宮記念馬のスズカフェニックスとなかなかの面子。
 そんな凄い面子の中で、1番人気を獲得したのが、なんと重賞2賞しかしていないスーパーホーネット。こちらは前哨戦の京王杯にて勝利したのが人気を集める理由になったみたいだった。

「おいおい、これは危険な人気馬だろ。だって重賞2勝しかしてないんだぜ。やっぱりG1馬つーのは、それなりの格があるつーもんだ。しかもヤネ藤岡だぜ。」
てなことでこの1番人気馬をワタシは全く意識してない(馬券から外して考えてた。)

下見所
香港馬の馬体重の増減が凄い。ブリッシュラック20kg減、グッドババ16kg減
グッドババに至っては、まだ下見場にも姿を見せていない。その後、何分か遅れて登場してきた。誰もが何かあったんでねーのと思っただろう。
テレビ解説も意見ばらばら、細江は「細く見えますねぇ。」とか言っているし、大坪は香港では体重の計測方法が違うのでは。私にはそんなに細く見えません。」なぞと細江意見を完全に否定する発言。その後、大坪は「やっぱり、トモから下が細いのかもしれません。」なぞと前言を覆すような意見に萎えた。

「おいおい、大坪さんよ。せっかく自分の意見を言ったら曲げるなよ。インチキくせぇぞ。」

 ウォッカはヴィクトリアマイルと違って馬体重を戻していたし、なんと言っても落ち着いた感じが好感触。
 他には2歳王者のドリームジャーニー、12kg減でチャカ付いてた。
「ドリジャは今回はちと辛そうだな。それにヤネが池添なんで今回は思い切った騎乗なんて出来ないだろ。」と切った。

本場馬入り
1番人気のスーパーホーネットのメンコが外される。桜花賞馬のキストゥヘヴンも入ってくる。やはりウォッカの颯爽感は良い。武豊のスズカフェニックスは2人引きで返し馬を徒歩ですごす。下見でチャカ付きを見せたドリームジャーニーは先行入りだ。
香港勢、こちらも下見から開放されて伸びやかに駆けて行く。外国人騎手のあぶみはやっぱりいつ見ても浅い。

ファンファーレが鳴る。今週は君が代ではなかった。
各馬ゲートイン。香港馬もすんなりと入った。ここまで来る馬はどちらにしろ競馬がわかってる。

ゲートが開く
先頭に飛び出していったのが、昨年同様、コンゴウリキシオー藤田。続いて香港アルマダ、ウォッカは前に押し出された感で3着につける。人気所、スーパーホーネット、スズカフェニックス、ドリームジャーニーは後方待機
「やっぱり逃げると宣言した馬はキチンと逃げる。さすが藤田だぜ。これはきちんとしたレースになるぜ。」

4角を廻って直線へ入る。馬群が広がった。
ウチに寄ってゆくウォッカ。直線に入った段階でリキシオー、アルマダを簡単に捉え、すぐに先頭に立った。

外に持ち出した実力勢、思ったよりも伸びない。てかウォッカの脚が凄いのか。どんどん差が開いてゆく。そのまま、楽勝の差でダービーに続く称号を獲得した。

予想通り、1番人気のスーパーホーネットは掲示板にすら載らずに沈んだ。
やっぱりG1勝利するような馬は、それなりに名前やしぐさに品格が表れるもんなんだ。
ホーネット重賞止りの雰囲気が漂いすぎてた。

それにしてもウォッカは強かった。騎乗も上手いには上手いのだが、馬の力が大きく見えた。岩田はまたしても漁夫の利的な勝利が転がり込んだ感がする。勝利騎手インタビューでも馬の力に笑いを隠せない様子だったりしてた。
岩田は馬主や調教師に好かれる天性の性格なんかもしらん。

中京の空で「今週もG1獲れてたかもな。」なーんて四位が悔しがっているのかもしらん。
普通であれば、武豊の騎乗が外れた時に真っ先に戻ったはずなのにさ。
何だかんだと言っても、ダービーに勝利させたヤネなんだから...。

今回、岩田が勝利したんで、これからのウォッカのヤネが誰になるだろうなんて下衆な期待が膨む

ま、肩肘張る(巷にはそう映る)それはそれでひとつの生き方だから、仕方ねぇんだが...。

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連覇達成

2008/06/01(Sun)----ダービー

雨が上がって快晴の東京競馬場
祭典、ダービーが開催された。
日本G1が数あれどやっぱりこの祭典だけは、誰もが夢見て勝ちを意識する。
8150頭の同期の頂点なのだ。

昨年はウォッカという女傑がその栄冠をかっさらっていった
今年はと言うと皐月賞馬のキャプテントゥーレが回避し、本命がどうなるかと思いきやNHKマイル戦で目に鮮やかな差切り勝ちを収めたディープスカイが参戦
一気に人気はこの馬に集まった。
他には、皐月賞で1番人気を集め、惜敗したマイネルチャールズ、芝初挑戦、ダート全勝と言う特異な経歴を持つサクセスブロッケンが何と3番人気、続いてトライアルの青葉賞を勝ったアドマイヤコマンドだった。

「それにしても芝を走ったことない馬が3番人気とはなぁ。みんな初物が好きなんね。」
「マイネルチャールズか。あの調教師では駄目だな。論理が感じられねぇ。マイネル冠の初ダービーとか言っているけど預け先考えた方が良いんとちゃうか。」

今週はダービーだけにNHKで放送があった。競馬浪漫厨の山田雅人のコメントを聞かずに済む点だけは救われる。

下見所
1番人気のディープスカイ、NHKマイルの疲れも見せず6kg増。下見所の外外を廻って良気配。2番人気・マイネルチャールズ、少しチャカ付き気味。ダート馬のサクセスブロッケン、見るからに細い。こちらは10kg減だった。
その他にもダービーと言う一種異様な雰囲気かしらないが、チャカ付き、小走りの馬が目立った。アドマイヤコマンドもチャカ付き風味

「やっぱりディープスカイは良いねぇ。勝ち負けだな。しっかしサクセスブロッケンはダート馬の感じがしねぇ。もっとどっしり感が無きゃ無理っぽいな。期待はずれに終わりそうだ。アドマイヤ、コイツも甘いね。」

本場馬入り
チャカ付き気味を悟ってか先入りの馬が多い。先週の降着なし-騎乗停止問題でどんな雰囲気を持っているか興味深々だったアンカツもレインボーペガサスで先入り
その後、馬番で順繰りに入ってくる。ここでもディープスカイの馬体の良さが光る。ブラックシェルも雰囲気が出てくる。それに引き換えサクセスブロッケンの細い馬体が頼りない。メイショウクオリアが荒れていた。各馬、返し馬を終えて待避所へ向かう。

今年も国歌斉唱があった。オペラ歌手だったんで声量・歌唱力問題なし。
「やっぱり外での歌っつーのは難しいもんだな。毎年思うがダービーで国歌は何か変でねぇか。」
そんなこんなでファンファーレが鳴る。ここでディープスカイは悠々とボロをしてた。
そしてゲート入り
アドマイヤが嫌がったが何とか入り、スタート
先頭を行ったのが、レッツゴーキリシマ。続いてアグネススターチ、スマイルジャック、サクセスブロッケン。
「え、赤木が逃げるんでなかったのか。キリシマ・幸か。」
人気所のディープスカイは後方待機、その前目にブラックシェル。マイネルチャールズは中段
そんな流れで向こう流し、3角4角を過ごす

直線に向いた。
先頭にいたスマイルジャックがそのままで前に出る。

「うぁ、お前はいらん。来んでいい。」

先週の切れ込み事件に引き続いて、有力所が、内ラチ沿いに殺到する。
ブラックシェル、アドマイヤコマンド、マイネルチャールズ...。

その混雑するウチを尻目に、大外から1頭だけ飛んできた
白帽のディープスカイ
切れる切れる。逃げ切り勝ちを確信した小牧スマイルジャックをあっさり差切った

昨年のウォッカに引き続き、四位のダービー連覇が決まった。
最近ウチのゴチャ付いた競馬が多かったんで、久しぶりに気持ちよい勝ち方を見た気がした。

しかし後がいただけねぇ。爽やかな雰囲気でいた観客に向かって、どんなに野次が汚くても
「うるせぇよ、おい。」はねぇよな。

折角、武豊に並んでダービー連覇ジョッキーとなったのに品格はまだまだだな。
相撲で言ったら、戒告処分もんだぜ。
「だってさぁ、国歌斉唱するくらいの国技もんなんだろ。おい。」

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だから言わんこっちゃない

2008/05/25(Sun)----オークス

こちら関西では結構な雨が降った
牝馬のクラッシック2冠目を決めるオークスが東京競馬場で開かれた。
東京も当然ながら雨上がり、府中の芝も梢重だった。

今年のオークス
図抜けた存在が居ないので人気がバラバラ、何と桜花賞で1着に勝利したレジネッタの人気が5番人気
しかしながら、ワタシとしては疑問全開
「何でクラッシック1冠を獲った馬が5番人気なんだよ。小牧を馬鹿にしすぎやでホンマ」
なんて思っていた。

そしてだ。このオークスの時期はワタシにとって最悪のシチュエーションとなる。
テレビ放送が「東海テレビ」管轄となる。

そう!司会が山田雅人となるノダ。過去競馬の浪漫を語る、永遠の競馬史厨房
何故か奴の放送時からワタシの運気の上下加減が酷くなるのだ。

過去には完全に獲ったと思った馬券が写真判定でパァになったこともあるし、放送で完全に語った勝利馬が違っていて天国から地獄へ行ったりしたこともあった。

放送が始まった瞬間から、嫌~な感じが拭いきれない
解説も殆ど当たらない中日スポーツの草野

「もう、このペアやめて新しい人材入れろよ。」

下見所
1番人気のリトルアマポーラ。落ち着いている。しかしながら覇気が感じられない。
2番人気のレッドアゲート。小さい。3番人気のソーマジック、良くも悪くもない。
他にはオディール、エアパスカルが少しチャカ付き気味

「それにしても、何でこいつらが人気を集めているんかいな。桜組の方が良いだろ。」

解説が入る。やっぱり山田雅人がソーマジックのとこでマンハッタンカフェの薀蓄を語ろうとした。しかし解説の大坪氏がうまく流してホッとした。

本馬場入り
桜花賞馬のレジネッタが最初に馬場入り
1番人気のリトルアマポーラは2人引きでゆっくりと入ってゆく。
東京の放送に変わった。解説は伊崎と小島太
「こっちも何だかなの解説陣か。訳わからん伊崎と語りがまんま任侠系の小島か。」

ファンファーレが鳴り終わり各馬ゲートへ
エアパスカルが少し嫌がるも、すんなり入る。過去ゲート入りに多少の難があったトールポピーも今回は素直に入っている。

ゲートが開く
先頭を狙ったのはエアパスカル藤岡、続いてブラックエンブレム、カレイジャスミン
今日も武豊は後方待機
「ほう、柴善先生は今日はキチンと前に出たな。しっかし武はこの程度の馬でも後方一気をやるんだな。」

そのままの流れで、3角-4角へ
雨で馬場がぬかるんでいるのも構わずに馬群がウチに引き寄せられてゆく
最近ウチを避けて外に持ち出した馬が結構負けているんで、そんな選択肢になったのかもしらん。
ここで、2歳女王のトールポピー池添がウチにキレキレに切り込む
ドサクサに紛れてレジネッタ小牧も無茶しだす。その辺でごちゃごちゃになった。

前目にいた桜花賞2着のエフティマイアとトールポピーが前に出てゆく。桜花賞馬のレジネッタも前へ強襲する。人気を背負っていた馬々は外から来ない。

「行け、そのまま順位はどれでも良いぜ。」
トールポピーとエフティマイアの勝ち負けで決着に見えた。
「うぉっしゃ、万券や。」
早々とガッツポーズを決めてしまう池添
ここで審議の青ランプ

東海テレビに放送が切り替わる。山田雅人が勝利馬の父ダービー馬ジャンポケを語りだそうとする。ここでも廻りからスルーされている。
「うぜー、じゃ2着のエフティの血筋を説明してみろや。ボケ」

放送も終わりに近づく。しかしながら一向に配当が放映されない。
だんだんと不安とムカムカが募ってゆく。やっぱり山田雅人との相性最悪事態が起きた。
結局、放送終了まで結果は発表されず仕舞。
当然、勝利騎手インタビューは放送されてない。
サンテレビに切り替える。しかし野球の阪神戦でやってない。急いでネットへつなぐ。
ipatに入金があり、ホッとする。

審議の内容は、やっぱりキレキレに切れ込んだ池添から始まった連鎖だった。
ポピー→レジネッタ→ソーマジック 影響マイネ、オディール
もしレジネッタだけが一方的に妨害を受けていたならば、降着だったろう。しかし、レジネッタも他馬を妨害してた。これにより、社台の圧力発動。

ヨカッタねぇ池添。ワタシも含めて社台に感謝だよなぁ。

一方で2着にスマートに入った桜花賞2着馬・エフティマイアの蛯名。きっちりと2着を確保した感がある。
「桜花賞組が弱いんで、血統的に他の馬が良い。」なんて言ってたマスコミの顔に思いっきり泥塗りこんでやった感じだろう。笑った。

でも、この馬、万年2着のような運勢を持ってそうな気がする。

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時代は繰り返す...か

2008/05/18(Sun)----ヴィクトリアマイル

中国の地震が酷い惨状を呈している。発表される被害はどんどん拡大している。
地震列国の日本としても看過しておれない雰囲気
巷では過去、茨城→四川→関東大震災の流れで来ているんで、次は関東だなんて流言飛語が飛んでいる。しかしながら地震は結構規則めいたもんだから、ホントヤバイんじゃないかと感じてる。

その関東でやっと3回目の若いG1戦ヴィクトリアマイルが行われた。
今回の話題はなんと言っても、昨年のダービー馬で海外ドバイに参戦して敗北したウォッカ。当然1番人気。ただダービーを勝利して以来勝利に見放されているんでどうかななんて噂もささやかれていた。
そのウォッカに勝ち続けてきたダイワスカーレットも引退。他には古馬牝馬の実力勢が去ってしまったんで、コツコツと勝利を挙げてきたニシノマナムスメやエイジアンウインズ。ウォッカが出走しなかったオークスで勝利したローブデコルテ。実力を期待されていたが、半年ほど休んでたベッラレイラなどなど。ウォッカ以外は、抜きん出た存在がいないのでレースも面白そうな展開が予想された。

下見所
ウォッカは今までで最軽量となる482kg。絞りに絞った結果のよう。しかしながら、それほどガレている感もなく、気配は口アワを滴らせ良い雰囲気。テンイムホウ、タニノハイクレア、タイキマドレーヌあたりがチャカついている。調子をあげてきたニシノマナムスメが10kg増と太目感が残ってた。
「うーん、馬的にはウォッカ完璧って感じがするなぁ。ニシノは河内がちと目論見ミスしたな...。」
ニシノ本命のワタシとしては、ちと嫌な感じ

本場馬入り
テンイムホウとかカメオが先行入り。
「そう言えばテンイムホウって天衣無縫って意味なんだね」なんて今頃気づく。
「しかし厩舎付きのジョッキー柄崎なんて乗せているうちは駄目やね。」と考える
ウォッカは楽~に流して待避所へ
「良いねぇ。さすが格っつーもんが違ってら」

ファンファーレが鳴りやまない内に、ウォッカら奇数番の馬々がゲートへ入ってゆく。
さすがに手馴れた面々。問題なくゲートイン
ゲートが開く。先頭を飛び出していったのがピンクカメオ。ご存知、昨年のNHKマイルで牡馬にも勝利した一頭。しかしながら、あの時は先行でなかったはず。続いてヤマニンメルベイユ、ニシノマナムスメ。人気のウォッカは中段後方。鞍上で武豊が必死に手綱を引いている。最後方に淡い期待を抱いていたマイネカンナ
「ああ、いくらなんでもそいつはウォッカ以上の切れ脚は持ってねぇぞ岩田。」

3角、今週は早く動き出した武、手綱を放して前へ進んでいった。ゴーサインを受けて前に向かうウォッカ。短い千六。流れはそのままで4角に突っ込んでいく。
広い直線が開け、馬群が横に広がる。
先頭を走っていたピンクカメオがそのまま行ってしまうのかと思いきや、ウチのほんの少しの間隙を縫って6番エイジアンウイングが前に出る。
前に残っていたブルーメンブラッドも耐える。
一方の早めに仕掛けた武。直線に入るところで、内に入るか外に出すのか迷った雰囲気。
ウチが開かなくて結局外に出した。そこからウォッカの本領発揮。上がり33sの切れ味を見せるが、先にしかけた藤田・エイジアンウインズがゴール板を先に駆け抜けた。

TV番組でも言ってたが「フサイチコンコルドVSダンスインザダーク」のダービーの時みたいだと言っていた。あの時の乗り役と同じ。期待のされ方も同じ。最高の人気を集めていた武のお手馬と、ほぼ無名に近い藤田のお手馬。時代は繰り返すなぁ。
 今回も、流れに乗れなかった武の運の問題だな。追い出しも悪くはなかったし、馬の切れ味も抜群だった。あと1ハロンあったらウォッカが勝っていたと思う。

勝利した藤田。アサクサデンエンから3年目のG1勝利と言う。それほどG1勝利から遠ざかっていたとは思えないのだが、そうらしい。
いつも寡黙な雰囲気を持つこの男が饒舌だったのは、彼の盟友・四位から武に乗り替えされられちまったウォッカに勝利したことも、ひとつの要因なのかもしらん。
関西に帰って、二人で秘かに祝杯を上げるのかもしらんな。

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人気盗りだけの武か

2008/05/11(Sun)----NHKマイルC

今週は用事があって馬券を買えてない。
金曜から遠隔地へ出かけていた。
最近ならば、土曜日でもネットで馬券購入可能なのだが、ネット環境すらない地への移動だった。帰ってくる日は日曜だったんで久しぶりに諦めたG1戦
でも、やっぱりレースの状況は知りたかったので、ラジオでレース観戦となった。
3歳のマイル戦NHKマイルカップ。
クラッシック戦線から脱落しかけた奴や、ダービーまでの距離が望めない馬、外国産馬でクラッシックには参戦できなかった組
このレースは色んな奴が出てくるから、ホント難しい。大本命が居ない限り、ワタシは殆ど当てられないレース

東京競馬場は雨の重馬場と言っている
実況では馬体重が12kgも増えている奴がいるとか言っているけど、何がどうだか聞き取れない。後で確認したところサダムイダテンだった。
やっぱりラジオだと、下見所や本場馬入りの微妙なニュアンスはわからない。
でも実況は盛んに、1番人気が猫の目のように変わっていると伝えていた。
2歳チャンプのゴスホークケン、武人気と母ビリーヴの良血のファリダット、そして千八の毎日杯で勝利し、クラッシック戦線でも行けそうな雰囲気ながら、こちらのマイル戦に照準を合わせてきたディープスカイ
最後の最後にディープスカイに1番人気に落ち着いたのだが、クルクルと1番人気が変わっていた。誰もが迷っている姿が目に浮かんだ。こういう時の武豊人気を背負った馬は特に危険だ。
ラジオ実況だから、こんなことしかわからない。

賞のタイトルにNHKの冠が付いてるのに絡んで、ファンファーレはNHK交響楽団の演奏だった。さすがにキチンとした楽団。難しい東京のG1ファンファーレのキチンとした演奏が聴けた。
各馬のゲート入り、リーガルスキームがゲート入りを渋ると伝えてた。そして全馬ゲートに入ってスタート
先頭に立ったのは、前評判でトップを切ると伝えられていたダンツキッスイではなく、2歳チャンプのゴスホークケン、ダノンゴーゴーが出遅れたと伝えた。
「おいおい、藤田さぁ、何で逃げない。」
人気所の位置取りとしては、ゴス先頭、ファリダット、ディープスカイ後方のように伝えていた。その後の実況は先頭、ゴスホークスケンしか聞き取れない。
4角を廻って、長い長い直線に入ったと語り始めた。
先頭を切っていたゴスホークスケンが脱落、変わって内からディープスカイ、ブラックシェルを叫ぶ実況、その2頭はそのままゴールへ入る。
3着には何と出遅れたダノンゴーゴーが突っ込んでいた。

雨降り-重馬場と言う事で内を避けた馬が全部沈んだカタチとなった。開催したての東京競馬場の芝、見た目よりしっかりしていたのだろう。
馬の力も去ることながら、上手いこと、ウチに馬を付けられた四位の勝利と言えよう。

それにしてもだ。人気を集めていたファリダットは、良いトコがひとつも無かったように聞けた。やっぱり、アレだな。実績もない武人気の馬は超危険だという教訓がひとつ増えた。

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岩田は良い経験したと思うよ

2008/05/04(Sun)----天皇賞春

ゴールデンウィーク真っ只中、天皇賞春が行われた。
さすがに連休中ということで淀には、家族連れを含めて7万8千人の観客がつめかけた。
人手の多さは人気馬の存在によることが多いが、今年はと言うとサムソンの3連覇以外はそれと言って呼び物が少ない春の盾

それを証明するかのように1番人気が、昨年の菊花賞馬アサクサキングス
古馬の最強を決めるレースにおいて、古馬戦線であまり芳しい成績を収めていない馬が人気を集めてしまうことで、古馬戦線が充実していないことを示してる。
続いてサムソン。昨年の春秋の盾を制し、ヤネに武豊を背負うことで、普通なら断トツの1番人気に推されてもおかしくないのだが、前走、前々走で不甲斐ない結果を残していることが、馬券を買うことを控えている姿が目に浮かぶ。
続いての3番人気がアドマイヤジュピタ。昔から絶大的な春天の前哨戦・阪神大章典にて勝利したアドマイヤジュピター
ちなみにジュピタを含めたアドマイヤ軍団は何と4頭出しの快挙。個人馬主にしては格別の感があったろう。巷では「利一杯」なんてことも言われてた。
この個人オーナー、ブルーを基調とした爽やかな勝負服とは正反対に、やり口は結構えげつない。過去、武を電話一本で騎乗馬から引摺り下ろした強引な手法に、結構、引くファンも多い。

下見所
1番人気のアサクサキングス。落ち着いていて雰囲気はめちゃ良い。後ろに3番人気のアドマイヤジュピタがいるが、こちらはクビを上下させ雰囲気ワルワル。
「こりゃ、アサクサが勝ちそうな雰囲気な」
2番人気のサムソン。昔からそうなのだが、それほど気持ちを前面に出さない馬だけに、んなもんかな的な感じを醸し出していた。
他には、アドマイヤモナーク、ホクトスルタンが感じ良好気味な雰囲気を醸し出していた。

本場馬入り
荒れ気味だったアドマイヤジュピタがやっと落ち着いた。
「ああ、もっと入れ込んでくれたら良いのにな。」
サムソンも普通に馬場を駆けてゆく。アサクサ鞍上の四位も自信ありげで馬を駆ける。
ビール飲んで、連休中の気だるい午後うつらうつらしながらレース発走を待つ。
ファンファーレが鳴って各馬ゲートイン。全然、問題なし。スムーズ

ゲートが開いた。
3番人気のジュピタが出遅れた。ヤネ岩田のレース前のインタビューでは前目の位置取りをするなんて言っていたから小躍り。
「お、これで沈め利一軍団一頭目!」

先頭を駆けていったのが、ホクトスルタン。宣言どおり逃げた。
「さすがヨコテンだね。若い奴らと違って、逃げると言ったら逃げる。これはファンに対する約束みたいなもんやで。」
続いてトウカイトリック、トウカイエリートのトウカイ軍団。そしてアサクサキングス
連覇を狙うサムソンは中段待機。その後ろに出遅れたジュピタ。
後で岩田が勝利騎手インタビューで語っていたが「前にサムソンが居たおかげで、開き直って落ち着けた。」と言ってた。
この天から与えられた不作為な位置取りが、レース結果に大きく影響を果たしたなんて思ってる。
1周目のスタンド前では、どの馬も落ち着いて、位置取りはほぼ決まってた。
「さぁて逃げろよ。ヨコテン。」完全に逃げ馬応援体勢にはいっていた。

向こう流しもその状態で続く。しかし、今年は3角に入る手前でもう武豊が動き出した。
最近の負けパターン。後方一気の方法論を変えた訳だ。
「うぉっしゃ。武よ。今日は勝つつもりやな。」
4角に入る。サムソンの前にいたアサクサキングスが外によれて追撃体勢に入っていたサムソンにぶつかる。
「うあ、四位よ。ちとえげつねぇ。」
それを横目にサムソンをぴったりマークしていたジュピタが外から前方へ出てサムソンをかわすが、それを逃さないようにサムソンも追撃体制に入る。伸び脚はサムソンの方が断然良く、事実ジュピタをかわす。この瞬間誰もがサムソンの3連覇を確信したに違いない。
いつも通りの勝ちパターンにはまったと見えた。

しかし、ジュピタ強かった。最々度、差し返した。
土建屋・利一氏、いやいやアドマイヤ冠名が伝統ある春の盾の栄誉を得た瞬間だった。

名勝負だろう。
欲を言えば、1番人気までかっさらったアサクサキングスが競り合いに参加し、3頭での追い比べになったら伝説になったのかもしれない。だが2頭に比べて線がちと細かった。

スポーツ以上に「もし」が禁句な競馬だが、もしジュピタがスタートで出遅れなかったら、どうだろうか。武をペースメーカにすることは出来なかったろう。「天皇賞春はこうやって乗るんだよ。」と言うお手本そのものを真後ろで見ることはなく、先頭でこちゃこちゃしていたに違いない。結果、サムソンと同じペースで長丁場を廻ってきた後は自力勝負
落ち目のサムソンと骨折でダービーを棒にふり、競馬総数自体が少なく、まだまだこれからのジュピタ。その体力差が歴然だった。岩田には、違う次元での体験になったに違いない。
 一方の武豊。電話一本引摺り降しの屈辱返しとサムソン撃沈させたと言う汚名返上の機会双方に失敗した。悔しいだろな。
今日の騎乗は完璧だっただけに、サムソンの力と勝負根性の衰えがホント惜しい。

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逃げ適性の奴はきちんと逃げろよ

2008/04/20(Sun)----皐月賞

とんでもない馬券が出た桜花賞の余韻もまだ覚めやらない春のクラッシック戦線
今週は牡馬の第1弾・皐月賞だった。

トライアルを含めた重賞の勝ち馬がほぼすべて違っていると言う戦国も戦国の時代に突入した。その中でも辛うじて重賞2勝をしているマイネルチャールズが1番人気。続いての人気がG1戦久しぶりのヤネ武豊人気のブラックシェル、続いてのショウナンアルバとなってた。雰囲気は高配当プンプン

下見所、人気のチャールズ、ほど良い荒れ気味。ブラックシェル、デカさが目立つ

「武よ。この体で後方一気したらぜってー負けるぜ。」
フサイチアソート、キャプテントゥーレは双方共15kg超減の馬体
「いやぁ。こいつらの取捨って難しいよなぁ。」
時間が経つにつれて、各馬のテンションが上がってゆく
騎手騎乗で、落ち着く馬と気合が乗りすぎる馬々がでてくる。

やっぱり1番人気と2番人気が勝つとは思えない様子

ワタシの一推しはノットアローン

逃げ先行で決めてくれれば、サニーブライアン、セイウンスカイの皐月賞勝ちパターンで納まるのだ。
こんだけ突出した実力馬がいないということは、絶大的な「切れ脚」を持った馬がいないということ。断然「逃げ。先行」が優位。結果としての前残りだ。

本場馬入り
マイネルチャールズとショウナンアルバが先に馬場入り
「え、上位人気所が先行入りかよ。こりゃ危険な人気馬だな。」
絶大的なオーラがある馬はスムーズに下見所に入り、順列を守って入れる賢さがある。コスモバルク然り、トップロード然りだ。
「さて今回は人気所は全部、飛んでもらいましょか。」

東京のファンファーレが鳴った
各馬ゲートに入ってゆく。スマートファルコンがゲート内で暴れていたが、直ぐに落ち着いた。ゲートが開く
先頭に飛び出していったのが、キャプテントゥーレ。何が何でも先頭に立つという騎手の意思がはっきりしてた。続いてレッツゴーキリシマ、サブジェクト
逃げを期待してたショウナンアルバとノットアローンが逃げない。

「おいおい藤岡、逃げろって言ったら逃げろ。馬鹿たれ。お前にかけとるんや。」

そんな関係で少し無理して先頭に立ったキャプテントゥーレが落ち着いて定位置に付く。
流れはそのままゆっくりとした流れに続いてゆく。
向こう流し、先頭を取れなかったショウナンアルバが掛かった。
「ほれ見ぃ、言わんこっちゃねぇ。最初から先頭に立たせろ。ボケッ」

3角、4角を廻って先頭を気持ちよく走っていたキャプテントゥーレがどんどん先頭へ伸びてゆく。もうこの時点で馬券は終わっていた。
キャプテントゥーレ絡みの馬券はひとつも無かった。前述したようにサニブやセイウンスカイの皐月賞パターン。完全に前残りの様子。続いて入ったのがタケミカヅチ
先週に引き続き、馬連万馬券の結果

やっぱり、逃げを意識した馬は逃げを打ってほしかった。「前残り、決め手不足集団」は読めてただけに...。

勝利したキャプテントゥーレの葦毛の馬体。普通葦毛は太く見えるのだが、絞まって見えた。それもそう、前走と比べて18kgの減なのだ。下見でこの数字を見て最初に切ったのがこの馬だった。森師の究極の「絞り」だったのか。

見事なG1初勝利、川田騎手。5年目、22歳なのか。
先週の四十男・小牧の涙と比べたら淡々とインタビューに答えてた。彼にとって初G1勝利も「通過点」に過ぎないのであろうがも少し愛嬌もあっても良いじゃないかと感じたのはワタシだけか。善臣先生の匂いがしそう。

血筋的に言えばサンデー無き後、少しだけタキオン産駒がリードした感がある。ダイワスカーレットに続き、良い流れが出来上がってきた。あと数年後のディープ産駒との対決で、流れが決まりそうだ。2着に入ったタケミカヅチ、母父マルゼンスキーは侮れないことを再確認した。

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若き女王と40男の涙

2008/04/13(Sun)----桜花賞

花曇りの阪神競馬場
桜の花も、もう終わりに近づいた

今年も何千頭と生まれた若駒の頂点を選ぶクラッシック戦線が始まった
その牝馬戦線の第1戦桜花賞
今年はと言うとガツンと目立った馬はいなくて、混戦と言うのが前評判
2歳チャンプのトールポピーも次戦のチューリップ賞では2着に沈んでいた。加えて人気が出ていた武豊騎乗の母エアグルーヴ、父クロフネという超良血のポルトフィーノが出走取り消しとレースが始まる前から、波乱含みの展開
そんなこともあり人気もばらけていた。1番人気トールポピー、2番人気はチューリップ賞で凄い上がりの脚を見せたオディール、3番人気タキオン産駒のリトルアマポーラと続いていた。
ただこんな突出した人気馬がいない時は馬券師としては歓迎そのものなのだ。

下見所
1番人気のトールポピー、何と10kg減。気合いは入っているものの絞りすぎの感が否めない。2番人気のオディール。チャカ付きが目立ちすぎていた。他の馬もあまり目立った点がない。
「うーん、こりゃ難しいぞ」

本馬場入り
チャカ付いていた馬々も騎手が乗り込んで、少し落ち着いた感じ
「何と言っても2歳だからなぁ。仕方ないか。」

そうこうしているウチにファンファーレ
もっとゲート入りに難がある馬がいるかなと思っていたが、ルルパンブルーが嫌がる素振りを見せた程度で、すんなりと全馬ゲートイン
ゲートが開き最高のゲートアウトをしたのが、前走で人気を集めたものの撃沈したエイムアットビップ。先頭に立つと思えたが、先頭を宣言していたデヴェロッペに譲る。続いてハートオブクィーン。後ろに控えると思ったオディールがするすると前目に付いた。

「うーん、アンカツ。その作戦で良いのか。今日こそは最後方一気でねぇか。」

いつも定位置にいる最後方の武豊が今日はいない。
他の人気どころも中段に控えた。

4角を廻りエイムアットビップが先頭を奪い、直線に入った
「うあ、このままユーイチに行かれたら終わりだ。」
今日はエイムアットは切っていた。

しかし、その勢いもあと1ハロンのところで途切れる。
それに替わって先頭にたったのが15番レジネッタ
武騎乗のポルトフィーノが出走取り消しとなって、広がった馬券15番

「うぉっしゃー、アタマはお前で良い。次は誰だ。人気どころが入れ。」
何頭か連なって2着目掛けて突っ込んだ。

コールは18番エフティマニア...。
「うげ、誰だ。あ。眉毛。いらんことせんでええ...。」

それに続いてあまり人気のなかったソーマジックが入ってしまったから、たまらない。3連単7百万円也...。
百円がその辺の平均のサラリーマンの年収以上の配当になっちまった。

後々、聞くと勝利馬のレジネッタ。イタリア語で若き女王の意味らしい。
やっぱり、桜花賞名前は大事なのだ。
キストゥヘヴン、ダイワスカーレットと来たら、レジネッタ
間違っても玩具のポピーや魔性の美女・黒鳥のオディール、ましてや小ちゃなアマチュアのポーラではなりえなかった。結果論だが不思議なもの。名は結果を表していた。

 勝利騎手の小牧太、兵庫公営から中央に移籍してやっとつかんだG1勝利。最初のG1戦がクラッシックと良いことづくめ。移籍組のアンカツや岩田が次々にG1戦をモノにしてゆくのをじくちたる思いで見ていたに違いない。

インタビュー席で流す四十男の涙は、それまでの大きな苦労を物語っていた。
何か良いじゃねーか。若き女王と四十男の競演って

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千二で最初の躓きを取り戻すのは無理だな

2008/03/30(Sun)----高松宮記念

朝から、しとしと雨が降る中京競馬場
久しぶりの競馬G1戦だと言うのに雨だ。
その天気を示すかのように、参加面子も湿りっぽい。
2月にはフェブラリーSが行われたが、そっちはちと旅行へ行ってて内容を全然見て無かったんで観戦記をかけてない。まだまだ止めませんよ。一応。
ワタシにとっても、今年の出だしのようなレース

人気は昨年の覇者スズカフェニックスが断トツの1番人気。それに続いてローレルゲレイロ、スーパーホーネットと続いてた。この面子を見る限りイマイチ感は否めない。
「スプリンターってもっといただろ。アストンマーチャンとか...。」
こういうどっちつかずの面子は、言ってみれば本線の馬券が無いということなんで、馬券を狙うファンにとっては歓迎すべくレース

しかも、ドバイにウォッカやヴァーミリアンが行ってて、日本のG1戦でおなじみの顔の武やアンカツの姿がない。特に1番人気のスズカフェニックスには主戦の武から福永へ乗り替わっていた。この辺が何かを醸し出す要因になるなんて予測できそうな雰囲気。

そんな感じで下見を見た。
馬体が雨に濡れそぼってるんで、体の調子も掴みにくい。
「えーい。もういいや。こんな日は適当にしか下見は見られないわ。」
馬体重も人気所はこれと言っての変動もない。

テレビ放送を、結構、うれしい気分で見てた。何と言っても中京開催では東海テレビ管轄となるので昨年までは山田雅人が訳わからんノスタルジック解説してたんで、ムカつく放映だった。今年からは、奴も外れてシンプルな放送となった。大歓迎!

そうこうしている内に本場馬入り
いや、トンネルをくぐる四位の姿を見たけど、あんまり良い顔してなかったな。やっぱりドバイへは彼は行きたかったんじゃないかなんて邪推したりして...。
雨が降っているんで、どの馬もそそくさと待避所へ逃げてゆく。
「中京開催はこれだけなのに可哀想に。よっぽど名古屋圏には雨男がいるんだろな。」
「それとも山田雅人の怨念か...笑。」

ファンファーレが鳴り、各馬ゲート入り
揉めることなく、すんなりとどの馬も入った。
ゲートが開いた。
その瞬間、1枠1番のスズカフェニックスが躓いた。
結果、後方待機を余儀なくされてしまった。
先頭に立ったのはローレルゲレイロ、怒りのアフガンでなくて怒りの四位だ。続いてフサイチリシャール、昔の福永の主戦か。

誰が言ったか「電撃6ハロン」最初の流れを覆すにも簡単でなく、そのままの位置取りで最終4角にまで入ってしまった。
先頭を切っていたフサイチリシャールが前へ前へと行く。前目に控えていたキンシャサノキセキがそれをかわす。
「うあ、この連は良くない。安い」
と思ってたら、その外からファイングレインが良い脚を使ってきた。難なくフサイチとキンシャサを交わしてゴールを突き抜けた。
かの田原成貴が華麗に打ち立てたフラワーパークのG1レコードを塗り替える早い時計だった。

 後方に押し込まれたスズカフェニックスにとって前に出ることは難しく、馬群の中央突破を図ったが、後の祭り3着までにしか届かなかった。
最後の脚を見てるとレース取りを最初からやり直していたら、勝っていたかもしれない。

ま、今回はヤネの技量ミスと言われてもしかたない。最初、躓いた後どう動くかって言うのも技量のひとつだよな。電撃6ハロンの中では最高の技術なんだろうけど...。

 馬券の方は、出だしのスプリント戦、一応的中した。本命グリグリが来なかったから、中配当になった。ある意味、福永に感謝かも。
この調子で春を迎えたい。

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祭りだわっしょい...ああ無念

2007/12/23(Sun)----有馬記念

前日の雨が誰の神通力か知らんがパタっと止んだ雨上がりの師走の中山競馬場
今年も、G1レースの総決算・有馬記念が行われた。
この雨が時にレースを難解にする。今回もその馬場状態に誰もが頭悩ませたのだろう。

 フサイチパンドラの出走辞退により15頭と少し寂しい面子となってしまったが、参加の面子は結構なもの。
1番人気は天皇賞を連勝し、実力的に古馬の中では抜きん出ているとされたメイショウサムソン。ヤネに天才武が乗るということなので、人気はうなぎ上り
続いての2番人気は、昨年有馬で2着、シルバーコレクターと言われているポップロック。3番人気、人気投票1位、牝馬ながらのダービー馬・ウォッカ。続いては同率で牝馬変則三冠のダイワスカーレットと外国生まれで遅れてきた大器と言われるロックドゥカンプ
ほかにもこのレースを最後に引退となるG1勝利を重ねてきたダイワメジャー
3歳牡馬の新星の参加も去ることながら、最強とも言われる3歳牝馬勢の参加が層に2重の厚みを加えていた。

下見所
人気のサムソン、何だか見るからにダレている。嫌な予感がする。ポップロック、馬体に張りがあり、ちょっと良い感じ。3番人気のウォッカ、口から泡を吹きやるき満々の雰囲気。スカーレット、ちょっとアレ気味で冬毛が出ているのが目につく。
「うーん、この調子だとウォッカかなぁ。しかし大外枠はちとキツイだろ。」

本場馬入りは適当に流し見
この師走の時期はいろいろと忙しいのだ。
ファンファーレが鳴ってテレビ前に戻ってくる。
各馬ゲートに入ってゲートオープン
スカーレットが上手く出すぎて先頭に立ってしまった。その横を果敢に駆けてゆくヨコテン・チョウサン。慌ててアンカツが手綱を引く。続いてサンツェッペリン、マツリダゴッホ。大外のウォッカはどうするかと思いきや、中段よりも前目に無理して追っつけてて少し驚いた。人気のサムソンは何と後方待機でそれ以上に驚いた。

「嗚呼、四位よ。そんなに慌てなくても先は長いぞ。おいおい武よ。チミはJCで懲りたんじゃなかったんか。その馬はディープのような位置取りでないやろ。」

向こう流しも調子よく駆けてゆくスカーレット
「こりゃアンカツの高笑いのパターンやな。」

3角に入ると、武と四位が大外に引っ掛けて上がっていった。先頭を捉えようと必死の感じが伝わってくる。4角に入っても大外に位置した2頭、どちらかが外に飛ばされた感じに見えた。後で談話とか話しているのを聞くとウォッカの様子

「あちゃー、この時点で不利すぎやろ。スカーレットはまだまだ先や」
しかし、それよりも早め早めで動いていた馬がいた。蛯名騎乗のマツリダゴッホ
スカーレットの追いも虚しく、1着で駆け抜けた。ガッツポーズと決める蛯名

結局、雨で重くなった馬場の一番ウチの経済コースをトコトコと駆けていた馬が勝ってしまった訳だ。勝ちがフロックと言う人もいるかもしれないが、これは完全に眉毛の作戦勝ちって感じだな。それに加えて何だ。やっぱり父サンデーサイレンスの血は、やっぱり偉大なんだって感じだな。

それにしても、これで年度代表馬が難しくなってきたなぁ。
有馬で勝った馬が代表だと思っていたが、どいつもコイツも精彩を欠きやがって...。

さて競馬も1年が終わった。馬券的に負け続きでモチベーションが結構下がっちまって長かった1年だった。来年の金杯はちと休もうかと思ってる。

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来年のクラッシックは難解だぞ

2007/12/09(Sun)----朝日杯フューチュリティS

 師走の声を聞いたら、あれよあれよという間にG1レースもあと2つになってしまった。まぁ有馬記念への間の2つの2歳戦は経歴が、ちと不明的な部分があるので来年への様子見的なところがある。ただこんなレースでも、これまでは血統的に父サンデーサイレンスっつー絶大的な筋があったんで、読めた部分もあった。しかしながら、一昨年あたりから、これが切れて混沌となった。一時期はその後を継ぐのは、祖父SSってのが良いんじゃねーか。とか言われていた訳だ。
 それでもここ2年ぐらい見てると絶大的なサイヤーラインでもなさそうなんで、どうなるんだろと皆、筋を探してた。で、結果を統計的に見ると、母父サンデーサイレンスって言うのが浮上してきた経緯がある。

 そんでもって今回の来年のクラッシックを占う上での牡馬2歳戦。夏の馬インフルエンザ騒ぎもあって、結局うまくデビューできなかった馬もいたようで、混沌の様相が極めて高い面子となってしまってた。
1番人気を集めたのは、通説を裏付けるかのように母父SSを持つスズジュピター。前走、前前走が結構良い走りをしてたのが理由らしい。しかしながら、前走は勝ててない。そんな前走勝ってない馬が人気を集めるところからも突出馬がいないのがわかる。
 そして2番、3番人気は外国産馬アポロドルチェとゴスホーケン。外国産馬が全然浮上しなかったSS至上主義時代からすれば好ましいのだが、「どうよ日本血統」てなぐあいになってしまうとこが、ご都合主義的か。
 続いての人気が、多分、今年の最優秀3歳牝馬になるであろうダイワスカーレットを生んだタキオン産駒のキャプテントゥーレだった。

下見所
人気通り、見た感じも突出感がない。スズジュピターも見てるとハラがポテッとしてる。
「うーん、こいつぁ無理。しかもヤネ柴善だぜ。あんでヤネを先生に替えちまったんだ。」
2番人気のアポロジュピターは、言うように雰囲気は良さそうなのだが発汗が結構ある。ウィントリガーは入れ込み気味
「うーん、やっぱりわかんねぇなぁ。今年は」
そんなこんなは本馬場入でもそうだった。「こんなら騎手で選ぶか。」なんて思ったが、前走で武豊が落馬したりとこっちも絶対的な線が消されてた。
ファンファーレから各馬ゲート入り。最初の内はスムーズだったが、新調教師の松永幹厩舎のセレスハントがゲートに入らない。混沌レースを暗示してた。

ゲートが開いて先頭を飛び出していったのが、外国産馬のゴスホーケン。続いて母父オグリのギンゲイ、フォーチュンワード。人気どころは中段に控えての競馬
向こう流しと3角-4角もほぼその通りの展開
ラスト直線に向いても、先頭を走ってたゴスホーケンが余裕の逃げ切り
続いてライアン産駒のレッツゴーキリシマ。人気のスズジュピターは掲示板最後の5着仕舞い
「あーあ、つまんねレース。やっぱり先生は駄目だなぁ。」
勝利した勝浦騎手、NHKマイル・テレグノシスの斜行気味のG1勝利から5年ぶり。重賞も昨年のフェアリーS以来だとか。
「そんなに勝ててなかったんか。」

 先行すると言われていた他の馬は上手くスタートを切れなかった形となった。中山の千六はスタートからコーナーが迫るんで内枠が有利な展開となる。それを上手く利用したゴスホーケンがまんまと勝ってしまった。しかしながら最後を見てると自力も結構ありそう。結局、母父SSとか。父タキオンとか。言われている血筋有力筋と言う点では違ってた。
デビューが遅れた馬達も出てくるだろうしな。

この分で行くと、来年のクラッシックは混迷を極めるかもしれない。

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スィープの代わりになるかな

2007/12/02(Sun)----阪神ジュベナイルフィリーズ

秋競馬もジャパンカップが終わってちと一息って感じとなった。
でその後は、2歳戦。また来年のクラシックに向けての競馬が始まった訳だ。
知れた面子以外の、この若駒戦は年毎に難解になってく。
やっぱり2歳とは言え、血筋による推測ができたのだ。ここ十数年、サンデーサイレンスの仔と言うだけで何となく走るような気がして、実際、その子供達が強かったりした。
しかしながらその子供はともかくとして、今年は孫世代も数えるくらいしか参戦してきてない。ま、実際ここに出てこれる馬達は元々早熟系で、後々勝てるって馬でないのが通例だった。これが通常の普通の競馬なんだろうと思う。
昨年の、このレースの勝利馬ウォッカがダービーを獲っちまったなんてこともあったけど、こんだけバラエティに富んだ種牡馬が集まるのはホント面白い。

 で、今年の1番人気。クロフネの仔、オディール。葦毛で下見ではチャカ付き、ちと荒れ気味。何でこの馬が1番人気なんだろとは思ったが前走の競馬で良い走りをしたからみたい。ヤネも絶好調のアンカツとくればうなづける。でもワタシは下見を見た時点で切った。
 2番人気、そのオディールに前走で負けたものの見事な逃げ競馬を見せた。やっぱり逃げ馬つーのも根強いファンがいる。前を張ってて後ろから迫ってきたとき耐えられるか。そこにスリルがあるってことなんだろう。
 3番人気、フサイチホウオーの妹分トールポピーだった。まぁ、この時期の前評判なんて女心ぐらいにいい加減なもんだから、いつも参考にしないようにしてる。
下見を見ると、やっぱり2歳の牝馬。どの馬もあんまり落ち着きない。
「やっぱ、この時期はわかんね。かと言っても古馬でもわかんねぇんだけどな。」
 下見を見てると競馬エイトのトラックマンの鈴木女史が「ヤマカツオーキッドが良く見えますねぇ。」と語ってた。
「買ってねぇなぁ。そげな馬、ま、良いか。」
 この女史、歯に衣着せぬ物言いが結構なんだけど、ほんとかよてな見解もあったりして微笑ましい。ま、このヒトは山田雅人系の思い入れでなく自身の裏付けのコトバがあるからうなづけるのだ。

各馬、本馬場に入り、2歳としてはましなゲート入り
今週は一気にいくぞ。スタート

 先頭を飛び出したのがエイシンパンサー。続いてヤマカツだったかなレジネッタだったかな。映像がごちゃごちゃしてて見えなかった。
「ありゃ、岩田がやっぱりやってくれたぞ。サンキュー。」
 ともかく先行を期待していたエイムアットビップが先行しなかったことは確かだった。香港のホワイト騎乗のラルケットは完全に出遅れだ。人気のオディールは中段に控えた。
「おいおい、ユーイチ。先行せんで良いのか。」
3角までは、結構掛り気味の馬を抑えるのにヤネが汲々としてた様子が映ってた。4角に入って、人気のオディールが動いてた。
前の方にいたレジネッタが先頭を伺う動き。オディールも前に届きそう。
この辺で決まるかなと思ったら、外からトールポピーが良い脚でやって来た。その横に競るようにしてレーヴダムール。前にいた馬々を差しきった。池添騎手、2005年のエリ女、スィープ以来のG1勝利。久しぶりの彼の強調系のガッツポーズ
「そんなに勝ってなかったんだなぁ。」

 ヤネ池添騎手には、親父の厩舎を含めてこの他に4頭ほど騎乗依頼があったと言うがこの馬を選んだ。もう、この時点で答えは出ていたような気がする。
 彼が愛したピーキーなスィープが引退しちまった現在、新しい愛する存在を求めていたんだと思う。今回は彼女より、ちと乗りやすそうだが、実力は中々のもの。来春を期待したい。
そして1戦しかしてなくて、2着に入り込んできたレーヴダムールの実力も期待大。
「惜しかったな藤岡、しかしクラッシックで大御所達にヤネ替えられないように日々努力した方が良いぜ。」
今回、武豊主戦の実力馬はいなかった。彼も夏競馬をおろそかにしてないはず。でも今年はめぐり合えてないつーことなんだろう。それとも力を引き出せなかったのか。SSの仔がいなくなった現在、今までのSS系統の乗り方ではうまくないのかもしれない。
答えは来春に出る。

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外国勢の情けなさだな

2007/11/18(Sun)----ジャパンカップ&ダート

土日で連戦だったジャパンカップのダートと芝決戦
来年からダートが阪神に移り、日曜に動くと言う。
阪神を主戦としている私にとってはうれしい。しかもダート戦って土曜に行われていたもんだから、いつも知名度が低かったんで「これは良いかも」って思ってる。
あんまり東京ばっかりの競馬も面白くないっしな。

さて土曜に行われたJCダート戦
連休中だったんで、こちらも片手間の観戦-記録です。
ヴァーミリアン以外はあんまり知名度が無い馬々だったんで流し気味。
結果も中段に控えたヴァーミリアンが危なげなく直線で抜け出して楽々の勝利
鞍上の武豊、重賞250勝、G1戦60勝のメモリアルのオマケ付き

どうなんだろ、やっぱり砂の鬼みたいな馬も要るなぁって感慨がある。ヴァーミリアンって確かに強いんだが、ホントにドバイで勝利でけてない。
日本馬の芝戦線がこれだけ安定した現在、ドバイで勝利できるようなダート馬もほしいなぁって欲が出てきた感じがする。
来年からの阪神開催で関西の陣営が真剣にダート馬育成に勤しむことも考えられ、面白そうな展開を期待する。

そして日曜のジャパンカップ芝戦
ピーカンの気持良い天候の東京競馬場、国際レースには最適な天気
外国馬陣営も文句言えない状況
日本馬の実力が向上して、外国馬勢に押されていたこのレースも最近では日本馬の独占に近い喜ばしい状況になってきた。
 今年も外国勢4頭が参戦してきていた。凱旋門賞馬のディラントーマスが来るとか言われていたが、事前に回避。事情によって、出られなかったサムソン&ウォッカ勢がホームでの迎え撃ちの状況が作れるかなと楽しみにしていたが、実現しなかった点は残念。
参戦勢は独、英、米と幅広い。日本戦線がクローズアップされることは良いことでもあるな。

 人気はと言うと4番人気まで日本馬。判官贔屓の面も否めないが、ファンも国際勢が恐れるに足らずみたいな雰囲気が出てきた証左でないか。
1番人気は何と言っても、秋天皇賞にて横綱相撲を見せたメイショウサムソン。絶大な支持を得ていた。続いての人気、前走のエリザベス女王杯にて体調不安により回避したウォッカ。牡馬を蹴散らしてのダービー獲得もあり並み居る牡馬勢を差し押さえての2人気。
続いては3歳時、かのディープの2着の実績を持ちながら、万全の状態がずっと作れず、やっと本格化してきたインティライミ、前走、秋天皇賞にて不利を受け屈したアドマイヤムーンと続いていた。

下見所
参戦してきた外国勢、どいつもコイツも落ち着きなくイラついている。テレビで放映される追い込みの様子も、「これで本気で勝つつもりあるの」って言う競馬場の芝にてキャンターばっかり。日本の競馬関係者が調教施設を貸してあげてないんなら、それは条件を同じにして貸してやってほしいぞ。
昔、シングスピールの度肝を抜いた入れ込みで勝っちまった過去もあるが、最近では「外国馬よ。おまいらももう少し日本の競馬環境に慣れてからレースした方がいいんとちゃうか。」なんて生意気なことまで思えてくる。
対する日本勢、サムソンもウォッカも良い感じを保っている。久々にG1戦で狙い定めたインテイライミも凄い気合が入っていて「これは」と感じさせる。

本馬場入
ヤネを松岡に取替たコスモバルクはやっぱり先に入った。
「しっかし、この馬もう6歳なんだし、いつまで気負い難が続くんだ。練習で慣れさせろよ。いくらヤネ変えたって一緒だぜ。」
外国馬は歓声と慣れない雰囲気に荒れ気味は続いてる。対しての日本勢のサムソンとウォッカはさすが場慣れしていると言うか動じることを見せない。

ファンファーレが鳴り終わり各馬ゲートへ
ここでも外国馬のペイパルブルがゲート入りを嫌う。どこまでも外国勢に期待できない雰囲気が続く。そんな間もウォッカは静かに自分を順番を待つという感じ。多分、もう自分が何をしなけりゃいけないかを理解しているだろう。

やっと全馬ゲートに入り、すぐ開く。
先頭を飛び出していったのが、チョウサン。続いてコスモバルク-フサイチパンドラ、ポップロック
「フサイチパンドラ、上手くゲートしすぎたな。しかし何でここを牝馬かつヤネF田なんだ。やっぱりここを牝馬で行くならユーイチだろ。フサイチ。まぁ良い。ヨコテン行け。」
人気所、サムソン、インティライミは中段に控えた。何と牝馬のウォッカ。最後方待機の作戦をとった。
「うぁ、四位。軽量-切れ味信用って言ってもなやりすぎ。牝馬の3歳だぞ。」

3角をその順序で廻った。
秋天では前目待機で早めに抜け出したサムソンの追い出しが遅れた。
最後方で待機したウォッカが、案の定、前に出られなかった。で、しぶしぶ大外に持ち出す様子がありありと見えた。
ウチでじっと我慢してた岩田-ムーンがするすると前に出た。続いてペリエ-ポップロック
もう、この時点で勝利は決まってたように思える。最短距離で廻ってきたムーンとポップ。一方のサムソンとウォッカは前へ出るために余分な脚を使いすぎた。
先に勝負をしかけたムーンが勝利した。

 いくらサムソンが強いとは言え、やっぱり条件が違えば勝てない。しかも相手は宝塚記念馬なのだ。ウォッカに至っては、ヤネ格好付けすぎ。多分上がりは最高速を記録してるはず。脚を痛めた牝馬で無理しすぎ。
今回は岩田の作戦勝ち。前走の秋天の不利がよっぽど応えたんだろう。やっと東京で勝てた。観客席に向けた大きなガッツポーズがそれを語っていた。

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兄妹の勝利か

2007/11/18(Sun)----マイルチャンピオンシップ

秋深まった京都競馬場
あんだけ暑かった夏も嘘のように寒くなってきた
やっぱり四季は巡ってくる
今週はマイル王者決定戦マイルチャンピオンシップだった。
この距離つーのは、スプリンターからステイヤー、牝馬勢まで参戦してくるから面白いレースになる。
今年もご他聞に漏れずなかなかの面子が集まった。
何と言ってもG1戦4勝の実績を持つダイワメジャーが1番人気、続いてはG1馬を押しのけて、この距離に実績があるカンパニー、3番人気には前走秋天にて良い脚を見せたアグネスアーク、次に上り馬のスーパーホーネットだった。春のスプリント王のスズカフェニックス、ちと人気を落としていた。

下見所
相変らずダイワメジャーは目隠し?付きのメンコ。秋天よりも絞ってきた感じで叩き良化の本領発揮って感じ。カンパニーについては、余裕すら感じられる歩様で良い感じ。前走で親の切れ味の再来の風貌を感じさせたアグネスアークは、やっぱりイラつく感じ
スズカフェニックス、体重は戻してはいるものの、元来の細め感は否めず
「うーん、サンデー系列だけどアークとフェニックスは全く違うや。ダイワは良い感じだなぁ。」
唯一頭参戦してきた外国産馬のべクラックス、泡を吹いて気合はすごい。

本馬場入り
メジャーはなめらかな走りで駆けてゆく。マイネリーガルはちとイラつき風味。キングストレイルは気合が入りまくり。ジョリーダンスはガタガタと言った走りが気になる。

この季節になると出稼ぎ参戦してくる外人ジョッキーが増えて俄然レースが面白くなる。今回はペリエ、ルメール、ムーアと増え、読みも彼らの手綱裁きを加算して見なければならなくなる。
「ペリエは、いつ見てもリラックスしてるなぁ。久しぶりに勝っちまうか。武の仏調面見てると、今週の勝ちはねぇな。」

そうこうしているうちに、ファンファーレ、ゲートイン
全部、すんなり入って、ゲートが開く。
先頭を飛び出していったのは、ダイワメジャー。
ゲートがうまく行き過ぎて、先頭に飛び出してしまった様子。
続いて今レースが最終レースと言われているローエングリン
「うあ、このまま行くのか。それでは勝てないだろ。」
耐えてる様子も見せず、悠々と走らせるアンカツ
後方には人気どころのフェニックス、アーク、カンパニーが待機

そうこうしているウチに、フサイチリシャールが先頭にたった。半分掛かり気味。一応2歳チャンプではある。
「げ、ペリエも大胆だな。そのまま行かせるのか。これでメジャーが安定した。」
3角に入る頃、スズカフェニックスが前へ移動した。
4角を廻って先頭にいた、フサイチやローエングリンが馬群に吸収される。

やっぱり先頭に立ったのがダイワメジャー
中段に控えていた若き上り馬のスーパーホーネットが結構良い脚でダイワに迫り来る。
あと半ハロンの位置では「これは?」と思わせた。しかしながら、追いが弱いと言うか馬の実力が足りないと言うか、ダイワメジャーにはあと少し届かなかった。
ダイワメジャーが昨年に続いての連覇を果たした。先週のダイワスカーレットとは兄妹か。
一時期、ダイワの冠名が全く勝てない時代が続いたのが嘘のようだ。
スカーレットブーケ様様だな。

2着の若手藤岡騎乗のスーパーホーネット、頑張ったが力尽きたっツー感じ
この差、見た目以上に鞍上の藤岡には感じたと思う。多分、同じシチュエーションで、もう一度レースをしても同じだろう。
それぐらいにアンカツ&メジャーのペアには余裕があった。

47歳にして、この元気。昨日は騎乗機会6連勝を達成した。で、今日年間G1-6勝して、双方共にタイ記録達成
やっと若手の藤岡が勝つかなと思いきや...。またしてもおっさんにかっさらわれたな。
21歳か、武豊と比べたら...おっと比べたらアカンな。別格か。
でも、そろそろG1勝ってくれよ。東の松岡がコイウタでG1勝ったから(ん、何で今回は乗せてもらってねーんだ?)ちと出遅れだな。
 武豊がすべて塗り替えると言われている記録も、長寿騎乗記録はアンカツが塗り替えるかもしれんな。

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残念だったなぁウォッカ

2007/11/11(Sun)----エリザベス女王杯

雨が時々降ったり、日がキーンと射したりの変な天気の京都の空
女心と秋の空と来たら牝馬の頂点を決めるエリザベス女王杯
11月11日のゾロ目が揃ったこんな日は馬券的にも何かがおきるんじゃねーかと思うのが博打の常道。
なーんて思ってたら、1番人気が確実だった牝馬ながらダービー馬のウォッカが出走を回避しちまった。何てこった。せっかく、秋華賞で負けちまった雪辱戦だったのになぁ。
 しかしながら、その秋華賞でダービー馬ですら寄せ付けなかったダイワスカーレットがいたから、まだ今回は面白そうなレースとなった。

13頭ながらも、その他に有力馬が目白押しだったので、見るに値する面子
一昨年のエリザベス馬、お局さんとも言えるスィープトウショウ。2頭がいない間の樫の女王ローブデコルテ。桜花賞馬キストゥヘヴン。昨年のカワカミプリンセスの降着で勝利したフサイチパンドラなどなど。

「ここにウォッカがいたらなぁ。」
誰もが思っていたに違いない。今年の牝馬が最強といわれ、牡馬ですら蹴散らかしたウォッカが、どうしても勝てないのがダイワスカーレットだった。
てなことで、当然ながら1番人気ダイワスカーレット。何でか2番人気は往年のお局さまスィープトウショウ。3番人気はフサイチパンドラ
「おいおい、もうスィープは終わりだろ。いくら往年の名牝だからってなぁ」

下見所
1番人気のダイワ。相変らず調子が良さそう。歩様もしっかりしていてまずまずの出来。良く暴れていた昔が嘘のように落ち着いている。お局さんのスィープ、こちらも相変らずと言っていいのかカリカリ感は健在。他にも冬を迎えるのか、皆ゆったりとして歩いている感じで、どの馬も勝つ感じがある。
「どいつでも良いからダイワを打ち負かさねーかな。」
とにかくコイツが絡むと馬券がしょっぱい。馬券師達は皆人気どころ外からの傑出を願っているはずだ。

本馬場入り
やっぱりスィープはわかりやすい。今回も先入り
「しっかし、こんな馬の調教を我慢して、ここまで持ってくる調教助手つっーのには頭が下がるよ。牡馬だったら完全にせん馬なんだけどなぁ」
その後に流れるようなダイワスカーレットの返し馬
「だめだこりゃ。勝負は決まったさ。」
他の馬々もタカタカ駆けていった。

待避所で、やっと落ち着いたスィープの姿が映される。
「やっと落ち着いたか。さて、でもどうかな。」

そんなとこ見てたら、ファンファーレ。今回は可も無く不可もなくだ。
鳴ると同時にスィープがゲートに入る。あんまり暴れなかった。
終わると同時にダイワがゲートへ。続いて各馬が続々とゲートイン

すんなりゲートが開く
先頭に飛び出したのが、何と一番人気のダイワスカーレット
「おいおい、柴善よ。きちんと逃げるんなら逃げろよ。そんなんしてるっから勝てねーんだよ。」
そう、先行かっとび娘のアサヒライジングをワタシは押してた。
そんなんに憤りを感じてたら、スルスル、スルスルとダイワは気持ちよく逃げてく。
一方のスィープは中段に控え、武騎乗のディアデラノビアは後方待機
「あらら、先々週の天皇賞と違って、また後方一気なのか。武ちゃんさ。」

向こう流しから3角、4角廻ってもずっとずっとずっとダイワが先頭だった。
どの馬も彼女の前に立てなかった。最後に去年の女王馬フサイチパンドラが追いかけたように見えたが一蹴した。

 ダイワスカーレット強すぎだ。実際にウォッカが参戦していたとしても勝てたかどうかわからない。こんなもやもやした気分にさせるのは良くないぜ。ホント
あっさり負けていたら、こんな期待も持たないのになぁ。
 ここでウォッカが治癒して有馬かジャパンCなんかに出てきて、また牡馬を一蹴したら、変な期待が続くんだろな。やっぱり正面切っての対決を早くしてもらいてぇーや。ついでにカワカミプリンセスも復活しての3強対決でな。

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おみそれしやした

2007/10/28(Sun)----天皇賞秋

前日の激しい雨が嘘のように晴れ渡った東京府中競馬場
秋の天皇賞が行われた。

今年は参加馬16頭と寂しいながら、G1馬7頭と面白い面子が集まった。
中でも凱旋門賞を目指していて、インフルエンザにかかっちゃっておじゃんになっちまったメイショウサムソン。凱旋門でのセットであった鞍上に武豊がいすわっちゃったんで人気も堂々の1番人気
続いての人気は春の最終戦・宝塚記念で勝利したアドマイヤムーン、昨年の覇者で春の安田記念に勝利してG1戦4勝しているダイワメジャー、ペリエがやってきて乗るポップロック、菊花賞、豪州メルボルンを勝利したデルタブルースなどなど...。
ちょっと癖のある面子が揃った。
そもそも芝二千に変わって、スプリンターからステイヤーまで参加できるレースになったんで面子にバラエティが増えるのは当たり前のことなんだろう。
惜しむらくは、ダービー馬で牝馬戦でまさかの負けを喫したウォッカが出ていないこと。
「まぁ今年はエリ女に出て現役牝馬最強を決めて、来年牡馬対決となるんやろな。」

下見所
人気どころはどれも馬体重の変動は少ない。ここまで来た馬はやっぱりさすがだと思わせる。一方の登ってきた組、アグネスアークとかローゼンクロイツとかはやっぱり落ち着きに多少の難がある様子
「ふーんアグネスか。久しぶりじゃねーか。しかも河内厩舎だもんな。タキオンとかフライトとかを思い出させる。」なんて感慨に浸りながら見てた。
そんなこんなしてたら、騎手が続々と乗り始めた。
サムソンのピンクと水色の勝負服を見ると鞍上を持ってかれた石橋の無念が尚更増幅される。しかしながら勝負の世界、決戦といわれる宝塚でムーンに持ってかれた勝利の結果、仕方ない。
その後、ゆるゆるとトンネルを抜けて本馬場入り
ここで不在だったムーンのヤネに岩田が乗り込んだ。しかしながら何か様子が違う。
「おお、アドマイヤなのに勝負服が違うぞ。なんでや。」
調べると、ダーレー・ジャパン・ファームがJRA馬主権利を得て金銭トレードで、解体屋利一から購入した模様だ。ダーレー云々言うのは、名高いゴドルフィン卿の団体なんで金をうなるほど積んだんだろう。この後は海外に移ってレースをするんか。
それにしても、今後、こういうことが次々起こるんだろうと思う。新興起業がちょっと成功して大企業に買収されてくみたいな...。益々、競馬がビジネスライクになりそうで、ちと寂しい。

各馬、待避所に入る。この辺で睡魔に襲われうとうとした。
「ハッ」と気づいてみたら、もう各馬ゲートに入ってた。レースを見落とすとこだった。やばかった。

ゲートが開く。
先頭をとったのが、コスモバルク。続いてエイシンデュプティが続くかと思いきやデルタブルース、シャドウゲイト
人気所、サムソンを前目に、ムーンダイワメジャーと中断待機。最後方はペリエ騎乗のポップロック
向こう流し-3角とその体型を保ち、一団が4角に突っ込んでゆく。
広くて長い府中の直線が始まった。前日の雨でウチ側を避けようと外へ外へと振れる集団。
結構斜行じゃねーの的な馬もいた。
その中できっちりとウチの最短距離を保って走って、最後の直線できっちりと前に出て、そのままきっちりと追い込んだ武豊。教科書通りの騎乗。
そしてメイショウサムソンの春秋天皇賞の連覇が決まった。
2着には、あのカラフルな懐かしいアグネスの勝負服が入っていた。一瞬河内の姿とダブった。

やっぱりやるときはやるな武豊。先週は軽く飛んだのドリームジャーニーを溜めすぎて負けた失策に近いもんがあったんで、今週も溜めたら負けと思っていたが、きちんと馬なりのレース運びをしてた。さすがだ。
こんで2999勝になった模様、すげーよホント。
午前中に、もう一勝しとけば祝・三千勝と重ねて祝勝会が開けた模様だけど...。ま、達成は時間の問題だな。現役の最多記録を彼が作ることは間違いない。

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やっぱ最後は騎手の差なんだよな

2007/10/21(Sun)----菊花賞

秋晴れの気持ち良い空の下、牡馬クラッシック最終戦の菊花賞が淀で行われた。
今年はと言うと、牡馬最大の冠のダービーが牝馬ウォッカにかっさらわれたので、牡馬での連続冠を狙えるのが、皐月賞馬のヴィクトリーだけという寂しい牡馬戦線。

新星のロックドゥカンプなる外国産馬が出てきて1番人気をさらうなんぞと、人気混戦がありありと見えていた。ただし、この馬今までに負けはなく、遅生まれで騎手重量-2kgのアドバンテージを与えられていたから、まんざらでもない感じ。
2番人気は前走の神戸新聞杯にて、後方一気の差し脚を見せたドリームジャーニー。2歳王者でもある。騎手の武豊が蛯名の「軽く飛んだ」との意見に同意したことから、一気に人気が上がったとも言える。他にはダービーにて牝馬ウォッカの後塵に帰したアサクサキングス。そのヤネにウォッカで勝利した四位が乗ったんでヤネ事情は複雑。

人気的にはその辺のところなのだが、何しろ実力的に抜きん出た馬がいないので他の馬にも十分なチャンスがありそうで「前残りでヨコテンがセイウンの再来をする」とか憶測飛びまくりの状態だった。ただどんぐりの背比べ的状況には変わりなく、馬券的には面白そうなレースとなった。

下見所
1番人気のロックドゥ、落ち着いて遅生まれのハンデは見られない。2番人気のドリームジャーニー、小さい。周りが500kgオーバーの馬々だから、何だかみすぼらしく見える。しかも、スキップしているような状態
「うーん、いくらディープも小さかったと言えども、本当にこれで良いのか。うーん」
3人気のヴィクトリー、こちらは入れ込み最高潮、皐月賞馬の貫禄はあるのだが、これだけ前にスイッチが入っちゃうと駄目そう。
「ふふふ、ヴィクトリーは飛んでもらって結構なんだ。近藤一族の傲慢さは目に余るのだ。そのまま入れ込め。皐月賞ジョッキー田中勝を降ろして岩田に変えるなんざぁ、どこまでもエラソーだぜ」
飛びぬけた存在もいない雰囲気は下見所でもそのままだった。

本馬場入と返し馬と移った。
少し苛立ち気味で駆けてゆくロックドゥ、そして結果を知って書くのは気が引けるのだが、アサクサキングスの脚の回転がすごく速くて良い感じ
2人気のドリームジャーニーの陣営、観客の前に持っていって、そこからゆっくりと始動させる。ディープの入りの儀式とまったく同じことをしているのに、何か引っかかるものがあった。

待避所の時間が静かに流れる
「1番人気を背負った柴山の気持ちはどうなんだ。舞い上がっているんとちゃうか。」
「ホイホイの体で乗ってるヨコテンは、本当にキチンと逃げるんだろうな。」
とか考えていた。
関西のファンファーレが鳴る。ちとヴォリューム不足の感。いつ聞いても関西のファンファーレは難しそう。
そして各馬ゲートへ入り、まもなくゲートが開いた。
デュオトーンが出遅れる。
先頭にたったのが、予告とおりヨコテン・ホクトスルタン。メジロマックイーンの血を引く葦毛が、セイウンスカイを彷彿させる。続いて完全に掛かった皐月馬ヴィクトリー。必死に手綱を抑えるヤネ岩田。
「おし、ヨコテンは前に出た。岩田、ざまはねぇな。これで消えたぜ。」
人気のロックドゥ、アサクサは後方に待機。ドリームジャーニーに至っては最後方待機。
観客席の前を長い馬列が続く、三千は長丁場だ。
「淀の三千はゆっくりが基本だからなぁ。でも最後方で届くのか武よ。」
向こう流しをそのままで流し、3角に入って各馬始動しだす。最初に動いたのがアサクサ、前を狙って果敢に動く。4角に入って動きがいっそう激しくなった。1人気のロックドゥの始動もやっとここから。ドリームジャーニーはディープの動き出しと全く同じ地点でスイッチを入れる武。誰もが「飛び」の再演を期待したことだろう。しがしながら加速スイッチが入らない。
前に残っていたホクトスルタンがバタバタになる。早く追い出したアサクサのクビがよれ、斜行気味になる。続いてアルナスラインが追ってくる。脚色としては完全にアルナスだったのだが、残ったアサクサが勝利した。

人気を背負った柴山、追い出しが遅すぎたと思う。やっぱり本番では騎手の腕ひとつで違ってくる。先週ウォッカの追い出しで負けた四位が早めに動いて正解だった。
ドリームジャーニーに至っては、ディープを意識しすぎ。あんな馬が出ること自体が稀なコト。むしろ父ステイゴールドを意識した早めの追い出しを意識した走りの方がよかったのではと言うのは後の祭りか。

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アンカツの作戦勝ちつーことか

2007/10/14(Sun)----秋華賞

酷暑の夏を通り越してやっと秋の風が吹いてきた今日この頃
風邪を引いてしまった。
皆さんも御自愛ください
って、もう終わっているんじゃねーか。

やっと秋の風味が出てきて、やっと秋競馬っつー感じ
牝馬3冠の最終戦、秋華賞が京都競馬場で行われた。
今年の牝馬については、ここで改めて書く必要はないが、とんでもなく実力が高い馬々が集まった。
桜花賞馬のダイワスカーレット、オークス馬のローブデコルテ、NHKマイル馬のピンクカメオ、そして誰もがその実力を認める牝馬でダービーを制したウォッカ
この4頭だけでもすげー実力馬が集まっているのに、それに加えて夏の上がり馬達が参戦して、充実した面子となってた。その筆頭がフローラS、ローズS、オークスで好成績を上げ、いまいち勝ちきれない武豊騎乗のベッラレイラ
誰もが、本当の牝馬最強は誰って考えたに違いない。ウォッカにいたっては、ダービーを制したとは言え、桜花賞で実際にダイワスカーレット土を付けられた訳で、しかもどっちも樫の舞台には上がっていない。本来の意味での最強決定戦みたいな様相だった。

下見所
G1馬4頭にいたっては、それぞれに夏を通り越して、益々磨きがかかった感じ。ウォッカにいたっては、もう牡馬と見間違うような馬体に誰もが目を見張ってた。
人気の方はと言うと、ウォッカ-ダイワ-ベッラレイラと、ちとヤネ武豊人気がかぶさってた。
「おいおい、何でオークス馬よりも武馬が人気上だ。頼むぜユーイチ」
どちらにしても、G1馬で決まりだろうなんて思ってた。

本馬場入りと待避所はテキトーに流す。

そしてファンファーレ
さすがに最後のクラッシックレースともなると、どいつも荒れている感じなくスムーズなゲートイン。
ゲートが開いた
先頭を飛び出してしまったのが、ダイワスカーレット
「うあ、久々のG1戦でいっちまうのか。」
と思いきや、その前に行こうとしているマル外ヒシアスペン・池添。その後に上手に入れるアンカツ
「あーあ、そのまま行かせりゃ面白かったのになぁ。さすがだアンカツは...。」
ウォッカとベッラレイラは後方待機の作戦。他の実力所は、中段待機
「皆、定位置か。しかし京都内回りは、そんな後ろでいいのか。四位、武!」

各馬、3角、4角を廻る
先頭にいたダイワスカーレット、少しソラを使い始めるがキチンと対処するアンカツ
早めに外へ出し、追い込みをかけるウォッカ
入るところがなく、その大外に出したベッラレイラ

直線終わりにやっとウォッカが追撃体勢に入った。
「おっしゃ、ぶっちぎれ。ダービー馬の意地見せろ。」
とか言ってたら、もう直線は終わってた
ダイワスカーレットが先頭を走り抜けてた

桜花賞に続いて、ウォッカに勝利したダイワスカーレット
ダービー馬に勝っちまったよ。実質、3歳牝馬最強ってとこか。
しかし、これが京都内回りってとこに引っかかりがある。もし東京の広くて長い直線だったらなんて考えるのはいけずと言うとこか。
どちらにしろ、その小回りの京都コースをアタマに入れたアンカツの作戦勝ちってとこなんだろう。

さて、来週は牝馬に蹴散らされた牡馬クラッシックの最終戦、菊花賞がある。
混戦は馬券的には歓迎。でもズカーンと勝つ馬がいないとつまんねぇな。

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雨と若手新勢力と

2007/09/30(Sun)----スプリンターズS

久しぶりのG1戦だと言うのに、雨の中山競馬場
馬場は不良馬場になった。

で、何年ぶりだかの富士のF1日本グランプリのあおりを食らって競馬中継が大幅にデリられた。しかも映されていたF1レースがこれまた惨い。
大雨で何台もクラッシュ&リタイヤして、途中でペースカーが入りまくり。殆どレースになっておらんかった。こんなもんがF1レースと言えるか。ありがたそうに語っている解説者(皆まで言わんが、特にゲスト)が輪をかけて惨かった。
多分、どのF1レーサーにも、日本の富士は良い思いはないだろう。
ホンダと鈴鹿の関係者の高笑いか聞こえてきそうだ。
結局勝ち残ったのが新人ルイス・ハミルトン。そだな。彼には良い思い出になったかもしらん。

しかしながら、発走時刻近くになっても全然終わらないF1中継に切れ気味

「くそっ、同じレースでもこっちは金がかかってんだぞ。レースをリアルタイムで映さなかったら、フジテレビに抗議メール送ったる。」

30分ぐらいになってやっとF1放送が終わる。
すぐに中山競馬場が映される。もう全馬が待避所で廻っているんでねーか。
下見所も本馬場入りもすべてカット...。

「だいたいやな。F1とかのイベントがあるときはサンテレビでもテレビ大阪でもどっちでも良いから、放送権を譲れ。馬鹿野郎。」

とか沸々と湧き上がる怒りを抑えてたら、もうゲートイン&発走

うまくゲートを飛び出したのがローエングリン。それを抑えて先頭にたったのが、アストンマーチャン。春に武豊を擁して阪神JF、桜花賞を戦った若駒
続いて出ていったのが、アイルラブアゲイン、サンアディユ
結局、この流れがすべてだった。

先頭に立ったアストンマーチャンの、泥んこ馬場の先行逃げ切りで終わった。

春のスプリント王者のスズカフェニックス。ダメダメ
昔とった杵柄、オレハマッテルゼ。さらにダメダメ
ヴィクトリアマイル勝者、コイウタ。早くも一発病に近いか

てなところで、勝利したアストンマーチャン
くしくも、F1と同じように雨&若手で決まった。

しかしながら、こっちはヤネがベテラン 中舘 英二 42歳
13年ぶりのG1勝利だという。
そういえば、あのヒシアマゾンも牝馬だったっけ。

このままマーチャンのヤネが彼に残るのかは疑問だが、今回に限って言えば、彼の作戦の勝利だったと言えるな。

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アドマイヤと岩田の蜜月が始まるんかな

2007/06/24(Sun)----宝塚記念

牝馬のダービー馬が出るなど、混迷を極めた春のG1戦線
その荒れ荒れだった春の戦線も最終戦、春のグランプリ宝塚記念が阪神競馬場で行われた。
昨年はディープインパクトといった強烈な馬がいたので参戦者が少ない春グランプリだったが、今年はどっこい18頭フルゲート。
しかも参戦した面子はG1馬7頭と豪華なメンバー。惜しむらくは朝から断続的に降り続く雨、梢重の馬場と本来の実力を発揮できないような悪条件だった。
「あーあ、こんだけの面子ならばピーカンでやって欲しかったなぁ。」
今週から、やっと東海テレビ製作の放送から関西テレビ製作の番組に変わった。
「やっと山田雅人から開放された。これで落ち着いて競馬中継を見られるぜ。」

1番人気はと言うと、天皇賞馬かつ人気投票1番のメイショウサムソンを押えての堂々のウォッカ。やっぱりダービーでの強烈な勝利が皆の頭の中に残っていたからだろう。
それに加えて、3歳牝馬の斤量51キロと軽量ハンデが好まれたのか。

他には、G1戦4勝のダイワメジャー、牝馬最強と言われが高いカワカミプリンセス、海外での勝利での逆輸入のコスモバルク、シャドウゲイト、アドマイヤムーン...。

「ディープみたいなカンカチカンの鉄板レースも面白いけど、やっぱり競り合いは楽しいよなぁ。」

下見所
1番人気のウォッカは落ち着いている。同じ牝馬で言えばカワカミプリンセスは頭を上げ下げし、イラついている感じ。
メイショウサムソンは、春天を制してますます風格が出てきた感じがする。G1戦4勝のダイワメジャーは、16キロも馬体重を減らしていた。しかしながら、この馬500キロオーバーなので、あんまりガレた感じはしない。いつもながらのサイボーグのようなメンコを付けておっとりと歩いている。

「この馬、微妙だなぁ。これだけ馬体重下げて得意のマイルの距離でもないしなぁ。」

下見を見る限り、ウォッカは今日も良いレースをしてくれるだろうと思っていた。

本馬場入り
騎手の中でカッパを着用している者とそうでないものに目が行く。
「どうなんだろうなぁ。本気で斤量を考えるんだったら、雨の重量も関係するんだけどなぁ。」
ウォッカが気持ち良く走って行く。コスモバルクはやはり先行入り。
メイショウサムソンもゴツゴツ感が少し減って、滑らかな感じがする。
雨の掛からない待避所の中、それぞれの陣営にそれぞれの思惑を溜めながら刻々と時間が過ぎて行く。

宝塚記念だけのファンファーレが、少し間違えながら奏でられる。
「この曲、結構良いよなぁ。」

そうこうするうちに、各馬ゲートイン。
ゲートが開く
先頭に飛び出していったのが、後藤、ローエングリン。続いてアドマイヤメイン、アサクサキングス、コスモバルクが続く。

人気所のウォッカ、メイショウサムソンは中段に控える。
アドマイヤムーンは後方に控え、その後をピッタリとポップロックがマークする。
「ははは、やっぱり、コイツだけには勝たせたくないんだろうなぁ武よ。」

そう、ダービーで急な乗り替り劇が繰り広げられたアドマイヤと武の確執は当然ながらここでも続いている。一緒に香港まで行ったアドマイヤムーンなのだ。気に掛からないと言う方が無理な相談だろう。

そんな流れの中、各馬3角に入って行く。重馬場だけに仕掛けが早い。サムソンとコスモバルクが、早くも追撃態勢の追い出し。

知らない内に、するするとウチに牝馬2頭が並ぶ。カワカミプリンセスとウォッカ
「この牝馬2頭が勝ってしまうのか...。」なんて思う暇もなく、メイショウサムソンが前に出て行く。続いてアドマイヤムーン。それをマークしてポップロックが追いすがるも力尽きた。
サムソンとムーンの叩き合い。仕掛けが早かった分、サムソンが競り負けた感じとなった。

アドマイヤムーンが負けつづけた同世代の雄に、やっと大舞台で雪辱を果たした。

どうなんだろうなぁ。
岩田の乗り替りで勝ってしまった。しかもテン乗りだった。これからはアドマイヤの本線と言えば岩田となるんだろうか。
ダービーの時も書いたけど、武にはそれぐらいのハンデがあって丁度良いんでないかい。

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どうした武

2007/06/03(Sun)----安田記念

牝馬のダービー制覇でさめやらないG1戦線
今週はちと、その勢いでダレ気味な東京競馬場。その気持ちを表すかのように曇天
マイル最強を決める安田記念。

今年は、香港から4頭も外国産馬がやってきてた。最近、日本の馬が香港にやってきてG1のタイトルをさらっていっちまうんで、逆襲てなもんか。
しかもやってきた馬が、揃いに揃ってせん馬。
どうしてなんだろな。お国柄か。血を残すと言った風習がないのだろうか。
そう言えば、日本でもかってレガシーワールドとかいたっけ。しかしながら、クラッシックは言うに及ばず出走制限が厳しい点が減ってきた理由か。

1番人気、高松宮記念を勝利したスプリンター、スズカフェニックス。2番人気は、皐月賞、秋天皇賞、マイルCSのG1、3勝しているダイワメジャー。いわゆるマイル巧者。
3番人気は前走で好成績を残したコンゴウリキシオーだった。

まぁ、スズカフェニックスが人気を集めているものの、何となく信用がおけない感じ。やはりスプリンターとマイラーは基本的に違うと言うのが元にある。
実際、高松宮記念と安田記念を連覇した馬はいないのだ。
それでも、やはり武豊人気と言おうか。人気が集まってしまうところが悲しい哉。てなところか。

下見所
今週は揃いも揃ってイラついたり、バタついたりする馬が多い。人気所のダイワメジャー、コンゴウリキシオーはチャカつき。発汗が凄い。牝馬のディアデラノビア、キストゥヘヴンも後ろっぱねしたり、チャカついたりしている。

「どうなんだろなぁ、この荒れ具合は。スズカは落ち着いてるなぁ。本当に勝つんじゃまいか。」

本馬場入り
やっぱり、ダイワとコンゴウは荒れている。オレハマッテルゼも荒れ気味。
香港ジョッキーは背中に1番星を付けてる勝負服が多い。
「へぇー、お国柄だねぇ。大味とも言うんか。(笑」

ファンファーレが鳴る。
長かった東京競馬場でのG1連戦。芝も荒れ荒れだ。
「もう少し、関西か中京、もしくは九州にでもG1レースを移せよ。この安田記念あたりが移すのに丁度良いんでないか。」てなこと考えている間に各馬ゲート入り

ゲートが開く
図ったような綺麗なスタート。
先頭に飛び出していったのが、コンゴウリキシオー。ひっかけるようにしてエイブルワンが競って行く。人気のスズカもダイワも中段前目で控えた。
やはり、さすがの武も、ここでは最後方一気はできない様子。
向こう流しをそのままの流れで過ごして、3角4角を廻って直線に入る。
先頭を走っていたコンゴウリキシオーが粘る。粘る。
「いいぞ。そのまま残れ。」

後から飛んできたダイワメジャーが並び、最後の最後で差し切る。
やはり、この距離では強かった。
ヤネのアンカツ。ダービーとオークスでの鬱憤を晴らすようかの騎乗だった。
「やっぱりアンカツかよ。惜しかったなぁ藤田。」

これでG1、4勝馬となった。あのスペシャルウィークと並んだ訳だ。あんまり、この馬にはそんな感慨は無いが…。

それにしてもだ。武豊どうした。スプリンターとマイラーの完全なる違いはあるにしろ、今回も全然、良いとこ無し。関西リーディング順位は中段のまま。
やっぱり、いろいろと言われていることが頭に浮かんでしまう。限界では無いにしろ、少し方法論がうまく言ってないように感じるのは私だけじゃないだろう。

聞く所によると夏からは海外遠征に出る様子。少し気分を変えてみたら、良いんでないか。
それで新しい気分で戻ってきてくれ。

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父娘、ダービー制覇

2007/05/27(Sun)----ダービー

これ以上ない晴天に恵まれたダービー
やっぱり年に1度のこの競馬の祭典はピーカンのパンパン馬場でやって欲しいというのが関わっている競馬関係者の願いだろう。

今年はSSの産駒がいないクラッシック。三冠レースの一冠目の皐月賞では、ブライアンズタイム産駒のヴィクトリーが勝利して混沌さを極めた。

その中で1番人気を集めたのが、その皐月賞馬ではなく負けて強しの勢いのあったフサイチホウオー。父ダービー馬、ジャングルポケット×母父SSの良血
続いてヴィクトリーと皐月賞の着順とはちょっと違った人気になっていた。
そして、今年は例年にない参戦者が、ファンのレースへの興味を上げていた。11年ぶりの牝馬の参戦。そう2歳牝馬女王・ウォッカの参戦。桜花賞こそ、終盤のレースの捌きに失敗して2着に沈んだが世代牝馬の中で最強といわれている牝馬。
 人気もヴィクトリーとウォッカが最後まで入れ替わったりして、ファンの期待が揺れ動く様が、見事に映し出されていた。

続いての人気は悲喜こもごもが重ね合わされているアドマイヤオーラ。皐月賞で1番人気を集めたものの、最後の直線の追い出しが遅れて4着に沈む。
その結果と合わせてアドマイヤムーンで英国クィーンエリザベスで負けたのが、オーナーの気分を害してしまったのか、あの天才武豊を電話1本で乗り変わりをさせたオーナー近藤。その時の彼の気分は武豊のホームページに書いてある。
あの大人な武豊が、ここまで書いてしまうと言う事は、やはり腹に大きなものを抱えてしまったのだろう。
運が勝負に大きく影響するダービーにおいて、こう言ったゴタゴタは絶対に上手く働かない。最近勝てない武豊と言われているが、ここまでのことを聞くとちょっと寂しい。
良いんでないか。アドマイヤに乗らない武豊って。これからどんどん無名の冠名の馬に乗って馬券を面白くしてくれ。

下見所
人気のフサイチホウオーは青いメンコとシャドーロールを付け、気合が入って中々のもの。シャドーロールを付けているだけにクビが高いのはタイプか。
続いての人気のヴィクトリー。気性に問題があるのか、やはり落ち着きがない。陣営も抑えている感がある。
唯一の牝馬のウォッカ。牝馬でないような馬体。480kgある馬体は、412kgのドリームジャーニーと逆ではないかとの錯覚を覚える。

本馬場入り
ゴールドアグリが先に入る。サンツェッペリンが荒れ気味で入ってくる。NHKマイルから中1週で挑んできたローレルゲレイロがツル首で雰囲気が良い。人気のフサイチホウオーが吼えていて親父のジャンポケを彷彿させる。
そして皐月賞馬のヴィクトリーは入れ込みの不安から、2人引きでゆっくり待避所まで連れられて行き、結局流す事は無かった。

君が代斉唱がされた。なんで、ダービーに君が代なのか。ちょっとアレだが、皇太子が来てるんでのアレかと納得する。今日は加えて安倍首相夫妻まで来てた。選挙に対しての宣伝か。今まで一回も来てないのにな。競馬に興味もつんならJRAのテラ銭率下げてくれ。
そんだけ、ダービーとは重いもんなんだな。続いてファンファーレ。さすがに今日は間違いは無かった。

各馬ゲートに入った。荒れが不安視されるヴィクトリーは先入り。
その他はすんなり入ってゲートオープン
先頭に飛び出していったのが、アサクサキングス。続いてサンツェッペリン、プラテアード。人気所はと言うとフサイチホウオーが前目、皐月賞で逃げたヴィクトリーは何と後方での競馬。ウォッカは後方の良い位置に付ける

「あーあ、カッチーやっちまったな。君は逃げるのに意味があって、その位置での競馬は期待しとらん。ダービーでいつも通り出来なかったら終わりだ。」

向こう流しを同じような流れで終えて最終コーナーを広がって廻る各馬
直線に向く。先頭を走っていたアサクサキングスがウチでそのまま残っている。
前に位置していたホウオーが臨戦態勢になる。
そして中央から馬群を割ってくる馬がいた。唯一の牝馬ウォッカだ。どの馬よりも切れ味抜群。他の馬が止まっている様に見えた。前にいたアサクサも難なくかわす。

そして差しきった3馬身差。圧勝。

牝馬ダービー馬は64年ぶりの快挙だそうだ。(俺だって産まれてねぇ。)
ヒサトモ、クリフジに続く3頭目のダービー牝馬

ロイヤルシートに向ってヘルメットを取って挨拶する四位騎手
松永騎手が天皇賞でやったのとかぶる。
そう言えば、あの時も牝馬だったなぁ。天覧レースは牝馬の方がスマートで良いなんて気もしてくるから不思議。

やっぱり、ダービー馬はダービー馬からの格言は当っていた。
父ギムレットもダービー馬だった。

本当はダービー馬ジャンポケの息子が勝つと言ったストーリーが良かったんだろうが、こちらは違う格言が効いてしまったようだ。
馬体重500kgを超した馬はダービーでは勝てない。

アドマイヤオーラ。
最後の直線で見せた見事な斜行。横に馬が迫っていたら絶対に騎乗停止になっていたに違いない。これまでは武の騎乗技術でしのいできていた部分がモロに出てしまっていた。
ダメだよあの馬。勝利云々を語る前に、もっとキチンと調教しないと。陣営の不足を騎手のせいにしちゃ。
そう言えば、東京12Rの重賞ではきっちりと勝利していたよ。武豊。

それにしても、ピンクカメオがNHKマイルを制してしまったし、この世代の牝馬は強いと言うことか、それとも牡馬が弱いと言う事か、それはまだ残っている古馬の中のSS系の馬と闘ってみてわかるだろう。

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写真判定って、そりゃねーよ。

2007/05/20(Sun)----オークス

久しぶりの快晴のG1戦。芝は良馬場パンパン
何年かぶりに、桜花賞馬が参戦していない牝馬2冠目のオークス
桜花賞馬のダイワスカーレットは体調不良、そして2歳女王で世代の牝馬最強の呼び声が高いウォッカがダービーに参戦するなぞと仰天の選択をしたばかりに、レース前から混戦の様相になってしまった樫レース
ま、桜花賞馬がいなくても、強力牝馬がいなくても馬券的には面白い。それが純粋に馬券を追ってる連中にとって思った感想だろう。

今週から、名古屋の東海テレビ製作の放送となった。ワタシとの相性はすこぶる悪い。
「また今週から山田雅人の嫌味な語りを聞かなあかんのか。」と思う。
まだ、今週は東京主体の放送だから、出番が少ないので仕方ない

下見所
1番人気を背負っていたのが、前走フローラルSで脅威的な脚で差しきったベッラレイア。見た感じ少しチャカつき気味。
「うーん、これが1番人気か。こんなもんか。え。」
2番人気、ザレマ。デカイ牝馬だ。522kg雄大だ。本当に、こげなデカイ馬に最後の切れ勝負が出来るのかといぶかしむ。ただ雰囲気としては落ち着いていて、中々のもの
それに加えて、ヤネ武豊だけに何かしでかすのではないかと感じてしまうのが不思議なところ。3人気、ミンティエアー、タキオン産駒の良血。踏込みが良い。人気どころはそんなところだった。
他には、NHKマイルに勝利して中1週で勝負にきたピンクカメオ。発汗が激しく、ちと体調が心配げ。加えてヤネがG1勝利した内田ではなくて、ウォッカ、ザレマのヤネからずれた四位に変わっていた。
「おいおい、誰が決めたんだ。内田の気持ちはねぇのかよ。腐ってもG1勝利したんだぜ。そう言えば、勝利騎手インタビューで次は先生が決めるなんて言っていたもんなぁ。でも、これで負けたら騎手の差が語られるぜ。」

本馬場入り
ハロースピードとトウカイオスカーが先入りしている。マイネルーチェが少し荒れ気味で馬場に入る。1番人気のベッラレイラは下見所のチャカつきがまだまだ続いていた。
ピーカンの馬場の映像をみているとウトウトしてしまう。
で、気づいたらレースが始まっていた。

ゲートが開く。先頭に飛び出したのが1枠1番スマートストーム。各馬出方を伺っていたが続いてハロースピード、マイネルーチェ、ザレマ。
「やっぱり、このデカ馬はいくら溜め殺しの武君でも前で勝負せざるを得ないなぁ」
人気のベッラレイラも前目4番手につけていた。
さすがに二千四百は長い。皆、溜めて溜めて最後の直線にかける意気込みが伝わってくる。「またダービーでもこの流れがあるんやなぁ。」
最後の直線に入った。

前目に位置していた人気のベッラレイラが簡単に先頭に位置した。
「おっしゃ、そのまま抜けろよ。」

で、外から葦毛の馬が飛んでくる。
「ん、葦毛、よっしゃーユーイチか。抜くなよ。絶対。」
そうなのだ。ベッラレイラ→ローブデコルテで三連単を付けていた。

続いて12番のラブカーナが見えた。
「ヤッホー、三連単いけるぜ。いけるぜ。うおーーー。」

その流れで決まったはずだった。。。。

しかし、何や不穏な雰囲気。
写真判定。ガッツポーズをつけるユーイチ。
「嘘やろ。嘘やろ。嘘やろ。嘘やろ。。。。。こっから見てもウチが勝ってるだろ。」

そんな願いも虚しく、判定の結果、外のローブデコルテの勝利。
裏は勝ってなかった。
頭の中で飛んでいる万札。。。天国から地獄。

ワタシが黙ってしまったのは、言うまでもない。
テレビに山田雅人の笑顔が映った。
やっぱり、奴はワタシにとっての天敵には違いなかった。

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前川清は、勝利に何を歌うのだろ

2007/05/13(Sun)----ヴィクトリアマイル

昨年から始まった牝馬古馬のG1マイル戦、ヴィクトリアマイル。
3歳の牝馬クラッシックを超した馬々が参戦するレースが少なかった。それに対応して出来たレース。
昨年はクラッシック上りの牝馬を熟女のダンスインザムードが蹴散らした。

今年はと言うと、オークス、秋華賞を制してエリザベス女王杯で古馬牝馬にも勝利したと思ったら、斜行により降着になってしまったカワカミプリンセスが5ヶ月ぶりに参戦してきていた。
人気は、やっぱり1番人気。当然。彼女は負けていない。ただルールによって順位を下げられただけなのだから。
ただ、斜行の一件が引金になったか。主戦の本田騎手が調教師試験に合格し引退。新しいパートナーを求めていた。その最強牝馬のヤネに抜擢されたのが武幸四郎。ご存知、武豊の弟だ。
また、新設G1とは言え、参戦しているメンバーはなかなかなもの。桜花賞馬はいるし、歴代のエリザベス女王杯馬はいる。G1戦が増えるのは、歓迎なのだ。

下見所
人気のカワカミプリンセス。相変わらずの荒れ気味。順番通り周回もきちんと出来ない様子。
「うーん、こんなに落ち着きが無い馬だったかなぁ。」
ひさびさなのか。やはり気になる。
2番人気のスイープトウショウ。こちらは、以前とは打って変わって、落ち着いているそのもの。
「こちらは、こんなに大人しい馬だったかなぁ。」
3番人気のディアデラノビア、尻っぱねをして、こちらも荒れ気味
つまり人気どころがどれもこれも、落ち着きがないとかダレているとかの「雰囲気悪し」の感じ。

「でも、結局こいつらで決まるんだよな。」と自分に思いこませる。

本馬場入り
歓声などに弱いスイープトウショウは相変わらずの先入り。その他有力所も続々と入ってくる。下見で荒れ気味の感じだったカワカミプリンセスもやっと落ち着いた感じとなった。
桜花賞馬のキストゥヘヴンが本馬場入りで、テンションが上がっていた。

ファンファーレが鳴る。吹奏隊を映さなかったところを見ると、録音だったのだろうか。
まぁ良いさ。下手糞な演奏を聞くよりもいいかも。

ゲートにも先行でスイープトウショウが入る。続いて各馬が入って行く。牝馬と言うことで、もう少しゲート入りが難航するかなと思いきや。すんなり入る。ですんなりゲートオープン
先頭に飛び出していったのが、アサヒライジング。牡馬との戦いでも好成績を残してきた同馬。続いて3番人気のディアデラノビア。こちらは少しだけ掛かり気味。
前目の競馬を目指していたカワカミプリンセス。完全なる出遅れ。
続いてキストゥヘヴン。切れ味勝負のスイープトウショウは中段に落ち着く。
向こう流し、だいたいの流れはそのまま。出遅れを挽回するようにカワカミは動いていた。

3角を廻って、4角に各馬入る。実績のあるアサヒライジングが先頭に粘っている。
「うわ。これってあんまり良くない展開?」

名手達が内の芝生が薄いということで、外へ外へと振る。
最内からコイウタが強襲をしかけてきた。
アサヒライジングの差しきり勝利した。
ガッツポーズを思いっきり決める騎手。それもそうだろう。G1初勝利なのだから。

結局、最短コースを確保した22歳松岡が勝利。
イチかバチかの賭けだったに違いない。インタビューの中で本人が「外へ出そうと思っていた」と言っていた。結果オーライの結末。
サイコロの目がうまく噛み合った。
でも、それじゃ賭けられないなぁ松岡クン。

コイウタ、オークスで怪我を訝しんだヨコテンが停止して馬主の前川が怒ったと聞く。
当然ながら主戦もいろいろ変わって、前前走ぐらいから松岡に落ち着いたみたい。
たぶん、半分は参戦できて御の字ぐらいに感じていたのだろうな。

今日は、馬主さん。ご機嫌で歌を歌いまくるに違いない。
それは、たぶん恋歌ではないな。(笑

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うあ、今週も万馬券か

2007/05/06(Sun)----NHKマイルカップ

巷の親父たちも家族サービスを終えて最後の競馬を楽しんでいそうな、ゴールデンウィーク最終日。
東京競馬場にて、3歳のマイル戦、NHKマイルカップが行われた。

3歳のマイル路線を目指すということで、少し微妙なレース。クラッシック路線組から、次のダービーやオークスの長距離には、ちと距離的に難しいという馬や、外国産馬でクラッシック戦には、選から選ばれにくい馬なんかが出走してくるレース。
過去、エルコンドルパサーはクロフネ、キングカメハメハなどを輩出。シーキングザパールやラインクラフトの勝利で牝馬でも実力があれば、勝利できるレースとして馬券的には非常に面白いレース。

今年は、これと言ったダントツの実力がある馬が出走していないため、馬券的にもさらに難しいレースとなっていた。

1番人気は、皐月賞組からながれてきたローレルゲレイロ。父がマイルで強かったあのキングヘイロー。人々の期待は募る。しかしながら皐月賞での成績は6着と言う事で、危険な1番人気でもあった。
続いての人気はレース直前まで入れ替わりした。クラッシック戦線で有力視されていたオースミダイドウ。朝日杯で骨折、5ヶ月の休養明けということで素質は認めるもののブランクが疑問視されていた。それと人気を競っていたのが、これまた皐月賞組のアサクサキングス
素のほかにも、桜花賞組のイクスキューズや前走NZLTで勝利したトーホウレーサーなど、どの馬が勝ってもおかしくない面子

下見所
今日ばかりは、キチンと見た。
1番人気のゲレイロ。ツル首をかまけて良い感じ、口泡は気合が入っている感じとして見た。2番人気のオースミダイドウ。チャカついて明らかにブランクを感じさせる。
「お、これはダメだな。消し」
牝馬のイクスキューズ。中1週がアレなのか落ち着きがない。ただ他の馬も雨なのか。良いのか悪いのか、いまいちわかりづらい。
増減が大きいのが、ピンクカメオ、シベリアンバード、ワールドハンター、それぞれに12kgの増減。
「うーん、こいつらも微妙だ。ピンクカメオは12kg減とはいえ、ハラの出が気になる。」
ここで「減ってハラの張りありの牝馬=丁度良い」と言う事に気づかなかったのは、後の祭りだ。
中でもワタシが気になったのが、マイネルシーガル。良い感じを出していた。

本馬場入り
雨の中を雨粒を避けながら、待避所へ向う。ダイレクトキャッチが少し荒れ気味。
観客はGW最終日かつ雨と言う事で、4万5千人と10万入るキャパとしては少し寂しい。
晴れていたら、もう少し違っていただろうと思う。
そうこうしているうちにファンファーレ。今週はN響メンバー演奏と言う事で、近年にない美しいファンファーレだった。
「やっぱりプロは違うな。これがモノホンだろ。」

その間にも、各馬がゲート入りを始める。
まだ3戦のハイソサエティーが少し嫌がるが、続々とゲートに入って行く。
全馬入って、ゲートオープン
ゲートが開いた。

先頭に飛び出したのが、オースミダイドウ、マイネルレーニア、イクスキューズ
「あ、オースミ、掛かってるぜ。こりゃ持つかな。」
人気のローレルゲレイロにおいても、前へ前へと向って行く。

「雨、前残りを気にしすぎて、皆、前すぎやしねーか。」
人気どころを前に固めてレースがつながってゆく。
その流れで3角、4角を入って行く馬群。
団子状態で東京の長い直線に向いた。
直線の最初で、先頭にローレルゲレイロがついた。
「おし、これで良い。来い。」
過去の様子から、内にいる馬有利と言う事で、内ばかり見ていた。
しかし外から、キンキンに切れる馬がやってきた。牝馬のピンクカメオ
グングン伸びてきてゴール前でゲレイロを差しきった。
ピンクカメオに引き連れられてやってきたのがムラマサノヨートーが3着に入った。

配当が表示され、どよめくスタンド
3着までに、18頭中、17番人気と18番人気が入ったのだからたまらない。
3連単に至っては、973万ともう少しで一千万馬券になりそうな勢い。

「また今週も万馬券かよ。こういうのを引っ掛けたいなぁ。」

今週は何の言い訳も講釈めいたこともない。
ただ「難しいなぁ競馬は。」と改めて思った。

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オペ産駒って嫌だな

2007/04/29(Sun)----天皇賞春

久しぶりに文句なしのピーカンのG1戦、春天皇賞が京都で行われた。
昨年までは、みどりの日だと思ったら、今年からは「昭和の日」だってさ。
誰が決めたかしらないが、みどりの日で良いじゃないか。
まぁ昭和天皇の誕生日だったから、良いか。
天皇賞、淀の三千二百、過酷なレースだ。
この長距離を制してこそ、古馬の頂点の証明になる。

ディープインパクトと言う巨星が去った古馬戦線
どいつもこいつも小粒の印象が否めない

昨年のクラッシック戦線で、皐月賞、ダービーの二冠を獲ったメイショウサムソン。そんな二冠の馬ならば、本来、一番人気が普通なものの、菊から始まった惨敗連戦。人気を落とし、2番人気止まり。
変わりにと言っては何だが、1番人気を負ったのは、長距離の雄アイポッパー
前走の阪神大賞典で、G1戦の2着常連のドリームパスポートを破った実績を買われたのだろう。
その他には同じ淀で菊花賞を勝ち、豪州メルボルンカップを勝利したデルタブルース。
こちらもその後の成績が芳しくなく、実力を疑問視されていた。

こう書いていてもわかるように、ずば抜けての本命がいないレース。ネット上でも喧喧諤諤な古馬の頂点を勝つ馬について語られていた。

下見所
さすがと言うか、半G2戦面子というか。可も無く不可もない様子。
一応の印を付けていたトウショウナイトがー12kgに、ちとガックリする。
人気上位の馬々は、きっちり仕上げてきた様子。
1番人気のアイポッパーを凝視する。歩様がガクガクして、あんまり好きな歩き方をしていない。2番人気のサムソン。口角に泡吹いて、これまた雰囲気が無い。
まぁ、先入観もあるだろうが、あんまり古馬頂点のレースには思えない。

本場入りも各馬、淡々と入って行く。
「いやぁ、強い馬と雰囲気のある馬は違うんだよなぁ。」
ふと見ると、福永のエリモエクスパイアがツル首で走るぞってな雰囲気
テレビ解説の白井師も、推していた同馬。
(後になって気づく。この時に追加しときゃ良かった。)

そうこうしている内に時間が来た。関東のファンファーレが鳴る。
最後が裏返ってバラバラ。今年最悪の出来の演奏。
「関東版は難しいのはわかるが、も少し練習しろ。」

各馬ゲートに入った。
全馬入り、もうスタートするかと言う時、ゲートの中でダークメッセージが暴れだし、隣のトウカイトリックの池添が巻添えを食らうのを避けて馬から下りた。
再度仕切り直しでゲートオープン。上手く出た。

先頭を行くは、宣言とおりユメノシルシ
続いてマイソールサウンド、マツリダゴッホ。少し掛かり気味でエリモエクスパイヤが続く。2冠のサムソンは中段待機。1番人気アイポッパーは後方待機に徹している様子。

天皇賞春、淀三千二百は2度の坂越えがある。古来より、この坂をゆっくり登って、ゆっくり降りた馬のみが勝利されると言われてきた。昨年のディープは、早く登って、早く降りたけど、あの馬は別格。今年はどうなるのか。わくわくする。
先頭を走るユメノシルシも平均ペースでラップを刻んで行く。
向こう流し、早めに上がって行くサムソン石橋。3角では、もう先頭を狙う勢い。
「よし、早仕掛け。沈めサムソン」
そう、オペ産駒はあまり好きでない。かのテイエムオペラオーを思い出させるのだ。
当然、買ってない。

1番人気のアイポッパーは不気味な沈黙
各馬4角に入った。前に残っていたユメノシルシを強引にインをついて抜こうとするデルタブルース。
「あちゃ、こりゃ強引だ。何と言う下手騎乗。またアンカツ?いや岩田だ。」

先頭についたサムソン。ゴールへと追いこんで行く
後続から来たエリモエクスパイヤに一度抜かれかける。
「おし、沈め。」

しかし、馬の力が勝っていた。もう一度抜き返した。
はっきり言える。騎乗はクソだったが馬の勝負根性は見事。

クラッシック2冠馬が古馬の頂点に立った。
これは始まりかもしれない。
そう、ワタシの馬券外れ街道への…。

彼と同じ父オペラハウス産駒のテイエムオペラオーとかぶる。あの時代、本当に馬券相性が悪かった。買えば来ない。買わなければ来る。
こういう勝ち方をする馬は、難しい。嫌な予感がする。

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やっと勝てたなカッチー君

2007/04/15(Sun)----皐月賞

桜花賞が終わった途端、街の桜が葉桜になったように見えたのはワタシだけか。
今年もやってきた3歳牡馬クラッシック第1戦、皐月賞
競馬新聞の父の名前欄から、サンデーサイレンスの名前が無くなったクラッシックレース
それを示すかのように、戦国模様な皐月賞になったのは、ファンにとっては楽しいことだ。
ここまでのクラッシックレースと言えば、猫も杓子も彼の仔であることが勝利の条件かのように見えた。
彼の亡き後、その後継は誰が継ぐのかとの話しがそこいらじゅうで論議を醸し出していた。

その市場での様子がありありとわかった参戦馬達。
誰もがノスタルジーに浸れる参戦メンバー(ちと山田雅人が入るな。奴のテレビ放送が無くて本当に良かった。)
中でも2001年組のクラッシックメンバーの仔達に注目があつまった。
タキオン産駒のアドマイヤオーラ、ジャンポケ産駒のフサイチホウオー、マンハッタンカフェ産駒のココナツパンチ
無敗で皐月賞を勝って、怪我で引退してしまった光速のアグネスタキオン(皐月)
荒くれで、吼えるようなしぐさが印象的だったジャングルポケット(ダービー)
いつも、あれというような時に勝利をかっさらった印象があるマンハッタンカフェ(菊花賞)
また2歳王者の、これまた懐かしいステイゴールド産駒のドリームジャーニー。衝撃的な勝ち方が記憶に新しいディープインパクトの弟分、ニュービギニング...等など。

どの馬が勝ってもそれぞれにドラマであり、背景を辿るのが楽しそうなレースとなった。

下見所
1番人気は何とタキオン産駒のアドマイヤオーラ、やはり武豊人気は凄いのだ。
見ると、それほど気合も入っていないし、馬体重も落として張りもない。
「あらーっ。これは危険な人気馬ですなぁ。消しだ。」
2番人気のフサイチホウオー、こちらは馬体重を下げてはいるものの、雄大な馬体は変わらず。9ヶ月のブランクがちと気になったが、こちらの方が勝ちそうな雰囲気が満々。良い感触
3番人気のココナツパンチ。14kg下げ、イラ付き具合は最高調。
「こりゃダメだわ。競馬をする雰囲気になってねぇや。何でコイツが人気が出ているんだ。しかもヤネ吉田だぜ。ぜってー消し。」

他に気になったのが、ゼンノエルシド産駒(いやーこれも渋いぜ。)のマイネルシーガルの気合がヨサゲな雰囲気。ローレルゲレイロも雰囲気満点。

「いやー、今回はわからんなぁ。人気では決まらん気がしてきた。しかしどこに付けたろか...。悩むなぁ。」

本馬場入り
デビュー3戦目のココナッツパンチのチャカ付き具合が激しい。また小柄さが、それを際立たせているのかドリームジャーニーの小走り感。
人気のオーラのモッタリ感はどうも否めない。幸四郎が流し前に、振り落とされそうになる。
フライングアップルのヤネのヨコテンのニヤニヤ感がワタシを刺激する。
「おい、笑い事じゃねーぞ。今回もチキンと2着に持ってきてくれよ。それがために君は存在するのだ。」

クラシックレースだけに、こちらもファンも気分が盛り上がる。
「やっぱり良いよなぁ。でも今年は観客6万人か。ちと少ないかな。ディープみたいな馬が居ないからなぁ。」

そうこうしているウチに、ファンファーレ。ゲートイン。
あれだけチャカついていたココナッツも上手くゲートに入った。

ゲートが開いた。
先頭に飛び出したのが、サンツェッペリン。続いてフェラーリピザ
そこに外からヴィクトリーが、掛かり気味で先頭を狙う。
「こりゃ掛かったな。カッチーよ。もうそのまま行けさ。あんまり絞るなさ」

人気所は後方待機で納まった。
フサイチホウオーを完全に視野に捉えながら、淡々と前をうかがうアドマイヤオーラ
「キチンと待機してやがる。やっぱりコイツが勝つんかなぁ。」

3角に入った。前を狙いたいフサイチホウオーが完全に囲まれていた。
他馬も外へ出したそうな雰囲気。
強引に外へ持ち出そうとしたアンカツ・ホウオー。すぐ後ろにいたフライングアップルヤネ・ヨコテンが何かを叫んだように見えた。多分、「邪魔すんじゃね-。」ぐらいだろう。後ろを振り返ったアンカツ鼻で笑ったか「うるせー。」ぐらいだろうか。
とにかく、ココで一悶着あった。

そのため、ホウオーの追撃態勢が一テンポ遅れたのは、確実。
前に残っていたヴィクトリー、サンツェッペリンの2頭を必死に追いすがるも、あと少し足りず3着に沈む。
先週に引き続き、今週もアンカツのちと荒っぽい騎乗が目立った。今週はそれがヒットしなかった。斜行で騎乗停止みたいな状況になりそうな雲行きさえあった。

あんまり、そげなこと続けていると騎手仲間から、意地悪騎乗されんでアンカツよ。

勝利したカッチーこと田中勝騎手。
十数年ぶりのG1勝利だと言う。

タナボタ的な勝利の雰囲気は否めないが、廻りの競馬ファンもその事は十分承知のこと。
温かい拍手が印象的だった。
「良かったな。だけど、G1戦のカッチーは人気馬でも消し」の格言が消えちまったじゃねーか。(笑

しかし、1-2着がサンデー系でもなく、2001年組でもない。
1着に至ってはあのブライアンを産んだブライアンズタイムって言う点が何か引っ掛かる。
やっぱり親世代と同じ、血の濃さの方が偉大なのか。
これからの戦績がそれを証明するに違いない。

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やっぱアンカツうめぇや

2007/04/08(Sun)----桜花賞

七分咲きの桜が咲いた阪神競馬場。
3歳牝馬のクラッシック第1戦の桜花賞が行われた。

今年は桜が満開とまで行かなかった。気象庁が今年は桜の開花が例年よりも凄く早いとの誤予報を立てたのも記憶に新しい。しかし自然はきちんと、この桜花賞に照準を合わせて桜を咲かせる。律儀なもんだ。

今年に入ってやっと良馬場芝のG1戦。
やっぱりG1戦は、馬場云々での勝利よりも実力勝負で勝敗を決して欲しい。

今年は3強と言われていた前評判。
中でも、前走、前々走と力強い競馬を見せたウォッカが、ダントツの1番人気を背負う。
続いての人気はヤネ武豊人気も重なってアストンマーチャン。続いて前走のチューリップ賞では、ウォッカに土をつけられたものの僅差での差と名手アンカツが何かをしでかすとの逆転への期待が高まる。
ただ、見た目以上にウォッカの完成度が高く、コースが力の馬場に改修された阪神ではウォッカ単賞は鉄板とまで言われていた。
唯一の不安点を挙げれば、久しぶりの1番人気を背負う鞍上の四位が気負い過ぎの騎乗をすることだけだとも言われていた。

下見所
人気の3頭を見る。
1番人気のウォッカ。2kg減でほどほどに引き締まっている。落ち着いた様子も好ましい。見るからに調子は良好そう。
2番人気のアストンマーチャン。正反対にイラ付き。チャカ付いていた。
血筋的に短距離血統らしく、駒の造りが短く特長的な体系。
「うあ、こりゃ入れ込みすぎやろ。クラッシックの中でも今回だけが期待できるんだけどなぁ。」
3番人気のダイワスカーレット。こちらもウォッカ同様、2kg減で締めてきた感じ。落ち着きもある。雰囲気からすれば、ウォッカ-ダイワの一騎打ちの雰囲気が立ちこめる。
他の馬はあんまり映らなかったし、気にはならなかったが、ハギノルチェーレとニシノチャーミーの入れこみ気味な気配が気になった。

本馬場入り
ヤネ武豊がまたがってもアストンマーチャンの入れこみは納まらなかった。他方のウォッカ、ダイワの方はきちんとこれからの勝負を悟るかのように落ち着いて待避所へ駆けて行く。
「これは3強でないな。ウォッカ-ダイワの2強+何か別な馬だな。」
待避所では、久しぶりに暴力事件から復活した茶髪の藤田の顔に目が行く。
「頼んだぜ。少しは更生な気持ちを持っただろ。」

そうこうする内に関西のG1ファンファーレ
さすがに阪神だけに前回の中京ほどの盛りあがりはない。
各馬ゲートに入る。ここでもアストンマーチャンは少しゲート入りを嫌う。
ゲートが開いた。
先頭に飛び出したのが、アマノチェリーラン。続いてカタマチボタン。で続いて何が行くかなと思いきや。アストンマーチャンが3番手から前に進んで行く。
「あちゃー。掛かった。最後の力が要る阪神千六でこりゃダメだろ。」

それを見てか知らずか、ウチに見る格好でアンカツ・ダイワが照準に捉え進んで行く。
1番人気のウォッカは中段にキチンと控えた。

そのままの馬群で向こう流し、3角へと進んで行く。
そして各馬、4角を廻る。
ウチで武豊を捉えていたアンカツが、アストンの力が無いと見るや否や先頭への追撃態勢をキープ。そしてチラリと外を見た。
そこには、しっかりとウォッカ四位が追撃態勢に入っていた。
「うぉっしゃ、こっから追い比べだ。シナリオ通り。」

しかし、そうはならなかった。もう一度、外を見たアンカツ。
外にウォッカを認識したアンカツが、馬を気持ち外へ出す。ウォッカの鼻面にダイワの尻を合わせた。少し嫌がる素振りを見せたウォッカ。追撃の気持ちが削がれ、一瞬、脚が止まった。
そのまま、ダイワスカーレットがゴール板を駆けぬけた。

完全な騎手アンカツの騎乗の勝利。
2回も振りかえって、相手の位置を確かめるとこなんて完全に作戦してるぜ。
馬を相手の鼻面に合わせるとこなんて、反則スレスレ。
しかし、それが勝負なんだよなぁ。さすがですわ。アンカツは。

3着には、待避所で眼を付けてた藤田カタマチボタンが入った。
「来るんなら、ウォッカが飛んで欲しかったなぁ。」

奇しくもウォッカの父のタニノギムレットが、1番人気を背負い鞍上四位により皐月賞を逃した経緯と同じような状況になっちまった。しかもそれを破ったのが、ギムレットを育てた松田国師のとこのダイワスカーレットなんてところも因縁めいたものを感じる。

でも樫の舞台では逆転の可能性が高い。ダイワスカーレットと同じような血筋のダイワメジャーは中距離適性でダービー、菊と逃している。一方のウォッカの父、ギムレットはご存知ダービー馬。何を示すかは言うまでもない。

どうなんだろ。父ギムレットのヤネは天才武豊に戻った。今回のアストンマーチャンの結果からすると樫の舞台は無理っぽい。武のお手馬が無くなるんだよなぁ。
でも角居師はそこまであくどい選択はしないかな。

やっぱり1番人気の時にはきっちりと仕事しないと、こんなことが囁かれることになるんだよなぁ。

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遅れてきたディープ世代

2007/03/25(Sun)----高松宮記念

電撃6ハロンを競うG1レース・高松宮記念が中京競馬場で行われた。
フェブラリーSもそうだったが、今日も前日からの雨で馬場は重の表示。
やっぱり、G1レースぐらい、ピーカンのパンパン馬場で本当の実力を競って貰いたいと思う。
ずば抜けて本命視されている馬がいない昨今の短距離界。一旗挙げてやろうと思う馬々が参戦してきた。
その中で1番人気をもぎ取ったのは、前走の阪急杯では不利の上で苦杯を舐めたものの、最後の伸びから今回のG1戦では最有力視されていた逸材、スズカフェニックス
中京でスズカといえば、サイレンススズカ。あの勝負服を見ると思い出す競馬ファンも多くいるはずだ。しかも、その上に天才・武豊が乗るのだから、人気が上がらない訳がない。

続いての人気は、前走阪急杯にてそのスズカを打ち負かしたプリサイスマシーン。こちらは8歳にてまだ元気と言う中短距離界のベテラン。ヤネには46歳にて、元気なアンカツ。
この対照的な関係においても、応援する層が分かれるのが目に見えた。

前年の勝者オレハマッテルゼも出ていたが、最近のレースを見るからに衰えが目立ってきていた。また、重賞では良い勝負をするものの、G1戦では勝てないシーイズトウショウ。彼女はこのレースを最後に引退する模様で、応援馬券も集まっていた様子。

しかしながら、ワタシはあっさり、このノスタルジックな2頭は切った。
馬券と言う勝負は、ある意味、下克上だ。落ち目は徹底的に排斥されてゆくべき、そうでなければ強い馬が残る競馬界でないのだ。

と言う事で下見所
シーイズトウショウは、何と15kg増の表示
「もう、コイツは競争馬の時代は終わったな。切り」
オレハマッテルゼ。全盛期の馬の気合が感じられない。
比べ人気の2頭はやはり気合が入っている。1番人気スズカフェニックス。パドックの外外を大股で歩いて行く。全然小さな馬なのに、その小ささを感じさせない。
2番人気のプリサイスマシーン。スズカに比べて大きく堂々としている。
見た感じは、やはり短距離路線では太めのパワーのありそなプリサイスに目移りする。
 他に、スピニングノワールのハラの出と、ビーナスラインのツル首で気合良さが気になる。

本馬場入り。
G1レースが1年に1回しかない中京競馬場。東海地方の競馬ファンにとっては大イベントと言う事で、本馬場入りから凄い声援。
「やっぱり、G1戦は雰囲気が違うよなぁ。中京でも、もう1戦ぐらいやったら良いのにな。」
そうこうしているうちに、ファンファーレ。
「おいおい、1年1回のイベントだからって、手拍子しすぎでねーか。中京ファン!」

ゲートが開いた。
やはり電撃6ハロン戦。忙しい。
調子よく先頭に飛び出したのは、エムオーウィナー。最近、売出し中の登り馬。それと競るように先頭に出ようとしたのが、ディバインシルバー。
「ん、穂刈って誰?ま、いいか。」
シーイズトウショウも先頭に突っかかって行く。
「うーん、シーイズってそんな戦法だったか。それよっか、オレハマッテルゼはどこにいる。奴こそ前目で競馬せんとあかんのじゃねーか。」

人気のプリサイスとスズカは中段に控える。
前半3ハロン34S。馬場の関係もあって各馬、抑えている感じ。

各馬慌しく3角へ入る。
もうその時、武豊は動いていた。マークしていたアンカツ・プリサイスを確実に内側に捉え、調子を合わせる。プリサイスの伸びが無いと見るや、直ぐに猛追し先頭を目指す。直線の短い中京で実に見事な采配だった。
その後は、馬場の良好な部分を回って、先行していた馬達をぶっちぎった。

「さすが今年もやってくれるぜ武ちゃんよ。」
デビュー2年目以来、20年続いているG1勝利の記録をまた更新した。

「ん、続いてアンカツが続くんじゃねーのか。おいおい。」

続いて2着に入ったのが、ペールギュントだった。

スズカ、ペールギュント、揃って5歳。
そう、あのディープ世代なのだ。
面白いことに、双方揃ってサンデーサイレンス産駒

ディープだけに光が当っていた当時、陰に隠れていた逸材。
スズカは、クラッシック戦線に間に合わなかった晩成の逸材。
ペールギュントに至っては、クラシック戦線時は「のど鳴り」で完全でなかった。

まだまだやれると言われていたディープ。彼がいたなら、もう少し今年の古馬戦線も楽しいものになったんじゃないかと巷では言われている。
その世代が、短距離界に新風を起こした。これまた楽しみだ。

クラッシック戦線では居なくなってしまったサンデーサイレンスの影響力が、まだ古馬戦線では着実に残っている。
後継種の馬々は、その影響力が残っているウチに、SS産駒を完膚無きまでに叩きのめさないと、いつまで経っても、「やっぱりSS産駒は絶大だなぁ。」なんて言われてしまうぜ。

そう言えば、ディープの弟として鳴り物入りでデビューしたニュービギニングが昨日、負けていた。このままで行くと皐月賞への参加権利も危うい様子。
そんなことを耳にすると、「やっぱり父の血が足りないのか...。」なんて思えてくるのだ。

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今年も始まったな

2007/02/18(Sun)----フェブラリーステークス

昨日からの雨で、馬場がドロドロになった東京競馬場
今年初のG1レース・フェブラリーSが開催された。
G1とは言え、参戦の面子はいつになく寂しい。昨年の覇者カネヒキリもいないし、ジャパンカップダートのアロンダイトも参戦していない。
ダート戦線も世代交代なんて巷では言われていたが、これ一番として目だった馬がいない。
生きの良い若駒のダート馬が現れて欲しいなんて言われてた。

だが、こんな混戦こそ馬券師達にとっては、狙いのレースなのだ。
人気のシーキングザダイヤなんて万年2着だし、人気を集めるブルーコンコルドもイマイチ1線級とは言い難い。こんな時は隠れた逸材が潜んでいるもんだ。

てな訳で、下見所
やっぱり1番人気はブルーコンコルドだった。
「アホやなぁ。何でこげな馬が1番人気なんや。プラス8kgってやる気あるんかいな。」
2番人気、シーキングザダイヤ。揃えたようにプラス8kg体重。
「こっちは、もっと危険な人気馬やで。ヤネ人気だけだな。」

順番に見て行くと良気配なのがシーキングザベスト
「同じシーキングでも勝つのはこっちやで。」と思う。
スプリントG1勝者のオレハマッテルゼ。
「何でスプリント勝者がこんなとこ出てくるんだ。しかもヤネ後藤って...。柴善はどうした。もう終わっているんじゃねーか。」

と言ったように突込みどころ満載の下見所。
どの馬が勝ってもおかしくない前模様。

本馬場入り
どの馬も歳食っているせいか、入れ込みのある馬はいない。
泥んこ馬場なんで、気合いれて走りこむ馬もいない。
「そりゃそーだよな。レース開始前から泥々の勝負服じゃ、ちとカッコ悪いわな。それにしても、なんでこんなに年寄馬限定戦みたいになっちゃったんだ。参加する若駒いねーのか...。」

久しぶりのG1ファンファーレ
また今年も始まったなって感じ。何年も続けてきてるけど、やっぱりG1戦は気持ちが入るな。
トーセンシャナオーがゲート入りを少し嫌がる。
「お、4歳か。まだ若いのいたんだ。ヤネ、ヨコテン。良いかも。でももう遅いか。」

ゲートが開く。
先頭に押し出されたのが、ダイワバンディット・北村。
先頭に行きたくないのか誰かを待つように、しきりに後ろを振り返る。
続いてオレハマッテルゼ。続いて、アタマ策を宣言していた地方馬アジュディミツオー。
北村も後藤も内田を待っていたんだと思う。しかしながらダッシュが利いてなかった。

で、気持ちを決めたんだろう北村、一気に先頭で走り出す。
人気どころのブルコン、シーキンダイヤは中段で落ち着いた。
「おっしゃ、今日の馬場は後ろからでは届かんぜ。おまいら沈め。」

前半を46秒で通過した。1分30秒ぐらいかかるダートマイルをイーブンペースで駆けぬけちまったのだ。早過ぎる。
「北村、成長してねーぞ。こら。でも買ってないからイーけど。」

各馬、3角から4角へ
人気どころは、誰もが我を競って馬場の良さそうな大外へ持ち出す。
直線を向いて、案の定、先頭を走っていたダイワバンディッドが脱落。それに前後するように、アンカツ・サンライズバッカスが上がって先頭に立つ。
溜めていた村田一誠・ビッググラスもやってきた。

「おっしゃー、キタ、キタ、キター。。。そのまま行けー。」

そこへだ。
人気のブルコン・幸が突っ込んできた。

「うあ、お前は来んでいい。来んで良い。来るなー。」

叫び虚しく、ブルコン2着に突っ込んでいた。

「くそ、そのままでえーんじゃ。余計なことさらしやがって...。」

てな訳で、今年初のG1戦は見事に撃沈した。
今年も始まったG1戦
また、細々と雑記を書き綴っていきたいと思う訳です。

そう言えば、カワカミプリンセスで降着を食らって、その後の去就が取り沙汰されていた本田騎手が調教師試験に通過してたな。またアンカツの兄さんのアンミツが中央新騎手になるそーだ。

同じ48歳、出るヒト、去るヒト
悲喜こもごもだねぇ。

まぁ、同じような中年の星として、どちらも頑張って貰いたいっす

じゃ今年もよろしく。

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ディープ最終章~伝説へ

2006/12/24(Sun)----有馬記念

世間はクリスマスイブ
街はクリスマスソングで賑わっている。
競馬ファン達のクリスマスプレゼント、それは当り馬券であることには違いない。
しかしながら、今年は何か違っていた。

そう、日本競馬界に久しぶりに表れたスーパーホース、ディープインパクトの引退レース
また、今年最後の総決算・有馬記念となっては、競馬ファンも落ち着いてはいられない。
今日に限っては、日頃、穴馬党を気取ってはみていても、ディープだけには勝って欲しいと願っている競馬ファンが殆どだったのではないだろうか。

この馬が出走するとなると当たり前のようになった、泊り込み組。今回も1週間も前から競馬場の前で待機するファン達がいた様子。この寒空の下、ご苦労なことです。アタマが下がる。どこかの試算では、日ハムの優勝よりも中日の優勝よりも経済効果はあったといったものまで出ていて、この馬の凄さが、日に日に倍増してゆく様子が目に見える形で表れていた。
今日はまた、東京競馬場に11万2千の人が集まったようだ。凄いなぁ、相変わらず。
参戦してきた面子もそうそうたるもの。海外も含めてG1馬6頭の近年まれにみる参加メンバーだった。

下見所
ディープ、いつも通りのチョイチャカ付き気味。このくらいならば良いだろうといった感じ。1番人気は当然ながらディープなのだが、2番人気はドリームパスポート。2冠を取ったメイショウサムソンよりも人気を集めていた。やはり人気は強さだけでは決まらないトコが競馬の面白いところ。3番人気は、ダイワメジャー、マイルを中心に短いところで勝ってきた同馬がやっと実力勝負の舞台に進んできたといった感じか。
どの馬もディープとの勝負に賭けてきた気概が感じられるが、ドリパスはプラス12kg、サムソンはプラス4kgとちと重めの仕上げ具合。
いつも荒れ荒れの女傑スィープも不気味な落ち着きの様子。
見ているだけで何だかわくわくしてくる。

本馬場入り
いつも通り、スィープは先入り。ウィンジェネラーレも先に入っていた。
コスモバルクは少しチャカつきだしていた。
ディープ、最後に馬場入り。誰もが待ちかねていた真打ちの登場で、スタンドが沸きあがる。ハミの具合にいらつきながらターフを駆けて行く。やはり美しい馬だ。
この美しい姿も見納めかと思うと寂しい。

今年最後のG1ファンファーレが鳴った。
いつも通り、先行でスィープがゲートに後ろ向きで連れられてゆく。その一挙手にスタンドがどよめく。何とかゲートに入り、他馬が続々とゲートに入る。

ゲートが開く。
最初に飛び出したのは、逃げ宣言を出していたアドマイヤメイン。続いてダイワメジャー、メイショウサムソン。ゲートで難を示していたスィープはやはり出遅れた。主役のディープ、後方3番手で待機。誰にも邪魔されない位置どりを選んだ武豊、さすがだ。
先頭に立ったメインがどんどん差を拡げてゆく。
少し早めのペース。
「うーん、これは最後の決まり手で決まるケース、ディープに打って付けだな。」

3角を廻る頃、ディープがもう動き出していた。昨年、ハーツにやられた徹を踏まないよう先手で武が動いた。4角を大外で廻って直線に向く。もう、そこからはディープの独演場。前で残っていたサムソン、ダイワメジャーを即、後方に置き去りにした。
追いすがってきたポップロックもドリームパスポートも寄せ付けなかった。
完勝。
誰も文句言えない圧勝。

シンボリルドルフ、テイエムオペラオーに並ぶ7冠達成
しかし、彼らの勝ち方とは決定的に違っていた。彼らの「ソツ」に勝つ勝ち方とは違って、後方からビューンと跳んできて抜き去る勝ち方は、派手だった。
その姿に誰もが魅せられた。

衝撃的なデビュー、直ぐにクラッシック三冠を取った、初めて有馬で古馬と戦い破れた去年、そして薬物で失格となってしまったフランス。復帰してJCで強さを再アピール
その間、たった2年しか経ていない。でも、その1戦1戦で我々に見せてくれた衝撃は、熱くて深いものだった。

これでディープ最終章は完勝で幕を閉じ、伝説となる。

こんな人気・実力共に併せ持つ馬、当分は現れないだろう。さんまじゃないが、あと12年ぐらい待たないと表れないんじゃないだろうか。
結局、ディープを制した馬は、日本ではハーツクライ1頭だけだった。
今年参戦した馬も、今後どれだけ名勝負をしても、「やっぱりディープが最強だよな。」なんて語り草が続くだろう。

衰えで引退でなく、力のある内に勇退。
ある意味、滅茶苦茶、後続にはズルイ逃げ方なんだよなぁ。

しかしながら、スターホースの名演だけが競馬じゃない。
さて、普通の競馬に戻りますか、ご同輩。

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久しぶりの眉毛

2006/12/10(Sun)----朝日杯フューチュリティステークス

師走になってぐっと忙しくなった。
歳暮送りやらしていたら、競馬を見損ねた。ビデオに撮ったので見て書いているのでところどころ抜けている。
やっぱりG1戦ぐらいは、リアルタイムで見なきゃな。

冬の中山競馬場、斜めの陽射しが少し寂しい。
今年のG1戦もあと残すところ2戦となった。最後には、ディープのグランドフィナーレが待っている。その前に来年のクラッシック戦線を占う上で、非常に気になるレース朝日杯FS。今年からはあれだけ席捲したサンデーサイレンスサイレンス産駒がいないということで何だか面子の種牡馬を見ると楽しい。同じように時代を過ごしてきた馬達の子供達が出走してきている。当然ながらサンデーサイレンスの孫世代も沢山いる。
だが、それ以外にも先週牝馬戦線で名乗りをあげたブライアンズタイム系タニノギムレットの子供とか、ジャングルポケット、ゼンノエルシド、グラスワンダーなんて名前を聞くと嬉しくなってくる。あれだけ競り合ったグラスとスペシャルウィークの子が対決するなんて、聞いただけでわくわくする。個人的には馬券的にお世話になったスペシャルウィークの肩を持つ。
このバラエティに富んだ面子も、そのうちこなれてくるのだろうが、今、ポストサンデーを狙っての争いを共に見て行くことは面白いことなのだ。

ビデオでは下見もすっ飛ばしたので、馬体重的なことは割愛しとく。

1番人気はと言うと、前哨戦の成績も良く素質も十分なオースミダイドウ。父もサンデー無き現在リーディングサイヤーのトップを走り出したスペシャルウィーク産駒。漆黒の馬体は父と言うよりも、祖父を見るようでなかなかのもの。ただ、今まで乗ってきたヤネの武豊が香港G1に遠征しているということでペリエに乗り替ったのが気がかりだった。
2番人気、父ステイゴールド×母父メジロマックイーンのドリームジャーニー。420kg代のちっこい馬体。今回はさらに下げて416kg
ただ、このちっこさは驚きではなくなった。もうすぐ引退してしまうディープだってそれぐらいの馬体重なのだ。
3番人気、フライングアップル。父ラーイとこちらはマル外だ。やはりマル外の実力馬だって出てきてほしい。グラスだってエルコンドルパサーだって、最初は何者なんて感じで出てきたのだ。

本馬場入り
1番人気のオースミダイドウは気合入りすぎ。口を割ったりして、鞍上のペリエが抑えるのに一苦労だった。こんな時、誰もが武ならどうしていただろうなんて思っちゃうところが、このペリエにしろそうなのだから辛いところ。ただどの馬も2歳ということもあって、落ち着いている馬は少なそう。これならばダイドウが勝つんじゃねーかと誰もが思っていたことだろう。

ファンファーレが鳴り終わるのを待って各馬がゲートに入る。オースミダイドウが2~3回ゲートに入るのを嫌がるが、入る。
ゲートが開く。先頭に飛び出していったのが、アドマイヤホクト、それに続いてが何とオースミダイドウ。掛かっている。
「ぅわちゃー、いくら先行策とは言え行き過ぎや。」
聞こえたかどうか知らんが、少し抑えるペリエ。続いてマイネルフォーグ、こちらも掛かり風味。2番人気のドリームジャーニー。こちらはゲートで出遅れて、どん欠。走る気無さげ。でも一応は折り合ってた。
「うーん、こっちはどうかな。古馬だったら最後の差しだけもありだが、2歳だからな。」
各馬、3角を廻る。良い上がりを見せたのがマイネルシーガル。最後方だったドリームジャーニーも大外から上がって行く。マイネル軍団4頭出しの1頭。
4角に入る。前で走っていたオースミダイドウが、満を持して先頭に立つ。各馬、直線に向いた。少し後ろ目にいたローレルゲレイロがオースミに襲いかかる。こちらはエリ女で降着の憂き目にあった本田。引退の噂も流れてる。これで雪辱が出来ると思ったろう。しかし、その外を切れ味鋭い馬が飛んできた。
ドリームジャーニーが、凄い脚で切れた。

父、ステイゴールド。どちらかと言えば地味な脇役的だった。いつも2着で競争馬生活後半に海外でG1奪取に成功した苦労人。
その息子が、最初のポストサンデーの名乗りをあげた。
ディープで小さい馬の切れ味に見せられてから、結構小さい馬の人気も上がるんじゃないかと思う。ステイゴールド産駒は、親父がそうであるので、小さい馬が多いと聞く。

鞍上のエビショー、久しぶりのG1奪取のインタビュー
先週の四位に続いてのベテランの勝利。これも中々良いもんだ。
(重賞も今年初だと言う。おいおい、どうしちまったんだよ。眉毛)

「軽く飛びましたね。」

この一言が何を示しているのかは言うまでもない。
ディープの後は、この馬だと...。

しかしながら、そうは問屋がおろさないと思うぜ。
こんだけ、小さい馬。元気に競争馬生活を送れるのかも結構タイヘンだと思うのだ。
やっぱりどこかの時点で、本命オースミダイドウに引っくり返されると思うぜ。
100kgの差は、大人と子供の差。

でもライスシャワー的刺客みたいな存在になったら、人気は上がるだろうな。
ポストサンデーの戦いは始まったばかり、楽しくなってきた。

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阪神が力の馬場になっちまった

2006/12/03(Sun)----阪神ジュベナイルフィーリーズ

長いこと改装していた阪神競馬場がリニューアルされた。
かって桜花賞では、桜花賞は枠で決まるなんて言われてた。ゲートを出たら直ぐに入る直線でゴチャつく。騎手はレースの神経をスタートに持って行かなければならない。様々なドラマを生んできた枠順。
今回の改装によって、その急に入るコーナーをゆったり入れる長さに変更し、350mクラスだった最後の直線を一気に100m近く伸ばして470mへ伸ばした。
これによって、桜花賞は劇的に変わるに違いない。

今後のレース展開を占う上で大事なレースが晩秋の寒空のした行われた。阪神ジュベナイルフィーリーズ。(やっと言えるようになった。)
1番人気、前走ファンタジーSで抜群の末脚を見せたアストンマーチャン。父アドマイヤコジーン。そう言えばアストンマーチンのクルマは何処へいってしまったんだろう。007でカッコ良かったなぁ。それにしてもふざけた名前だ。
2番人気、トップガン産駒のハロースピード。
サンデーサイレンスがいなくなったのが良くわかるメンバー構成となった。群を抜いての力強さは余り感じられない。
・早熟・短距離系のコジーン、ボストンハーバーフレンチデビュティ…。
・サンデーサイレンスの孫世代、スペシャルウィーク、ダンスインザダーク、アグネスタキオン…。
そしてブライアンズタイム系列のマヤノトップガン、タニノギムレット…。
楽しい時代になった。父世代の活躍がわかっているだけに、その子たちがどんな父譲りの走りをするのか考えただけでも楽しい。

下見所
1番人気のアストンマーチャン。気合入ってる。ちとハミ具合が悪げ。2番人気のハロースピード。短駒であんまり見栄えせず。
「これはマイルまでだな。」
スペシャルウィーク産駒のクラウンプリンセス、マイネルルーチェの子供達は胴が長くて、いかにもの雰囲気がある。ただクラウンの方はちと荒れ気味。
「まだ、この時期はわかんねぇよ。」
タキオン産駒のルミナスハーバー、ガレているように見える。タキオン産駒だけに脚の弱さが不安げ。
それとは対照的にギムレット産駒ウオッカ、デカイ。
「おいおい、この馬、放っておいたら500kg超すぜ。」

本馬場入り
まぁ2歳牝馬という状況だけに、落ち着いてる馬は将来あんまり大成しないと見ても良い。
圧倒的な1番人気に推されてしまったアストンマーチャン。ほどほどに気合が入ってる。
最後に馬場入り。

ひさびさのG1開催で湧く阪神のスタンド。
「うわー寒そうだな。行かなくて良かった。風邪引くなよ、おっさんたち。」
この時期の阪神のスタンドは、日が早く沈む。影になるスタンドは滅茶苦茶寒い。

ゲートが開く
先頭に飛び出していったのが、ルミナスハーバー、続いてウオッカ、1番人気のマーチャンも上手くゲート出た。さすがにゲート後の直線が長くなったので、ゆったりとしている。
コーナーに入ったと思ったら、もうそれが3角だった。そのコーナーがダラダラと続く。
3-4角を合わせたようなコーナーになったので、単純になったような印象を受ける。
直線に入った。ウチで機会をうかがってたアストンマーチャン、満を持して先頭に立つ。
前走のファンタジーSの再現で、このままグングン差を付けるのかと思いきや...。
外から力強く上がってきた馬、ウォッカ!
少しずつ差が縮まってゆく。並ぶと馬体の大きさの差が一目でわかる。
軽く走ろうとするマーチャン、力でグイグイ前に出ようとするウオッカ。見ているだけで、力の要る馬場だということがわかる。
ウオッカが、マーチャンを捉えて、力で捻じ伏せた。

それにしてもだ。
競馬ファンの中には、「誰がこんな改修を頼んだんだ。」なんて思っている輩も沢山いることだろう。
競争馬や陣営にとっては急コーナー減で安全性の確保が出来る。枠における有利・不利の減と言ったメリットがある。しかしながら、我々、馬券を狙ってるファンにとっては、あのピーキーな阪神が好きだったのだ。枠の善し悪し、それに騎手が耐えられるかなんて要素が沢山あった、あの阪神が好きだったんだけどなぁ。

今回の改変によって、本当に強い馬が勝つ競馬場に変わっちまった。
流れや枠で左右される「運」に影響される要素が激減しちまった。

スポーツとして見たら良いことなんだろうけど、博打としたらねぇ。
ま、これも時代の流れと言うことか。

それにしても、アストンマーチャンは力負けしちまったと言うことは、同コース、同距離の本番で武豊がどんな乗り方をするのか非常に楽しみになってきた。
最後の脚で敵わないとしたら、同馬デビュー当時の先行策なんてやるんかもしれない。

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引退へのカウントダウンか...。

2006/11/26(Sun)----ジャパンカップ

しとしとと雨が降る東京競馬場にてジャパンカップが行われた。
土曜にはジャパンカップダート戦が行われ、カーニバルウィークだが、この天気なだけにいまいち雰囲気に欠ける。ダート戦では、やっとオープンクラスに上がったばかりのアロンダイトと言う3歳新星が現れた。本命とされていたシーキングザダイヤは9回目のG1戦2着劇。この馬にとって、それが定めだと言うことか。辛いことだな。

そんな馬がいる一方で、デビューから光の当る道をずっと歩き続けてきた馬もいる。
寒くて雨がふりそそぶ天気をものともせず、ただ1頭の馬の雄姿を見るために徹夜で並んだ競馬ファン達
その目当ては、言わずと知れたディープインパクト

フランス凱旋門賞でのドーピングによる降着ファンの気持ちは複雑だったろう。
今までの競馬すら、否定しかねない薬物吸引があったという現実。今まで浸ってきた夢すら、ぶち壊しかねない出来事。

それでもファンは、あの飛ぶような走りを見るために、そして夢をもう一度取り戻すために東京競馬場に足を運んだ。その数、ざっと12万人

ディープに加えて、日本で、そのディープに唯一土を付けたことのあるハーツクライの参戦も拍車をかけたと思う。こちらは判官びいきのおやじ達の夢といったとこか。
こちらもドバイでの勝利や英国キングジョージへの参戦と輝かしい実績を引っさげて日本に帰ってきた。

競馬ファンが集まらないわけがない。やはり、こんなガチンコな競馬をファンは見たいのだ。他にも英国年度代表馬のウィジャボード。3歳2冠のメイショウサムソン。エリザベスで繰上げ勝利したフサイチパンドラなど、11頭と少頭数ながら見方によっては内容の濃いレースが見られそうな面子が集まっていた

下見所
ディープはデビュー以来436kgと最軽量の馬体重。それでも軽快な足取りとそこそこのチャカつき気味は変わっていないことに一安心する。
そう、ワタシも今回の馬券はディープと心中馬券だった。

「単賞人気1.4倍か。ま、フランスの一件を嫌ったのと。ハーツ信奉者のアレだな。」

2番人気のハーツクライ。こちらは相変わらず動じない足取りで雄々と歩いていて良い感じ。他はと言うと、2冠のサムソンは馬体重減だが緩い感じは否めない。元々そういう馬だったのかとちと怪訝に思う。
海外勢はウィジャボードは遠征慣れなのか、まったく落ち着いている。もう一頭のフリードニアはチャカついていた。
「海外勢は2頭は、国際レースとしてはちと寂しいな。」

本馬場入り
大歓声の中、ディープが軽やかに駆けて行く。番号順に入って行く馬々
コスモバルクは相変わらずの早入り。
スタンドのファン達のディープとハーツの凱旋レースに期待している様子がありありと見て取れる。

ジャパンカップは10レース、15:20発走と早い。昔、11レースと書いて大失敗したことがあるので今回は慎重に馬券を買ったので、安心。

ファンファーレが鳴った。昨日のジャパンカップダート戦は仕事がてらラジオで聞いていたんで、ファンファーレの音外しの酷さが目だったが、本日はそれほどでもない。
各馬ゲートイン。出走。

先頭に出たのがコスモバルク。掛かってしまいがちの同馬なだけに控えるよりも先行を選んだ模様。続いてハーツクライが引っ張られるように出てしまっていた。
しかしながら、先にトーセンシャナオーを行かせて抑える。
「そりゃそうだろな。ちと先行作戦にする相手としてディープは辛過ぎだろ。」
ディープはと言うと、最後尾のこちらは言わずと知れた定位置。フランスで好ゲートで出て先を走らされてしまったのとは正反対に遅れての追走
傍目から見ても悠々と走っているディープの姿が好ましい。

向こう流しを、そんなゆったりとした流れで過ごす。昨年のレコードの流れとはちと違った流れの今回。誰もが後ろにディープがいるという牽制があった。

各馬3角に入って行く。大外へ向けてディープが動く。馬群が4角を抜けて直線へ向く。
前で粘ってたハーツも動くかと思いきや、伸びと生彩を欠いていた。
先頭を走っていたコスモバルクが外へよれていった。前をふさがれよろける後藤トーセンシャナオー。天皇賞とかの連戦での疲れが結構たまっている模様
「うわ、これは斜行だろ。エリ女の本田以上だぜ。でも相手が後藤だもんな。昨日はダートG1勝っているし...。」

てなことはどうでもいいディープだ。
外に持ち出したディープは外から上がって行く。一方でウチには3歳でサムソンに菊で先着したドリームパスポートが伸びてくる。続いて欧州牝馬ウィジャボード。
しかしながらディープ。楽々先頭立ち、セーフティリードを残して力抜いて勝利。
横綱相撲を見た感じだった。

これで、ディープの引退へのファイナルカウントダウンがあと1となった。
誰もが、見続けてきた夢が終わるのは寂しい。しかしながら、競争馬はいつかは引退する。

ディープとの対決の出来る最後の機会なのだ。人気馬はこぞって出走してほしいぞ。
そして、フィナーレの有馬は本来の意味での大団円で終わることを期待している。

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順当すぎだな

2006/11/19(Sun)----マイルチャンピオンシップ

朝からしとしとと降り続く秋の長雨。週末になると雨で折角の秋の行楽もはかどらず、行楽地も商売上がったりだろう。
東京では、女子マラソンが行われていて、競馬の前に観戦。期待されていた高橋も3位と一時期の勢いが見られなかった。腐っても金メダリスト。失速の姿は少し寂しい。それにしても高橋の姿は、ガレ過ぎ。自分たちで仕上げをするのも何だが、究極まで仕上げてしまった感が強い。やはり、あの酔っ払いじじいは、その辺をきちんと抑え「余裕残し」の仕上げで来てた。変なことは言わん。も一度、あの小出監督の下に戻った方が良いのじゃないか。ま、プライドが許さんとは思うが。

さて競馬。京都ではマイルチャンピオンシップ
このマイルの距離はいろんな適性の馬が参加してきて、見ている方には面白い。スプリンターもマイラーもステイヤーも結構勝てたりする。世界的にもこの距離がメジャーな点はうなずける。
それに伴って馬券は難しい。ワタシの過去の成績も、この距離のレースはあまり当ってない。

今回も海外参戦組も合わせてG1馬6頭と、中々の面子が揃った。
人気を集めたのが、先月行われた秋天皇賞で勝利したダイワメジャー。本来ならば、天皇賞を勝利した古馬はジャパンC参戦が定石なのだが、距離の適性と右廻りの点に配慮して、このレースに参戦してきたと言う。
続いての人気は、英国のマイルG1戦にて勝利して、鳴り物入りでやってきたコートマスターピース。ヤネには世界の名手デットーリを乗せて血気盛ん。それと人気を競り合っていたのが、米マイルでも勝利した実績牝馬ダンスインザムード。勝負の点ではダイワメジャーに負けてる点がマイナス要因。
他にも、3歳マイルチャンプ・ロジック、昨年の勝利馬ハットトリック、マイルG1馬テレグノシスなどなど。伏兵も沢山いてバラエティに富んだ面子

下見所
1番人気のダイワメジャー、恒例の目隠し付きのメンコ付けて闊歩している。調子も良さそう。外国馬コートマスター、脚が長くて背が高い。結構ステイヤー的な体付き。無茶苦茶踏み込みが良い。
ダンスインザムード、クビを上げ下げして多少イラ付き気味だ。
その他、鳴り物入りでクラッシック参戦していたマルカシェンク気合が入っていて中々。昨年の勝利馬ハットトリック、馬体重を10kgも増やしていた。だが漆黒の馬体が父サンデーを彷彿させ太目感はない。

「うーん、いっぱい出ているけど、ダイワが抜けてるなぁ。ダンスに武が乗っかって勝負どころかなぁ。外国馬は内枠すぎて、いくらデットーリでも駄目だろな。」

本馬場入り
マルカシェンクとハットトリックは先に本馬場入り。雨とばらけた本馬場入りで、あんまりG1戦の様相は感じない。ダイワメジャーは馬場に入った途端、気合が漲っていて期待が持てる。外国馬コートマスターはデットーリが乗った途端、気合が入ったのにはさすがと思う。ステキシンスケクンの勝負服は、いつ見ても「オヤジのラクダシャツ」に見えて哀愁を誘う。

そうこうしている内にゲートインの時間、ファンファーレが鳴って各馬ゲートに入る。
ゲート難が予想されていたハットトリックも、すんなりと入って、ゲートオープン。

先頭を飛び出したのが、ステキシンスケクン。ラクダシャツが素敵だ。
続いては、ダイワメジャー。前目の競馬をする同馬だけにまずまずの出来。それに続いてマイネルスケルツィ、キンシャサノキセキ。
ダンスインザムードも中段の好位置に付ける。人気を集めていた外国馬コートマスターは、やっぱりと言うか、最内で付けるところが無く行き場を失って後方に位置するしか無さそうな様子。
「やっぱりな。いくら名手デットーリでもこれはキツイだろ。」

ラクダシャツが結構良いペースを作り出して、ダイワを引っ張っていった。そのままの流れで3角・4角を廻って行く。
直線を向いた。
待機して、力をためていたダイワメジャーが楽々先頭に立つ。
レース前半から頑張っていた馬々が残っている、典型的な前残り展開
辛うじて後ろで待機していたダンスインザムードが追いすがる。

「おし、そのままで3着にキンシャサ残れ。」

しかし3着にシンボリグランが入った。

「ぐわ、柴山だぁ。誰が頑張れ言うた。余分じゃ。」

まぁ、勝ったダイワメジャーは強かった。ダンスインザムードも予想通り、あと一息でダイワに及ばなかった。
秋天皇賞-マイルCS連覇は19年振りだと言う。
だが、あの頃の秋天皇賞は距離三千二百だった。距離三千二百を走れる馬の狙いはJCであり有馬。普通なこと。
それに今年は、ジャパンカップがゴリゴリの2強対決になりそうだから、陣営が避けたのもわからんでもない。

 今後、長距離に不安がある馬々には、この中距離ローテーションが流行るのかもしれない。でも、それって何だか逃げのように思えるのは、ちと酷か。

それは、ダイワメジャーが有馬に参戦して、JC組やクラッシック組に好勝負をしてこそこのレースの価値が上がると思うんだけどなぁ。ワタシの勝手か。。。。

とりあえず、有馬には出て来いダイワメジャー!

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相手が悪かったな

2006/11/12(Sun)----エリザベス女王杯

昨晩、雷雨がひどかった関西地方。荒れた牝馬女王戦となるかと思いきや当日にはカラリと晴れあがった。晴れたと同時に急に冷え込んだ淀競馬場。京都の底冷えはまたキツイ。
今年のエリザベス女王杯の話題は、何と言っても新旧の女王対決だった。
古馬女王、牡馬相手にも一歩も引かない切れ味の最強牝馬といわれるスイープトウショウ。
若駒代表、オークスと秋華賞の2冠を取って5戦負け無し、カワカミプリンセス
どちらがスケ番張るかの様相を呈していた。
人気はと言うと、昨年の本レース勝利と馬体重増により、1番人気をスイープが取り戻していた。

他には、桜花賞馬キストゥヘヴン、いつも良いトコまでいけるアドマイヤキッス、フサイチパンドラ。渋い逃げ見せるアサヒライジングと3歳勢に勢いが見えた。

下見所
1番人気のスイープ。落ち着いて見える。入れこみの強い同馬がこれだけ落ち着いていることは珍しい。また天皇賞で12kg落としていた馬体重も戻してきていて、死角がない様子。一方の若駒カワカミ。見た目にもテンション上がり目で入れ込みが激しい。
この様子を見る限り、スイープに分がありと見えた。
その他、キストゥヘヘヴンもアドマイヤキッスも気合が入っていて、なかなか良さげな感じ。
「こんだけカワカミが荒れちゃうと、これはスイープだよなぁ。」

本馬場入り
馬場入りでも荒れを見せるスイープは先入り。前走秋天では、最後の切れ味が見せられなかったから、陣営も細心の注意を払っているんだろう。追い切りも甘めだったようだ。
「いつも通り、普通にやれば勝てるんだけどなぁ。ちと不安材料」
2番人気のカワカミ。やっと落ち着いて馬場を駆けて行く。その他もこれと言って荒れてる馬も見当たらない。好勝負が期待できそうだった。

ゲートの前でのファンファーレ
ここで、落ち着いていたカワカミのテンションがまた上がり出す。
「また入れこみ入ったか。スイープはどうだ。」
ゲート入りに難が大きいスイープも真っ先にゲートに入る。
「良いじゃん。おし。こっからだ。」

ゲートが開く
先頭に飛び出したのは、ルメール騎乗のシェルズレイ。クロフネ産駒だけに葦毛の馬体が目立つ。続いてライラブス、アサヒライジング
人気どころは、揃って中段。カワカミが前で、それを捉えるようにスイープが後ろ
先陣を切ったシェルズレイが逃げる逃げる。
追随する鮫島も柴善も行って良いのかどうするのか中途半端
向こう流しでは10馬身ぐらいの差があった。時計も早い。

「うわ、ルメールか。淀は逃げ切ることもありだからなぁ。買ってねぇ。他の逃げもついてけよ。」

3角を廻ったころ、やっと先頭との差が縮まったので一安心。
中段に控えていた人気どころが揃って動き出した。
一段が4角を廻り、先頭を捉える。人気どころ、カワカミがウチへ。スイープが外へ

ここで力尽きたシェルズレイとヤマニンシュクルとの間に隙間が出来た。
スッとさらにウチに入ったカワカミ...。

自然な流れに見えた。

大外を廻ったスイープ。馬群が広がり、さらに大外へ振られる。
直線追い切り勝負、短い距離を走った分、カワカミが先に先頭に立つ。
振られた影響が大きいスイープ。思ったほどキレナイ。

「いけー、差せ。そこだ。」
さらにウチにいたフサイチパンドラが伸びてきた。
1着カワカミ、2着フサイチ、3着スイープでゴール板を駆けぬけた。

「あーあ、フサイチにも負けちまったよスイープ。」

カワカミ-フサイチ、カワカミ-スイープの線は配当低くて切った線だった。

あきらめて競馬放送を切ろうとしたが、何だか雰囲気がおかしい。
長い審議の時間が経っていた。

検量室の様子が映し出された。集まっている騎手達、勝利したはずの本田の姿が見えない。
何かしきりに訴えているルメール。四位

勝負服を脱ぎさる本田。脱いだはずの勝負服を再度着るユーイチ。
それが結論だった。

「おし、タナボタや。この馬券は買ってるぜ。」

馬券が取れたのは嬉しい。
だが、勝負では完全にカワカミの勝ちだった。もし、この斜行の相手がルメールじゃ無かったらどうだったろうかと考えてしまった。きっと掲示板どうりで決まったに違いない。
こんだけ人気した勝利馬の降着は珍しいのだ。

ディープの件もあるんで、世界中で日本の競馬はオカシイなんて吹かれたら堪らんと思ったかどうか。また、陣営も北海道三石川上ってところも痛い。もし社台だったら、力で捻じ伏せたんだろうなと…。

相手が悪かったよ、本田。
勝負では完全に勝っていたさ。馬の実力は誰もが認めているはずだ。

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スイープ切れなかったな

2006/10/29(Sun)----天皇賞秋

日本シリーズで日本ハムが日本一を決めて、新庄が勇退した。人気を一人で背負って北の大地で頑張った男の後姿がとても印象的だった。それにしても中日の不甲斐なさにはちと残念
来年からはセリーグにも、プレーオフが導入されそうなので、長いシリーズでの勝ちにこだわると共に、短期決戦での勝負強さも求められる。楽しみが増える。

昨晩までの雨も上がり、秋晴れの広がった東京競馬場で秋の天皇賞が行われた。
凱旋門賞でディープがドーピングの判定を受け、出るはずだったこのレースを回避してレースは混迷度合いを増した。
何しろ、天皇賞が二千メートルに変更されてから、マイラー、スプリンター、ステイヤーや3歳馬、はてまた牝馬の勝利馬が誕生して、展開を読むのが非常に難しいレースとなってしまった。

そんなことも合いまって1番人気はと言うと、牝馬のスイープトウショウ。
牡馬に混ざっても切れ味抜群の同馬は、もしディープが出走したとしても、良い勝負じゃないかと言われていた。昨年のヘヴンリーロマンスの勝利、97年のエアグルーヴの勝利と牝馬の勝利もあったから、1番人気もまんざらじゃないと思う。だが、やっぱり牝馬の1番人気は寂しい。男馬どうよってな感じ
続いての人気は3歳牡馬のアドマイヤムーン。こちらは完全なる武豊人気の様相。だいたい皐月賞でもダービーでもイマイチの同馬が勝利するのはちと無理っぽだろ。前の騎手インタビューで「3歳で古馬に挑戦するのは、良いと思う。」みたいな寂しいコメントをしていた武の姿勢からも無理目の点がわかると言うもんだ。

下見所
人気のスイープトウショウ。少し荒れ目だが、無茶苦茶入れこんでいるわけではない。
「チャカつきやすいこの馬なら、こんなもんだろな。でも-12kgはちとツライなぁ。」
2番人気のムーン。可もなく悪くも無くって感じ。
「何でコイツが2番人気なんだよ。」
そして、やっと伝統の天皇賞の権利を掴んだコスモバルク。20時間の移動時間をかけて北海道からやってきた。入れこみも無さそうだし、馬体重も増減は少ない。
日本ハムの日本一もあったんで、今回は北の人々の期待を一身に集めて勝たせてやりたいなぁなんて思う。
後は、皐月賞馬ダイワメジャー、桜花賞馬ダンスインザムード、安田記念馬アサクサデンエンとそこそこの感じ
「ダンスインザムードは歩いている感じがなかなかだな。牝馬決着で決まるかもな。」

本馬場入り
気性に難があるスイープトウショウが先に本馬場に入る。昨年は馬の背にすら乗れなかった池添も安堵の顔が見える。北のコスモバルクも先入り。マーチングに合わせた馬場入りが出来ずに、バラバラの感じ。
そしてハプニング。和田騎手騎乗のトリリオンカットがラチめがけて突進、落馬、放馬と目が点になる出来事が発生。同じキャロットクラブのハットトリックとの接触を避けたようにも見えて、出資している一口馬主の方々の落胆が目に浮かぶ。
「何してんだ。和田は。」
藤田や小牧の乗り替りもあったりして、何とも落ち着かない様相があった。

久しぶりの関東ファンファーレが鳴り、ゲート入り。
結局、放馬したトリリオンカットは競争除外となった。
「あんな2周もされたんじゃ、レースに出たとしても駄目だよなぁ。」
どうなんだろ。馬券があるかぎりレースに挑戦しろよ。と思うのか。そんな確率的に悪いのは返還しろよ。なのか人それぞれだろう。

ゲート難もあるスイープが真っ先にゲートに入る。問題ない動きに少し安堵。
続々と他の馬もゲートに入って行く。福永騎乗のカンパニーがゲートから出た。ごちゃごちゃしている間に、外枠発走。

ゲートが開く
先頭に飛び出したのが、インティライミ。ディープの同期馬でダービー2着馬。続いてダイワメジャー。前に出る一連の動きの中で、外から被せたダイワ。ウチで窮屈になったサクラメガワンダーがのけぞる。チラッと内を見るアンカツ。
その後には、ダンスインザムード、ローエングリンが続いていた。
人気のスイープ、コスモバルクはと言うと、いつも通り中段に待機。

逃げ不在といわれていたが、インティライミが結構な逃げペースを作り出す。
「おし、展開は決まってる。これでスイープの切れ競馬が出きる。」

早い流れで大ケヤキの中に馬群が隠れ、4角から各馬が見え出した。
先頭を走っているインティライミが馬群に吸収される。前目で虎視眈々と狙っていたダイワメジャーが先頭に立つ。
「さぁスイープ、どっからやってくる。ん」
しかし追いこんできたのは、社台の勝負服、ヨコテン。
「ヨコテンでもええ。そのまま、そのままや。」

1着ダイワ、2着スウィフトカレントで決まった。

囁かれていた牝馬ワンツーも無く、ヨコテンの万年2着も定着の感がある。
中段に控えたスイープは結局そのままだった。着順はと言うと昨年と同じく5着だった。
何だか昨年のままを見ている感じがした。
しかし、ちょっと待てよ。昨年は中1週で次のエリザベスに勝利しているのだ。
と言うことは...( ̄ー ̄)。

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三冠ならず

2006/10/22(Sun)----菊花賞

今にも泣き出しそうな曇り空の京都競馬場、牡馬クラッシックの最終となる菊花賞が行われた。
今年は何と言っても、2年連続の三冠馬の誕生がかかっていた。連続三冠は過去にミスターシービー・シンボリルドルフの事があるだけに、まんざら不可能で無いように思えた。

昨年のディープインパクトのような強烈なイメージはないが、しぶとく勝ち残る競馬で皐月賞、ダービーと制してきたメイショウサムソン。
日本の誇る三冠馬ディープがフランスでのドーピングという不名誉な出来事があったばかりだから、この話題は、その暗めのニュースを払拭する絶好な機会となるはずだった。
フランスでの出来事は、日本人の大人気無い振る舞いに、「もう2度と大挙して来るな。」というフランス人のサインなのかもしれない。

1番人気はと言うと、やはりサムソン。しかしながら、昨年のディープの限りなく1倍に近い数字からは、少し離れて1.9倍。そこそこの人気。2番人気は、前走の神戸新聞杯でサムソンに土を付けたドリームパスポート。そしてダービー2着の柴田善から名手武豊に乗り替ったアドマイヤメイン。
「競馬ファンは現実的だ。」と感じる。またディープの時には少なかったアンチ三冠の存在も垣間見える。やっぱり名前のせいかな。

下見所
人気のサムソン。プラス6kg。ただでさえ太目の体が一段とデカく見える。どうしても小柄のディープと比べてしまうが、これもまた実績があるだけに「強いんかも」と見える。
オペラハウス産駒だけに、かのテイエムオペラオーをイメージさせてしまう。好きではないタイプ。
そのサムソンは何だか荒れ気味。陣営の緊張感も合いまって、馬に伝染でもしているよう。

2番人気のドリームパスポート。対照的に小柄で、いかにも切れそうって感じ。少し入れこみ気味だが、気合入りの感じ
「おし、三冠阻止はお前やで。サムソンはバタついてるしな。」
続いての人気のアドマイヤメイン。こちらは前走ダービーでガレ気味の体を戻してきた。
「お、こっちも良いな。頼むぜぇ。」
不思議なもので、クラッシック最後ともなると3強って感じの勢力分布になるなと実感。

本馬場入り
淡々と各馬が流して行く。三冠狙いのサムソンも駆けて行く。下見で入れこんだ感じをまだ引きずっている。手綱を強く引くヤネ石橋。

ファンファーレが鳴り、各馬ゲートへ
全馬順調に入ったかと思いきや、インテレットがゲートの中で暴れてる。少しごたつくが、そのまま納めて発走
先頭を飛び出したのは、アドマイヤメイン。続いてマンノレーシング、フサイチジャンク

何とアドマイヤメイン。大逃げを打った。
「うあ、武やるじゃねーか。これで面白くなってきたぜぃ。」
過去のセイウンスカイを思い出す。そして武と言えば不運の快速馬サイレンススズカも重なる。
「うぉっしゃ、最近は終いの競馬ばっかりで面白くねぇんだ。いけっ」

一方のサムソンは前方4番手ぐらいの位置どり。そしてドリームパスポートはいつも通り後方待機。
そうこうしている間にも差は20馬身ぐらい広がって行く。

「さぁさ、この大逃げを石橋はどう感じるかだな。」

淀の坂を登り、坂を下る。さすがに先頭をぶっちぎっていたアドマイヤメインも脚が落ちてきた。3角に入るか入らぬかぐらいに、サムソンが動き出した。
「おっしゃ、石橋仕掛け早すぎだ。メイン、アドバンテージからしても残れるかも。」

直線に入り、メインに襲いかかる後方待機の馬達。
サムソンは絶好位置にいた。
「うあ、これで終わりか。」
しかしながら、最後の伸び脚が全くない。
その外から、やっぱりドリームパスポートがやってきた。
「よし、ヨコテン追撃や。前のユタカと一緒くだで突っ込め。」

しかし、その外から、どの馬よりも切れる脚で突っ込んできた馬がいた。お馴染み社台の勝負服。全部まとめて差し切った。
「うあ、四位かよ。ん、違うぜ幸四郎だ。」

ソングオブウインド

「ノーマーク。終わった。」

思うところ、ヤネがかの武豊なだけにアドマイヤメインの大逃げに騎手の誰もが焦っていたと思う。

その中で馬の力を信じた騎手だけが、的確な指示を出せた。
それが弟の武幸四郎なだけに面白い。武豊を天才ではなく、普通の人間として、兄貴として捉えてる彼だから信じられた芸当なのかもしれない。
なーんてね。笑。

勝ったソングオブウインド
エルコンドルパサー産駒。面白い存在だ。フランス凱旋門賞でディープよりも好成績を残した親父の存在がクローズアップされる。来年、サムソンと共に是非とも雪辱戦に挑んでもらいたいなぁ。

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ぶっつけでも強かったな

2006/10/15(Sun)----秋華賞

ディープの凱旋門賞の敗戦から、少し時間が経った。
来年こそと思っていた競馬ファンを相手に、陣営から電撃的な引退発表があったのは記憶に新しい。
来年もあの場所で活躍して欲しいのはやまやまだが、今後の種牡馬生活から得られるマネーを考えると躊躇してしまうのは仕方ない。誰だって投資した金額が戻って来ないことには馬主生活は続けられない。慈善事業や人気稼業を行っている訳でないので当たり前のこと。それぐらい冷徹じゃなけりゃ、ずっと続けられない。
聞くところによると50億円のシンジケートが組まれるらしい。
これだけ衝撃を与えた馬だ。子供にもそれだけインパクトがある馬が生まれることを期待するのは当たり前のことだろう。
それでも、その前に宿敵のハーツクライとの対決、今年三冠馬になるかもしれないメイショウサムソンとの対決を是非とも実現して欲しいと思うのは、どの競馬ファンも同じ。

そんなこんなで、爽やかな秋晴れの京都競馬場。牝馬クラッシックの最終戦、秋華賞が行われた。今年は例年になく出走馬が充実していた。桜と樫の女王の他、樫の上位入選馬がこぞって出走。レベルの高いレースが期待されていた。

その中での一番人気。何故か桜の女王でも樫の女王でもないアドマイヤキッス

「え、ホントか。なぜ」
桜花賞でもオークスでも1番人気を背負っていた同馬。
誰もが昨年のエアメサイヤの再来を期待しての意気込み人気なんだろう。
「やっぱり武様人気はすげぇや。」
続いて人気は、樫の女王カワカミプリンセス、桜の女王キストゥヘヴンと続いていた。
「カワカミはぶっつけ本番だからなぁ。」

下見所
人気のアドマイヤキッスは、気品すら漂わせ悠々と歩いている。2番人気のカワカミ。5ヶ月ぶりの競馬なのか、少しチャカ付き気味。同じくチャカついているのはアサヒライジング。こちらはアメリカのオークスで2着に入った実力ありそな馬
「頼むぜ。期待してるぜ。」
そう、アドマイヤよりもカワカミよりもキストゥよりも、この馬に期待していた。

他は上り馬のブルーメンブラッドの+12kgの他は、中々の仕上がりで好レースが期待された。

本馬場入り
アドマイヤキッスが流れるように駆けて行く。走る姿は一番美しい。
「走る姿は美しいに超したこそはねぇが勝たなきゃな。人気はホンモンか?」
カワカミは、久しぶりに抑えられた状態と観客にイラ付き気味で流して行く。アンカツが丁寧にキストゥヘヴンを待避所に向わせる。
「やっぱり、アンカツでもオークスでの入れ込みに責任を感じているんだなぁ。」

ファンファーレが鳴る。ゲートは観客席の真ん前なので各馬少しバタつく。
各馬、すんなりゲートに入る。東京の府中牝馬ステークスがゲート難で発走が遅くなっていたので、こちらのすんなり入りはあっけない。

ゲートが開く。先頭に出たのはトシザサンサン、続いてコイウタ、シェルズレイ

中段にカワカミ、ヘヴンが控え、その2頭を見える位置でキッスが控えていた。
「うへぇ、武。しっかりマークしてやんなぁ。」

向こう流しで、完全にシェルズレイが掛かった。
「あちゃー、君にも馬券には貢献してもらわなきゃいけんのだがなぁ。最後まで持たせろよ。岩田!」

その流れで3角を廻って、4角へ入って行く。
早めに前へ付けていたアサヒライジングが先頭に立った。
「おっしゃ、柴田。そのまま持たせろー。」

後続の馬が上がってきた。
「どいつだ。誰だ。カワカミか。」

樫の女王、カワカミの差し足が力強い。グングンと進んでくる感じ。
一気に米オークス2着馬を抜き去った。

無敗の牝馬2冠馬の誕生。強い。桜花賞に間に合っていたら3冠も夢で無かったのかな。
是非とも、エリザベス女王杯でスィープトウショウとの対決を期待する。
どちらが女王かの真の勝負、楽しみにしたい。

それにしてもアドマイヤキッス
人気背負っての敗戦が続く。武様人気も少し眉唾で見ないといけないのか。
このままで終わってしまうのか。それとも忘れた頃のなんとやらが起きるのか。
これだから、買いつづけなければいけない。
困った存在の馬だ。

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こちらは外国勢に負けたが...

2006/10/01(Sun)----スプリンターズステークス

小雨の煙る中山競馬場。秋のG1戦を飾る短距離王決定戦スプリンターズステークスが開催された。久しぶりのG1戦で気持ちは昂ぶる。

今日はG1戦以上のインパクトがあるフランスでの凱旋門賞があると言うことでテレビ放送もテンション上がり気味
しかも、阪神競馬場が工事中ということで今年の放送は、東海テレビ系列の放送が主体。
東海テレビと言えば、おなじみうるさい山田雅人。殆ど音をオフにしてテレビ観戦

スプリントと言えばデュランダルみたいな感じがあって軸はいつも楽だったが、今年はその本命柱が引退してしまって、群雄割拠の様子は否めない。
ただ春のスプリント王、オレハマッテルゼと牝馬の頑張り馬シーイズトウショウが出ていて、その2頭への期待を強く持っていた。

人気混戦を示すかのように、1番人気は外国産馬テイクオーバーターゲット。同馬は、少し前に日本にやってきて日本のレースを一叩きしての参戦。その前走のレースにしろ、シーイズトウショウには差しきられたが、渡航1戦目にしては上出来の成績だと言えた。2人気は、その差しきり勝ちで切れが戻ったシーイズトウショウ。続いて昨年の勝利馬サイレントウィットネス。

下見所
春の覇者のオレハマッテルゼ。-12kg、シーイズトウショウは-4kgだが見る感じ細さ感は否めない。
「うあ、日本勢、大丈夫か。」
一方、昨年の覇者のサイレントウィットネス。発汗が凄い。見た感じも太め感はある。
「はは、こちらは太目かよ。どちらもダメだな。」

そして1番人気のテイクオーバー。+6kgと身が入って良い感じ。ひと叩きしてのプラスに好感が持てる。

「さぁて、次はこいつの様子を」と思った瞬間。場面が切り替わる。

東海テレビ放送と言うことであんまり期待していなかったが、やはりとんでもない。フジの吉田アナのコメントをブチ切り。
「おい、おい、おい。なにさらすんねん。」

流れる山田雅人のにやけ語り。
「氏んでくれ。くそ」

そんなこともあって、本馬場入り、向こう流しをだらけた眼で流す。
「レース放映だけは邪魔しないでくれ。」

ファンファーレが鳴り、各馬がゲート入り。
外国勢、日本勢と順序良く入って行く。
殆ど入ったところで後ろっぱねをしている馬。フェブラリーSでG1馬となったメイショウボーラー。福永騎手が下馬して、馬単騎でゲート入り

「こいつはダメだな。」

ゲートが開く
まっ先に、テイクオーバー、サイレントウィットネス、ステキシンスケクン、メイショウボーラーが飛び出して行く。
1番人気のテイクオーバー気合が入って、ずんずん進んで行く。
やっぱり千二は慌しい。そうこうしているうちに3角に入る。期待の日本勢のオレハマッテルゼとシーイズトウショウが大外から並んで上がって行く。
「おし、そのままぶったぎってくれ。」
各馬、直線に並んだ。

しかしながら先頭を切っていたテイクオーバーの脚色は全く衰えない。そのままぐんぐん進んで行く。期待していた日本勢の2頭は全然切れない。

そのままテイクオーバーがゴール板を駆けぬけた。そして2番に入ったのは、何とあれだけゲート前に荒れていたメイショウボーラーだった。

久しぶりに海外勢が人気通り勝ったレース。日本人としてはちとさびしい。
小雨で最後の切れに賭けたシーイズトウショウにはちとツライ展開だったし、ガレ気味のオレハマッテルゼは調整失敗だった。やはりなめてはアカンな。

これを見極めた日本の競馬ファンもさすがだと思う。


しかしながらフランスでは、ディープが1番人気を得ているんでお互い様。
この調子で、人気だけでなく凱旋門賞を欧州勢以外の初勝利を飾ってほしいぞ。

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こっちは世界でもいけるはず

2006/6/25(Sun)----宝塚記念

梅雨の雨が京都の盆地へ、じとじとと降り続く
今年の春のオールスター戦・宝塚記念は阪神競馬場の改修に重なって、淀の京都競馬場で行われることになった。
阪神の狭くて、短めの直線の坂は色んな意味で馬券を演出してくれてきたが、主流の流れに合わせて直線長めに広くするらしい。

「どこも同じように競馬場のコースを変えてもらうと、つまんねーんだけど。」と思いつつ、「それに、また競馬場のコーススピードデータの取り直しじゃねーか。」と多少の憤慨もある。

ま、決まってしまったことは仕方ない。とりあえず今年春のグランプリは、かのディープインパクトの壮行レースともなっていた。
昨年の三冠から有馬へ続く衝撃的なレースは記憶に新しい。そして今年の春天皇賞では、その勢いに強さをかねそえて帰ってきた。

今回もファンの指示は変わってなかった。単勝1.1倍のダントツの1番人気
続く2番人気のリンカーンが11倍の人気なので、その差は相変わらずのもの。
誰もが秋にフランスで行われる世界最高峰の凱旋門賞での勝利を願っての大いなる応援馬券となった様子

下見所
ディープは天皇賞時から4kgを増やして調子は良好の様子。それにしても、この馬デビュー当時から殆ど馬体重が変わらない。この辺りが、この馬の飛ぶような走りを支えているのだ。気合も前ほど苛立ちもなく大人になった印象。
ただ、昨年の有馬の時に見せた疲れで大人しくなった感じとは少し違う。これならいけると誰もが思っていただろう。
ディープが出るということで、この春のオールスター戦には13頭と少し寂しい参加メンバー。唯一ディープを倒したことのあるハーツクライもイギリスのキングジョージに参戦ということで、回避していた。
「ハーツが出てたら、もう少し馬券も面白くなったんだけどなぁ。」
雨が降っているので、あまり馬体の様子も見られない。シンガポールで国際G1に勝利してきたコスモバルクが10kg馬体を減らしてガレ気味。
「何だか、この馬の出走ローテは、いつも強行軍だな。これで勝てるか?」
2番人気のリンカーンは、そこそこの出来の様子。皐月馬のダイワメジャーは目隠し付きのメンコを付けて雄大なカラダを晒している。
「どいつも、ディープには勝てそうに無いな。」

本馬場入り
ハットトリックとコスモバルクが馬場に先入り。2番人気のリンカーンがクビをツルにして気合が入り始める。それをなだめるかのようにヨコテン。馬場の遠い側で馬を止めて休ませた。
ディープはというと、軽い足取りで軽快に駆けて行く

雨の中、集まった観客がスタンド前に集まってくる。傘の花がずらりと並ぶ。
「皆、ディープの姿を見に来たんだろうなぁ。」中にはディープの金子勝負服を着ているファンもいてた。あんまりデザイン的にはカッコ良くないが、この勝負服ではスペシャルウィークでお世話になっているから、あまり言うのはよそう。

そうこうしているうちに、宝塚記念のオリジナルファンファーレが鳴り響く。
この曲はなかなかのもの。結構好きなのだ。

各馬、ゲートにすんなりと入る。最後ののチャクラが入った。
ゲートが開いた。
先頭についたのが、バランスオブゲーム。忘れた頃にやってくる同馬。
「今回は確変はくるなよ。」
続いて皐月馬のダイワメジャー、マイル王者のハットトリック。
ディープはと言うと、ゲートもすんなりと出たし、位置についても後方2番手に折り合いをつけて行き過ぎの感じもない。
「申し分ねぇな。さすがだ。」
しかしながら、土曜の競馬から勝ててない武豊に一抹の不安も...。

そんな様子で向こう流しを過ぎた。
淀の名物の3角前の坂の頂上に差しかかる頃、ディープは動き出した。普通の馬だったら、文句なく「早過ぎだ」しかしながら、春の天皇賞でここから動き出して、完全勝利を挙げたディープには、このセオリーは関係ない。
するすると上がっていくディープ
それを横目に見ていたコスモバルク、五十嵐の残念に沈む顔。付いて行けそうにない。
「そりゃそうだ。馬を酷使しすぎだキミたち」

4角を過ぎ、直線に入る頃には先頭に立っていた。
同じように追っている馬が、全然違う動物に見える。スルスルと差をあけてゆく。
「本当にコイツは馬なんか。」
ゴール前で余裕でガッツポーズを決める武

「先頭は確実に決まった。さて2番手は誰が残る。」
ナリタセンチュリーが追いすがってきて2着に入った。先頭に付けていたバランスオブゲームが、渋太く残って3着
「あちゃー、ヨコテンはどこにいるんだよ...。」

文句無しの勝利。
これで世界へ胸を張って出て行ける。
勝利者インタビューで「世界でこの馬より強い馬がいるとは思えない。」とずっと語りつづけている武豊。

奇しくもサッカー日本代表が世界の頂点のブラジルに完敗したのが記憶に新しい。
世界は広い。上には上が必ずいる。

才能と作戦や戦略と気合
それを上手く波に乗せて勝利したのがイチローのWBCであり、荒川静香のスケートだった。
サッカー日本代表は才能自体に疑問符があって、マスコミの煽りだけが先行し、見事に国民は騙されたような形となった。中田もそのことには気づいていて、仲間に注意に注意を与えたが戦略自体はなく、実際は無い個人の才能に頼ってしまった。

ディープと武豊
天才同士のペア。何もせずとも勝てるかもしれない。
ただ驕りや楽観視は禁物だと思うぞ。「目の前のG1を勝つことがどれだけ難しいか」という慎重に慎重を重ねた池江師ならば大丈夫だとも思う。

それに途中で気づいたイチローと、最後まで伝えられなかった中田
万全に万全を期して、世界一の栄冠をもぎ取ってきて欲しい。
それが、サッカーでグタグタにされた日本人の誇りを少しでも癒してくれるに違いない。

頼むぞ武豊

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やはりSS産駒勝てなかったな

2006/6/4(Sun)----安田記念

暑くなってきた。
もうすぐ夏の雰囲気が立ち込める東京競馬場。5週続いてきた東京競馬場のG1戦もやっと終わりを迎える。内と外のコースを替えたとしても荒れ荒れの状態は避けられないかと思う。
今週は古馬マイル戦。
G1馬も7頭ほどいて、面子も昨年と殆ど変わっていない。
非常に難解なレースになってしまった。これくらい難解だと馬券師たるもの燃えるもの。
方々で勝つのはコイツだという講釈が語られていた。

本来ならば、昨年の勝利馬アサクサデンエンが人気を集めるものだが、海外で惨敗してしまったことから人気落下。
それに変わって1番人気を集めたのが、高松宮記念で勝利したスプリンター・オレハマッテルゼ。続いて皐月賞馬のダイワメジャー。
そして香港で大量に参戦した日本馬を蹴散らしたブリッシュラック。
今年始まったの牝馬マイル戦の女王ダンスインザムードが続いていた。
取捨選択に悩みに悩む構成。

下見所
人気のオレハマッテルゼ。見た目に艶の悪さが目立つ。馬体重は減ってないもののガレている感じさえ漂う。他馬、G1馬はさすが落ち着いて見える。ダンスインザムードは中1週ということで、ガレ具合が心配だったが、-4kg台で収まっていて一安心。
やはり牝馬がこのレースに参戦してくるのは難しくなったと言って良い。

今週もやはり中京開催ということで放映は東海テレビ管轄。ワタシの中で司会の山田はもうウザいデフォルトとして定着の感がある。ディープやサムソンの話になると必死にドラマ仕立てに語り出す。
「もう良いつーの。終わったことや。今週のことを語れ。」

それに加えて中日スポーツの草野というアナウンサー。推しに推すダイワメジャー。このヒトの推薦の馬、勝ったためしがない。推す理由も訳がわからないことが多い。
「切って正解だな。メジャー。このヘタの横好きのようなヒトに推されちゃ勝てないさ」

そんなこんなで本馬場入り
香港馬のブリッシュラックがチョイ荒れ気味。極端に「あぶみ」が浅い。
「めちゃ短いなぁ。安定するんか。」
難解レースと言うことで、自爆するんならこの香港馬と決めていた。
「頼むぜ。今回だけは日本馬に勝たせんでくれよ。」

ファンファーレが淡々とならされ各馬ゲートイン
ブリッシュラックの発汗が凄く、イラ付いている。
「あちゃー、ダメかな今週は...。」

ゲートが開いた。
先頭を飛び出したのが、メイショウボーラー。続いてローエングリン。ダイワメジャー
1番人気のオレハマッテルゼは前目についた。ワタシの本命印のブリッシュラック。中段で折り合っていた。ゲート前、あれだけ入れこんでいたんで一安心。
今日の東京アナも青島じゃないから、淡々としていて好感触。しかしながらカメラワークがたまらん。「もっとキビキビと映さないと、短いマイル戦。終わっちまうぜ。練習不足だ。」

3角に入った頃、もうオレハマッテルゼが動き出した。
「早過ぎだ柴善。」
4角、ウチが極端にゴチャ付いている。最ウチを付いた岩田ハットトリック。先週のフサイチでの苦い体験がそうさせたのか。滅茶苦茶狭い位置に数頭が寄り集まった。
多分、今週も反省の深みにはまるはずだ。

案の定といっては何だが、先頭に立ったかと思ったオレハマッテルゼ。段々と沈んで行く。
変わって先頭に立ったのが中段に控えていた。ワタシの我らのブリッシュラック。
「うぉっしゃー狙い通り、誰を連れてくるーー。」
16番が前に伸びてきた。同じ外国馬のジョイフルウィナー
瞬間的にアサクサデンエンが差したように見えた。

馬券を見つめて探す。印はつけていなかったはず。

だが、最後の最後に「ネット上のささやき」今年のG1戦の連対馬には「ン」が付くといったサイン。難解が故の最後の最後のすがりつき。

当然、流した相手にアサクサデンエ「ン」を加えていた。(笑)

それにしても、このG1
サンデーサイレンス産駒が勝てない。
それだけ、マイルは群雄割拠して層が厚い距離だと言うことか。

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これは強いぞ

2006/5/28(Sun)----日本ダービー

もう梅雨かと思うほど雨が続いた東京競馬場
何とか晴天となって、どろどろの競馬は免れた。
今年もダービーがやってきた。
競争馬と生まれて、生涯1回しかチャンスが無いこのレース
今年は1/8,823の頂点だと言う。

ディープインパクトという怪物がいて、絶大的な人気を背負っての2冠目を迎えていた昨年と違い、今年は群雄割拠といった様相が強い。
圧倒的な主役がいる競馬も面白いが、こんな混戦が本当の競馬の醍醐味。前夜、各所で「あの馬はどうだの。この馬は距離が云々。」だのが語られるのは楽しい。

人気では皐月賞で勝利したメイショウサムソン。続いて血筋と金額で話題のフサイチジャンク。武人気のアドマイヤムーン。復活したマルカシェンク。NHKマイル勝利のロジックと人気伯仲の様相。

下見所
人気のメイショウサムソン。オペラハウス産駒だけに落ち着いていて何事にも動じないタイプ、問題は無さそう。フサイチジャンク。SS産駒だけにチョイ荒れで口泡を出している。アドマイヤムーンは全然気合がない。同じSS産駒のアドマイヤメインもクビを上げ下げして気合入り気味。加えてヴィクトリーランとジャリスコライトがちと荒れ気味。
やはり、サムソンの出来の良さと気品ありげが目だった。

本馬場入り
観衆の声にどの馬もバタバタを繰り返す。まるでダービーの雰囲気の違いが伝わっているよう。今年は観衆8万人と言う。昨年のディープフィーバーの際の10万人と比べると少ない。だがこんな競馬が本当の競馬。昨年が特殊だったのだ。
マルカシェンクが遅れて馬場入り。
「やっぱり、ダービーは良いよなぁ。毎年、これがあるから競馬ファンでいられる。」

淡々としたNHK放送も良い。
東海テレビで時間前から放映していたが、当然3時になったら切り替えていた。

国歌斉唱が島谷云々で歌われる。
何でダービーで国歌なのか。昨年のディープフィーバーの際にはやらなかったと思う。
しかも何故「亜麻色の髪の乙女」のカバーしかヒット曲がない歌手が歌うのか。このセレクトと演出のJRAにちと辟易

ゲート付近に各馬が近づいていった。
その際にも待避所付近から、マルカシェンクには人が付いて手綱を引いていた。
「本馬場入りもそうだったけど、この念の入れようは何だ。さては本調子で直ってないな。」

ファンファーレが鳴り、各馬ゲート入り。どの馬も問題なく入った。
ゲートが開く。
先頭を飛び出していったのが、前評判通りアドマイヤメイン。前走の青葉賞で見事な逃げを演じた馬だった。続いてフサイチリシャール。ヴィクトリーラン、トップオブツヨシが続いた。
「メインはちゃんと逃げたな。リシャールも今回も逃げだな。」

向こう流しへ入ったとき、1頭がズルズル下がっていった。
「うわ、マルカシェンクか。」と思ったが違っていた。
アンカツ騎乗のヴィクトリーラン。下見と本馬場入りで荒れてた同馬が競争中止した。
先週のコイウタもそうだったが、春の連戦馬は疲れの頂点に来てそうだ。

先頭のアドマイヤメインはそのまま先頭と走っている。
しかしながら、青葉賞で見せた圧倒的な逃げとは違い、スローな逃げ。
「中途半端だその逃げ。柴善よ。」

府中の長い直線に入る。
レース前ぐらいまで降った雨が馬場を稍重にしていた。そしてここでコースどりの妙がまた起きる。ウチで粘っていたアドマイヤメイン。そのすぐ横に持ち出したメイショウサムソンが前に伸びて行く。
 大外で差し脚質で仕方ないのだが、大外に持ち出したジャンクの脚は全く伸びない。辛うじてドリームパスポートが切れた脚を使って伸びたが時すでに遅し、サムソンとメインがゴール板を駆けぬけていた。
サムソンの2冠達成の瞬間だった。

結局掲示板に乗った馬は芝の中から内に駆けてきた馬だった。
SS最後の年にSS以外、しかも孫以外の血統の馬が勝利した。
来年からのクラッシックが混迷しそうな予感がある。

2着になったアドマイヤメイン
この馬に武が乗っていたらSS最後のダービー馬という「たられば論」が起こるのはアレだが惜しかった。後悔先に立たず。

フサイチジャンク、このまま行くと獲得に大金かけて結局は駄馬になりそうな予感。
名前がどうもなぁ。ジャンク品にならなければ良いが...。
フサイチ陣営、菊には外人騎手をおっ立ててきそうな予感。

名前と言えばサムソンも韓流的で...。それも何だかと思うが、コイツは強そうだ。
オペラオーの再来のような強さ。
ディープの圧倒的な強さと違って、競馬の勝ち方を知っているような走り。
往年のオペラオーを彷彿させる。
実は、こういう地味な強さは侮れないのだ。多分、菊花賞も人気は分け合うんじゃないだろうか。でも勝ちそうな予感。

当然、サムソンはここから菊に向うと思うが個人的には、宝塚記念でディープと対決して欲しい気もする。ディープが宝塚から海外参戦して、そこで引退みたいなことになると永遠に対決がなくなりそうな予感。

是非とも双方ともにそれぞれの栄冠を重ね、新旧三冠対決みたいなものも期待したい。

いいじゃん。
超能力馬・天才騎手コンビVS底力馬・地味騎手コンビの対決なんて、幾らでも書けそうな気がする。楽しみとなってきたな。

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3勝馬と酷使馬と...

2006/5/21(Sun)----オークス

夏の声が聞こえてきそうな晴天の東京競馬場
5週連続の丁度折り返し地点となるオークスが行われた。
今年の牝馬戦線は、2歳戦、テイエムプリキュアが勝利し、桜花賞で惨敗。そしてその桜花賞では、どんでん返しとも思えるキストゥヘヴンが勝利してしまっていて混沌状態。
昨年はシーザリオと言う抜けていた存在がいたが、今年はそれがいない。桜花賞1着馬が1番人気を集めないという状態が、それを示していた。
変わって1番人気は「今度こそ」の期待を込めてアドマイヤキッスがのし上がり、2番にヘヴンが移行。
そしてこの牝馬二四という長距離に向けて新星がのし上がってきた。カワカミプリンセス。
実績は3戦しかしていないものの、3戦3勝の晩成の大器。見事、3番人気にのし上がっていた。

下見所
1番人気のアドマイヤキッス。気合が入って中々のもの。2番人気のキストゥヘヴンが420kg台の小さな馬なので歩様も小刻みで見劣りがする。元来の性格なのかせかせかとした感じが伝わってくる。
「うーん、比較したらアドマイヤの方だよなぁ。」
3番人気のカワカミプリンセス。キングヘイロー産駒だけに、ゴツゴツした感がする。
「そういえば、親父も頭が高く、体の固い馬だったよなぁ。」
それでも小さなキストゥヘヴンと比べたら、断然期待が持てそう。
他にはフサイチパンドラが12kgを馬体重を増やしてきていた。調教でも良い脚を使っていたのを見ていたので、これは成長分だと了承。

本馬場入り
先にヤマトマリオンが入っている。1番人気のアドマイヤキッスが軽快に駆けて行く。キストゥヘヴンは少しかかり気味で手綱を引いて押えている。
ピーカンはやっぱり気持ち良い。前前日の雨で梅雨へ直行かと思っていたが、この晴天はやっぱり競馬日和なのだ。
 先週、5週連続の馬場はいったいどうなるんだと書いたが、今週からCコースに変更され、馬場も酷い状態からは少しマシになった様子。

今週も東海テレビ放映だった。そう、皆までは言わない。司会の云々。もう良い。ないものとして音声を消す。(笑

だからして楽隊の姿が映った瞬間に音声を元にもどした。
ファンファーレの終了と共に、各馬がゲートイン。ヤマトマリオンが硬直していた。オペラハウス産駒、ワタシも期待していた一頭だが、これだけず太い姿を見せられると何だかなと思ってしまう。
ゲートが開いた。ニシノフジムスメが出遅れた。
「はは、F田。やっぱり牝馬はあってねぇな。キミはこれで終わりさ。」

先頭を飛び出していったのが、石橋騎乗のヤマニンファビュル。皐月賞で初G1を獲得して勢い上向き。
「むむっ、何かふっきれた感じがするなぁ。石橋。いいぞ。」
続いてアサヒライジング、シェルズレイ、シークレットコード...。
人気どころは中段に待機して、うまく流れに乗った。
ヤマニンが10馬身差をつけて逃げている。
馬券は購入していないが、こんな逃げは結構好きだ。

3角を廻って4角に入ったところで、ヤマニンが馬群に吸収される。
変わってアサヒライジングが先頭へ。
「うわっ、買ってない。コイツ」
その外に9番が駆けてきた。
「カワカミがやってきた。おし。」
その後に追ってきた馬の勢いも良い。

「どいつだ。どいつだ。フサイチ。フサイチか。こいつも買ってない。」
そこまで馬券が廻らなかった。

勢い通り、カワカミ-フサイチ-アサヒで決まった。

3戦しかしていない馬がG1に勝ってしまった。
騎乗の本田騎手。テイエムオーシャンで果たせなかった樫の勝利をもぎ取った。
関西のふて腐れ男も、心なしか嬉しそうだった。

そんな勝利の一方、レース途中で4番人気のコイウタが競争中止となった。
こちらは8戦、桜花賞3着と着々の競馬花道を登っているかのようだった。

遅咲きの馬と早咲きの馬のクロスオーヴァー
これがあるから競馬は面白い。

さて来週は祭典ダービー。
牡馬の方も新星が出てきてもおかしくない混沌とした状況。
楽しみだ。

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初開催には初の

2006/5/14(Sun)----ヴィクトリアマイル

連休明け、日常の仕事の流れにやっと戻って、早く休みが欲しかったご貴兄が沢山いることだろう。競馬場にやってきた親父たちも、心なしか安堵の顔が見える。

そして、今年から新しいG1戦が行われることとなった。その名もヴィクトリアマイル。
古馬牝馬のマイル戦。冬には古馬牝馬にはエリザベス女王杯が行われ、春にはその辺りの参加タイトルが無かった。これはこれで良いかもしれない。
重ねて今日は母の日。より良い実績を掲げて良い母を目指す牝馬たちにとって、まさしく相応しい日なのかもしれない。

参加メンバーはと言うと、この時を待ってましたと言わんばかりのマイルの女傑ラインクラフト。そのラインクラフトに桜で負けて、秋華賞でひっくり返したエアメサイア。その前年、桜花賞で勝利したものの、それ以来勝利がないダンスインザムード。

実力牝馬の勢ぞろい。惜しむべらくは、スイープトウショウやヘヴンリーロマンスが出てない点。やはり牝馬の中で勝つよりも、牡馬混在で勝利した方が良いと考える陣営もあるんだろう。そしてマイルと言う距離もスペシャリスト以外にとっても微妙なんだろう。
加えて、あの圧倒的に強かったシーザリオが引退してしまったことも残念なことであった。

下見所
牝馬だけに、どの馬も相応に荒れ気味。1番人気のラインクラフトもハミをパクパクさせ小走りをしている。エアメサイアについては12kg増の重い体つき。ヤマニンアラバスタ、ディアデラノビアも首を上下させチャカつき気味。中で落ち着いて見えたのが、ダンスインザムード

「うーん、こっちの方が良いデキだなぁ。でもヤネで切ったからなぁ。」
今までの主戦の武豊はエアメサイアの方を選んでいた。

本馬場入り
久しぶりの競馬のマイネサマンサがスタンドの歓声に荒れる。ラインクラフトもハミに逆らって上を向き落ち着かない。2歳牝馬チャンプのショウナンバントルは歓声を嫌って先に入った。
対照的にダンスインザムードを静かに調歩をさせていた姿が印象的だった。

待避所に入って、やっとのことで落ち着きを取り戻したラインクラフト。
「良かった。これで普通の競馬ができるわ。」

そんなこんなで、初物の古馬牝馬G1戦への期待が高まる。
ファンファーレが鳴る。
先週のNHK交響楽団の演奏があまりにも上手かったので、今週の演奏はちと落ちたように聞こえる。仕方ない。巧いヘタは明らか。

各馬ゲートに入り始める。奇数番に始まって偶数番
最後に大外枠のエアメサイアが悠々とゲートに入る。
ゲートが開く。
先頭を切ったと思ったデアリングハート藤田が先頭を駆けて行くかと思いきや、押える。仕方なしに先頭に立ったのが、マイネサマンサ公営森下。続いてロフティーエイム、コスモマーベラス。18頭フルゲートとなっても、圧倒的な逃げ馬がいない今回、誰もが前へ行くのをためらう。エアメサイア、ダンスインザムードは中段の良い位置につけた。
そして、ラインクラフトは中段後方に押し込められた。

その状態のまま向こう流しへ入って行く。かかり気味のラインクラフト。手綱を引き、押えるヤネ福永。
「あちゃー、はまっちゃったよ。大丈夫か。」

落ち着かない状態で各馬が4角に入った。
長い東京の直線が前に続いている。
先頭に残っているマイネサマンサ
「そのまま、残れ。」
外に出したラインクラフト、エアメサイア。

内からスルスルと中で待機していたダンスインザムードが上がってくる。
丸っきり先週のNHKマイル戦と同じ展開。
外が伸びずに、内が残る。
前日の雨、外の柔らかい馬場。伸びきれない差し馬
1頭おいた内ラチ沿いの少し固めの馬場で前目にいた馬が勝つ。

前のサマンサを追いぬき、内のダンスインザムードが先頭でゴール板を駆けぬけた。

悲しいことかな。
同じ競馬場、同じ距離で行われた先週のNHKマイルカップが予想リハーサルのようになってしまった。この方程式は来年もありうる。覚えておこう。
但し距離が伸びるオークス、ダービーでは外が前を捉えることができるように思う。

勝利した北村騎手。8年目のG1初勝利
1枠1番
1づくしのサインだったな。

ウイニングラン。スタンドの歓声に顔を反対側のターフヴィジョンに向け、はにかむそぶりを見せる。「おいおい、勝ったんだから手を挙げるくらいしろよなぁ。1年生でもないんだから。」

そして所属の藤沢師が、ポケットに手を突っ込みながら手綱を捉え迎える。
「あはは、この偉そうな師には逆らえないよな。いつ見てもサンダーバード顔だ。」
師に遠慮してたインタビューも印象的だった。

しかしながら、G1戦を5週連続させることによって芝の荒れ方もすごいことになりそう。
NHKマイルC→ヴィクトリアマイル→オークス→ダービー→安田記念

一体何が憎くて、東京競馬場ばっかしにG1を集めてくれるんだ。
誰が決めたんだ。あん。
間に1戦ぐらい関西京都でやっても良いんでないか。

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